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日本発、世界へ!Manga de Japan【吉良式発想法&視点】

どうもどうも、吉良です。

日本発、世界初のマンガデザインで世界中の笑顔をプロデュースする、日本発、世界へ!をテーマにしたプラットフォームManga de Japanがいよいよ本日(9/26)リニューアルオープンしました!

緊急事態宣言下、都道府県の移動すら制限されたとき、「僕はいろいろな地方に行ったことはあるが、その地域のごく一部すらまったくわかっていない」ということに気がつきました。

では、地域の情報を誰が一番知っているかを考てみると、それはそこに居住している人達に他ならないと思いました。だとすると、その地方と居住者にしっかり根付きつつ情報の精度がもっとも高いのは地方新聞社の情報力だ!と確信しました。

今こそ地方新聞社の地域情報を集約してアーカイブするときが来ている。だからこそ、地方新聞社ともっと交流すべきだ、と電通時代から一度も考えたことがなかったことに閃きました。まさに雷が落ちるような閃きを。

その閃きが生まれてから企画をプロデュースするまでを今回は書いていきます。

【1】新SF3.0構想

マンガデザイナーズラボは新型コロナウイルスを言い訳にしない、逆転の発想として2020年4月、まさに最初の緊急事態宣言中に「新SF3.0構想」を掲げました。

コロナ禍によってインバウンドがほとんど見込めなくなってしまい、東京2020オリンピック・パラリンピックでのインバウンド需要を見越した戦略やインバウンド消費に合わせた日本文化の発信等、日本オリエンテッドの戦略はリセットされてしまいました。

このリセットされた状況を「1から戦略を考えるチャンス」と捉え、「新SF3.0構想」を考案しました。

SFといえば「サイエンスフィクション」ですが、マンガデザイナーズラボの「新SF3.0構想」のSFは「サスティナブルフューチャー」、持続可能な未来という意味です。我々が大切にしているSDGsに近い考え方です。

「新SF1.0」は内需拡大(県⇔地域)
「新SF2.0」は地方創生(都道府県)
「新SF3.0」はインバウンド(世界)

2021年10月から緊急事態宣言が解除され、国は経済の復活を目指していくと考えています。それまでに、「新SF1.0」の内需拡大、つまり日本の地域(都、道、府、県)別戦略の地固めがより強化され、それによって経済が徐々に復活して各地域が成長し、「新SF2.0」の地方創生が改めて動き出すはずです。まさに連動していきます。

都道府県が再び活力を取り戻した頃、おそらく隔離期間の短縮等により、訪日観光客の流入の復活が見込めるようになり、「新SF3.0」のインバウンド戦略が一気に展開してゆくという想定です。

そこで、まず我々は県を越えた移動の活発化への戦略を考えました。その時に出会ったのが地方新聞社の方々でした。

【2】地方新聞社との取り組み

「新SF1.0」の内需拡大、「新SF2.0」の地方創生にあたり、現在は地方の情報に大きな魅力がある時期といえます。僕はその情報力は地方新聞社に在り!と考えました。

真っ先に実施した北海道新聞社広告局との打ち合わせを通じて「マンガデザイン×地方新聞」の可能性に自信を持つことができました。

そして、栃木県の下野新聞社営業局と「#地味にいい栃木」第二弾の企画として、15段広告や縦スクロールマンガを3月まで制作していくことが決まりました。

栃木県の課題は何といっても「都道府県魅力度ランキング2020」で全国最下位となってしまうほどの魅力の伝わっていなさです。

栃木県にはとちおとめや宇都宮餃子、佐野ラーメン、日光東照宮や那須高原、中禅寺湖など魅力はたくさんあるのに毎年最下位争いをしてしまっているのが現状です。

下野新聞社営業局が持っている栃木の情報を日本全国、世界に広めることができれば「都道府県魅力度ランキング」の最下位脱出だけでなく、上位進出を目指せる力を栃木県は持っていると思っています。

早速、9月23日(木)にJiMMY&けんこのTOCHIGI探検記のプロローグ編が掲載されました。画像をクリックするとプロローグマンガをご覧いただくことができます。

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(2021年9月23日 下野新聞 掲載)

そして本日、9/26(日)に「JiMMY&けんこのTOCHIGI探検記」の本企画第1弾となる15段広告が下野新聞に掲載されました。

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(2021年9月26日 下野新聞 掲載)

これは下野新聞に掲載されたものですので、栃木県に住んでいて下野新聞を購読している方しか見ることはできませんし、他の都道府県の方には見ていただく機会はほとんどありません。

栃木県の地方紙・下野新聞のウェブサイトである「下野新聞SOON」では連載マンガをどの都道府県の方も世界の方もご覧いただくことはできますが、今、僕が紹介をしなければ知ることはなかったと思います。

折角の情報を世界はおろか、日本全国に広めることも難しいのです。

将来のインバウンドに向かう切り札は地方新聞のもつ地方情報だと思っていますが、このように地方情報は新聞もそのウェブサイトも地域を出ていくことがないため、今のままでは多くの方に見てもらうことができません。

これでは、インバウンドへの展開が広がりません。地方新聞が自分の地域だけに発信していたものを日本全国、世界にネットワークによって広げることが必要です。それには、発信するためのプラットフォームが不可欠となります。

地方新聞社の現状、我々の地方を応援したい思い、若者対策、それらが重なって新しい企画が生まれました。

【3】日本発、世界へ!Manga de Japan

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早速マンガをご覧いただきましたが、下野新聞の事例でもおわかりのように新聞をただ電子化をするだけでは地域外の多くの方に見てもらうことは困難です。そのため、日本全国、世界に発信するためのプラットフォームが必要となります。

そこで、我々マンガデザイナーズラボは2017年よりインバウンドサイトして展開してきたManga de Japanを日本最大級の地方創生&インバウンドメディアとして大幅リニューアルすることを決めました。

Manga de Japanを、全国の企業や地方新聞社、各都道府県が持つ「情報コンテンツ」と弊社の「マンガデザイン」を掛け合わせたプラットフォームとすることで「新SF3.0構想」の実現にもつなげていきます。

情報をマンガデザイン化することで、アーカイブした情報を常に世界に向けて発信しておくことができます。これが、真のデジタル化ではないでしょうか。

地域をまたいで来訪していただきたいのは海外からの観光客はもちろん、若い人々をはじめとする日本人です。日本を好きになるサイクルを継続的に創っていくことが今後重要になってくると考えています。

インバウンドが復活する直前である今、まずは日本人向けにManga de Japanをリニューアルし、日本各地の魅力に触れていただいたり、地域をまたぐ移動が解禁された際の各地の活性化に貢献できるようなプラットフォームを創り、地方新聞社をはじめ全国を応援し、共に成長していきたいと考えています。

リニューアルした「Manga de Japan」に搭載した「マンガデザインまちがいさがし」についてはこちらの記事でご紹介しています。
是非、合わせてご覧ください。

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