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#8 「夢のアンハサウェーーイ」:お家決まったよ!

パンツ一丁でその完成しかかってはいない身体をみんなに見せながら部屋で過ごすキミ。オーストラリアから来た、日本風の顔立ちでfriendlyなんだけど、夜になると爆音のいびきをかくキミ。すごくメンヘラ男で、それが例えみんなが寝ている3:00amだとしても、「Alexa, Alexa!!!」って一緒に泊まってる男友達の名前を何度も呼ぶキミ。そしてそれに毎回優しく応えるAlexa。

そう、1週間を過ごしたこの8人部屋ホステルを、私は明日、卒業します。

最初は右も左も分からないまま、家探しの仮宿としか思ってなかったのに、気付けば1番の古株。結局予定より1日多く泊まることになって、それもみんな温かく受け入れてくれて、本当に来て良かったなって思いました。今回はこうして先に卒業するって形になっちゃったけど、これからもお互いに刺激しあえる関係でいられたらいいです。


という冗談はさておき、本日、選ばれ待ちをしていたお家から連絡が来て、入居できることになりました~~!「ヒューヒュー!パチパチパチ!」(あれ、そういえば商社を辞めてすぐに応募したテラスハウスからもバチェラーからも返事が来てないぞ)


ー お家探し、沢山の方にご協力頂き、本当にありがとうございました -


でも、「お家が見つかった」というのは、「契約書にサインしてから」って習ったので、明日ちゃんとサインしてからご協力いただいているみなさまには本報告とさせて頂きますね。


とはいえ、家が見つかるというのはベルリン生活のスタートラインに立てる条件の1つみたいなもの。俗にいう、「副店長補佐 代理見習い候補」くらい店長には程遠いので、引続き、生きることに精一杯取り組んでいく所存です。

ー 人生初の、同棲生活 ー

数人に聞かれたのですが、私が住むお家は、フラットシェアみたいな感じです。水回り(キッチン、お風呂)とリビングは共有で、プライベートな部屋がある形。つまり、明日から、ロバートデニーロ似の(実際会ってみたらロバートデニーロをかなり細身にして髪うすくした感じだったから、もはやロバートではない)57歳自営業のおじさまと1つ屋根の下で生活することになります。私がお借りするのは、彼の18歳になる息子さんが昔住んでいた部屋です。

私、付き合ったらすぐ同棲したいタイプなのですが、まさかここで夢かなうとは。なんかちょっと、ほんのちょっとだけ、切ない。ファーストキス、全然好きでもない人とした時の、あの、感覚みたいな。

でも、商社辞めて9ヶ月間、プライベートな空間が一切なかった私としては、玄関に鍵がかかっていて、ベッドがあってお布団があって、自由に使えるキッチンがあって、バスタブがあって、wi-fiもあって、冷蔵庫もあって、、こんなに恵まれた環境はないです。住む家があること、本当に嬉しく思います。

ー ここでざっくり、この9ヶ月間の住まい紹介 -

・18/9月:商社退社。と、同時に会社の寮も出ることに。

・18/10-11月:居候@永遠の漫才の相方の1Kの部屋。

  内、1週間はホステル&ゲストハウス@熊本・長崎・福岡。

・18/12-19/2月上旬:シェアハウスに荷物だけ置きながら旅。

  内、20人部屋@千葉 (10日間の瞑想プログラム)

  内、親戚の家@ブダペスト、ウィーン。6人の友達の家@ドイツ5都市、ミラノ。ホステル4-8人部屋@ドイツ2都市、オランダ2都市、ベルギー1都市。

・19/2月下旬:シェアハウスに荷物だけ置きながら一時的に実家。(実家は自分の部屋なし)

・19/3月上旬:シェアハウス(大部屋をパーテーションで区切っただけの天井は空いてる半個室なので、生活音・いびきはだだ漏れ)

・19/3月下旬:2人の1LDKのお家に居候。

・19/4月:シェアハウスの1室に友人と2人でルームシェア。

 内、半分は別シェアハウスの友達の部屋や新婚の友達の家で寝泊まり。 

 内、2週間弱は、ホテル・旅館・友人宅@箱根・直島・豊島・和歌山・福岡。

・19/5月:実家。(実家は自分の部屋なし)

 内、1週間弱は、ホテル・ゲストハウス@京都・和歌山・湯河原。 


今考えてみたら、ヨーロッパ旅行の時にゲストルームに泊めてくれた数日はプライベート空間がありました。あと、ベルリン到着してから3日間の熱で療養してた期間(笑)漏れてるのもきっとあるから、本当に沢山の方にお世話になった9ヶ月だったなあ。とてもとてもありがたいです。

ただこうして遊牧民生活をやって分かったことは、「プライベート空間のあるいつでも帰れる安全な物理的な場所」は常に欲しいなあということ。

理想は、①東京、②鎌倉とかその辺、③日本の島かどこか、④ドイツの好きな都市、⑤アメリカの好きな都市、に拠点があって、自分の気分で行ったり来たりすることだなあ。なんか、なんとなく叶いそう。


です!!!!


ー ここで、告白 -

実は昨日心が疲れてたんだけど、その原因の1つに、「ブログをおもしろく書かないといけない!」という、得意の、期待に応えないといけないマンのエゴ病が発症してました。残念すぎる・・・・ってか、シュールすぎる。だれにも頼まれてないのに・・・ね。ちょっと心が恋煩い気味で弱っていたので、日常の面白い話が全く面白く感じなかったわけですね。精進します。

ってことで、別に誰に向けてでもなく、自分の思ったこと書きます。

※そうすると、おのずと宗教観のでるポエマー的なブログになります。

ー 久しぶりの美術館に、心洗われた話 ー

こういう、空間の中に首がただおもむろに置いてある、シュールな感じがたまらない。

建物の中央に張ってあった、巨大クモの巣。

Exhibitionのタイトルは「They died laughing」


そうそう、やっぱり、人生一番はユーモアなんですよ。だからやっぱり、結局、このブログは面白くしていきたいです。

それではみなさん、良い週末を。


P.S.

ベルリンに移住している日本人が増えている!っていう割に、日本人1人も見なかったので、みんな自分の生活をしながら、ギリギリのところで私にばれないように頑張って隠れてるのだろうと思っていたここ2週間弱。いつものカフェに行ったらすぐいました日本人。声かけなかったけど。

そろそろ愛情表現ができる相手がいないと、心が苦しくなってきたヨ!それもこれも、全部、親友が出発当日のお見送りの時に貸してくれた、『スプートニクの恋人/村上春樹』のせいだ!

Berlinにてオープン予定の、日本食「ごはん」がでる、くもん教室併設cafeの、大切な大切な資金にさせていただきます💗