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反比例する〝夢見た私の現実〟と〝38歳の私〟

時折、ふと気を抜くと、涙がポロポロ落ちることがある。

今日は私が全身全霊で走ったバンドのスタジオだった。
当時、高校生でMTRを覚えた私は自分で曲が作れる面白さにかまけて睡眠も学校もそっちのけでこのバンドに注力した。
Mac(スケルトンのやつ)を買ってもらって、色んなことが自分で出来る嬉しさに、ホームページを作ったりして(一から)気がつけばいつも朝寝て昼起きる生活してたな。
そりゃあれだけ本気で頑張れば〝あれくらい〟は行けるでしょうて。(当時のバンド)
それ程に無我夢中で。
バンドメンバーにも言いたい事はハッキリ言えたし
わがままも言えた。

このまま私は音楽と共に生活をして
いつか結婚して子供も産まれて
家族でバンドなんてダサい事しちゃったりなんかして!

とか、ね。

ふと、
『あ、わたしこんなはずじゃなかったんだ』
と、思う瞬間もあれば

まるで全てが昨日の事の様なので、年月が過ぎている事に何も実感が湧かず
まだまだこれから何をしようか、と思ったりしている。

今日スタジオでゆっくりめな曲をやるとき(いうてもミドルくらい)口と手と、心はどこか遠くに行ってて
そんなくだらない事を考えたりしていた。

人と比べるのは嫌やけど
『ああ、この人は家庭もあって、ステージもあるんだな、私は今何をしてるんだろうか。』
と。

貯金もない。
車もない。
技術もない。

一般的な38歳とは比べたくもないなあ。

もうすぐ、10ヶ月。
そんな気持ちを前向きに考えられる場所や、人達を教えてくれた大事な人がいなくなってから。

もう、たまにしか思い出さなくなってしまった。
LINEも下の方になってしまったよ。
会えない日々が当たり前になってしまった。

あんなに楽しかった日々が、もうこないんだな。
会いたいな。

今日会ってる人が突然、いなくなる恐怖と不思議が
私の人付き合いへの壁を作ってしまった。

いつ死ぬかわからないから沢山会って笑おう!

って考えにいつかなれたらいいな。


いかんいかん!
いつも前向き過ぎる超ポジmeさんが変な方向に向かってる!


もう、めくれなくなったアンディウォーホルのカレンダーを宝物に。
また、いつか、一緒に行こうな!

ああ
あいたい!
ドッキリじゃないんかな!


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