【1065日目(金)~ 二日目の壁 ~】
こんにちは、ツカマコトです。北海道の宗谷岬から九州の屋久島まで、日本縦断を徒歩で挑戦中の33歳です。
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つぶやき文庫♯1065
〜二日目の壁〜
宿の近くにあった防波堤ドームを見てから、稚内市を後にした。雨が少しパラついていたから、雨宿りと洋食がてらマクドナルドに入店した。そしたらそのお店が、日本最北端の店舗だった。なんかちょっと嬉しい気分。その他にも、最北端の踏切なんかも会って、その辺もしっかりこの目に収めてきた。
歩きだしたら風も雨も緩くなっていて、そこから気づいたら少し空の雲が薄くなっていた。とはいえ曇り空は晴れず、相変わらずスッキリしない天候が続いている。
一時間も歩けば稚内市街地を抜けて、一般道が永遠と長く続いた。その後は見渡す限りに牧草地が続いていて、北海道の圧倒的な広さをひしひしと感じながらがら歩いた。そんなこんなで昼間はほぼずっと同じような景観が続いていた。
残り20数キロとなったタイミングで、分岐地点に差し掛かった。歩き出してしばらくしてから気づいたけど、この分岐が見事に間違っていて、わざわざ遠回りする羽目になった。それもただの遠回り。
何か特別な風景を目にしたわけでもなく、驚くような風景を目にするでもなく、ただひたすらに歩き続けた。気がつけば北海道の風景に対しての新鮮味が消えつつあった。
でもそれは多分、天候のせいが大きい。天候による影響で、どうしても景色がどんより見えてしまう。そうなるとテンションは上がらないし、歩いていても心がキラキラしない。
宿に到着したのは22:30
稚内の宿を出てから13時間後、そのほとんどを歩いた。夜になると寒さもまし、周辺も真っ暗。ただ同じ道、それでいて緩やかな上り坂を歩くだけの時間が永遠とひたすらに続いた。
小刻みに身体を休めながらやっとの思いで宿に到着した。遅くなってしまったのにも関わらず、宿の方が湯船のお湯を沸かして待ってくれていた。温泉ではないけど、これが身体に染みる。明日は完全いオフ日、明日の休息でどれだけ脚が回復するだろう。
【塚真のデジタル写真集】
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