告白って?
話したいことほんの少しだけ。
告白とは、定義上
相手に好意を伝えること
アセクシャルでは無い方からすると、御相手さまにもよるとは思うが、とても嬉しいことなのかもしれない。ただ私には理解ができない。
だからこそ事件はおきた。
以前、思ってもみなかった相手から告白をされたことがある。
私はその時、親しかったこともあったので、自分アセクシャルだ、恋愛について興味が無いんだということを打ち明けた。
その時は「アセクシャルって?」的な感じの対応をされたので私は「簡単に言うと性的関心がない」ということを話して、その場面は終わったのだが、
後日「改めて話がある」ということ。
恐怖心で一杯だったが、話を聞いてみると「僕なら大丈夫、僕なら変えられる」と言い出すので本当に驚いた。
例えるなら、黒鉛筆に対して「色々な色を出してくれ!」みたいな事だ。
例えるのはとても難しい、あまりしっくり来ない。
まず何を持って、なんの根拠でそう思ったのか
そもそもなんでそこまで「付き合う」という行為をしたいのか
私には到底理解できないであろう。
この事件以来、告白をお断りする時は
「気になっている人がいる」「付き合っている人がいる」という風に誤魔化している。
ここからは余談になるが、
アセクシャル自体は別に
「病気」でも「症状」でも「不良品」
でもない。
何も悪いことではない。ただ多くの人間が持っていることに対して「興味が無い」だけなのである。
だからもし、身近にアセクシャルの方がいらっしゃる場合に「可哀想」とか「病院行ったら?」という安易な発言はやめて頂きたい。まず、その方は勇気とか自信を持って貴方に、自分はアセクシャルである、とお話されたことを前提として考えて欲しい。
そして本人はその事自体に苦には感じていない場合がほとんどである。寧ろその発言でその方を傷つけてしまっているのがほとんどだ。だからこそあまり公にはできないのである。
もし苦を感じているなら、アセクシャルだという本質ではなくて、それは理解されないということではないだろうか?共感脳が多いと言われる日本人ではあるが、そこまでこの話を理解できる人は居ないのではと感じる。
アセクシャルについて理解が進んでいない、なんて記事をよく見るが、正直それでいいと思う、そこまで多くは望まない。
ただ、そういう人がいるんだってことを少しでも広められたらなとは思う。
今日はこのくらいにしておこう、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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