FileMaker Server 13→16の顛末

FileMaker Adovent Calenderの12日目の記事です。

14で開発するのそろそろやめたいなーと思っていたので、現場でFileMakerを使わないこの時期にあげてしまおうと計画。
せっかくだから最新にしたかったけど、まだ10.9を利用している部署があり、利用できるクライアントがバージョン14までなので、14が接続できる一番新しいFileMaker Server 16をインストールすることに決定。

当日の作業の流れを箇条書きしているだけなので面白味も何にもないですが……

現在の環境:
OS X 10.9 Server
FileMaker Server 13
Mac mini Server:HDD×2 (HDD2はTime Machine用)

移行後の環境:
macOS 10.12 Server
FileMaker Server 16
Mac mini Server:HDD×2 (HDD2はTime Machine用)

1. クリーンインストール
本番環境をいきなりアップグレードしたくないので外付けHDDを接続し、そこに10.12をクリーンインストール。


2. データ移行
ここで最初のトラブル。移行アシスタントを使ってデータ移行ができない
旧起動ボリュームはもちろん、Time Machineも選択できない。


3. クローン作成
ディスクユーティリティの復元機能を使って外付けHDDに旧ボリュームのクローンを作成。


4. 10.12をインストール
2度目のトラブル。クローンした外付けHDDで起動し、インストーラーを起動するも10.10もしくは10.11からアップグレードしろとの警告。


5. 10.11をインストール
App Storeから10.11をダウンロード&インストール。


6. Serverソフトのアップデート
Serverアプリケーションは古いバージョンなので起動しない。
ここで3度目。App StoreでOSに対応するバージョンのServerソフトをダンロードし、実行するもエラーが出てアップデートできない。


7. 10.12をインストール
いったんServerソフトの件は置いておいてOSのアップグレードを先行。


8. Serverアプリケーションのアップデート
Serverアプリケーションが起動できないのは他にも事例があるようで、/ライブラリ/Serverの削除で新しいバージョンのServerアプリケーションの起動がやっと成功。
引き継げてない設定など不安はあるが、ユーザなどは残っていたので大丈夫?


9. FileMaker Server 13のアンインストール(1)
新バージョンのインストール前に現行バージョーンのアンインストール
/ライブラリ/Application Suport/FileMakerにあるはずのuninstallerがなぜか14用だったのでアンインストールできず……


10. FileMaker Server 13のアンインストール(2)
FileServerに保管されていたインストーラーを使ってアンインストール
先ほど14のuninstallerだったものが、13に置き換わっていた。


11. FileMaker Server 16のインストール
『保護されていないため開くことができません』エラーががが……


12. パスワード設定
警告が出たファイルにパスワードを設定。


13. 接続確認
自身の端末のFileMaker Pro 14 AdovanceからFileMaker Server 16に接続ができるのを確認。


14. FileMaker Pro 14のインストール
ここでまたトラブル。Serverに接続できないとアラートが出る。
Advanceじゃないと接続できない?と不安になるが仕様上はProでもできるはずなので、Server OSの設定などを見直すも改善せず。


15. アップデータを当てる
FileMaker Pro 14のアップデータがあったので当てる。接続成功!
台数分のインストール&アップデート完了!


16. Time Machine
起動ボリュームが変わり、フルバックアップする容量が足りないので古い日付を選択して削除。
ここで最後のトラブル。 バックアップファイル全消し! まじか!!


これでしばらく運用してみて、特に問題が起きないようなら復元機能で内蔵HDDにクローン作成して完全移行です。
と、思ってたそばからスケジュールが移行されていないのが判明。 旧環境を起動してスケジュールとグループ設定ファイルの保存を実行して設定の保存して無事設定を移行。

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