見出し画像

「生成AI✖️猫」の世界初の催しに行ってきましたという世界初のレポ記事

 どうも。久保です。キャプションは蟹。
 今日クソほど寒くて本当にキレそうだったんですが、近所のコンビニ行くノリでサンダルでした。そりゃ寒い。

 で、今回は記事タイトル通り実際に行ってきましたというレポです。正直あまり気は進んでなかったんですが、現地の温度感も知りたいし絵描きにとって最悪の未来を想像するふんわりとした覚悟を抱きつつ、行ってきました。
 食べてもない料理をまずいと言いたくないし、見たことない映画を貶したくないので。
※久保は生成AI規制にゴリっと思想が強いので、そうした色眼鏡ありきです。
※あくまで個人の感想です。
※サイズ感は自分の手の大きさとかを記憶したガバガバ採寸です

https://x.com/parco_ikebukuro/status/1760482494091341994?s=61&t=DWI1eeE5fpkFJaNdMy4mtQ

例の宣伝ツイート

いきなり結論

 金と時間使ってまで行く価値は正直ないです。マジでない。
 少なくとも僕は「時間と金無駄にした」と思いました。
 現場にいたのはメモや写真など含めて20分程度。迷子30分。
 以下理由。

やる気皆無の発表

 写真撮影OKだったので、撮ってきました。

ドンッ!
(一枚あたり縦横約30センチのほぼ正方形)
ドンッ!!
(同上)
ドンッ!!!
(縦80センチ横50センチくらい)

 以上!!!!!!!!!
 ……これ、いくら生成AIで出したとはいえ作者もこんな扱いで嬉しいか?
 モニターの展示物に関しては最初に作者名とQRコードが表示されて、数秒ごとに画像が縦にスライドするだけ。

 気合い入れたグループ展とかでもないので作者本人が在廊しているわけでもなく、何をどう考えて出力させたのかも聞けずに、ただのっぺりと絵が出されるだけ。
 クソデカパネルくんに至っては一枚一枚同じサイズ感なんで、マジでおもんねえ。そこは多少力学働かせてもいいからパネル内でもグッと大きい絵をドカンと持ってきてくれてもいいんじゃないなかとは思いました。平等と書けば聞こえはいいよね。
 併せて絵の境界線も引かれていないので、バカクソに見にくい。何したいん?
「パルコ池袋が推す『これから絶対にクる激エモクリエイターはコイツだ〜!』」みたいな特集をちょっとだけ期待したけど勿論もなく、上記写真3点でございます。
 一応女性スタッフさんもいて、高校生くらい?の女子二人が「かわい〜」って足止めている際は「このクリエイターさんは女の子と猫ちゃんのタトゥーの絵がテーマなんですよ」と話しかけてけた。
 パルコのショバ代も安くないとはないと思うのに、なんでこんな杜撰かつガバガバな発表をなんでやったんだろうと考えると、一個の仮説が浮かんだ。

(若い)画像生成AIユーザー、増やそうとしてね?

 これだと思う。
 オリジナルのエロ同人描いてお金稼いでいる僕の友人ですら、僕が話すまでパブコメを知らなかったという身近な事例があった。未だ生成AIに関するあーだこーだは広く世間に普及しているわけではない。オリジナルで金稼いでるエロ同人作家ですら知らなかったんだから。
 現地で一瞬でも足を止めてもらって、興味を持って貰えばしめたもんだ。あとはゆっくり、「未経験なキミでもこんな可愛い絵がすぐ出せるようになるよ!」と耳元で囁くだけでいい。「可愛い」と「おしゃれ」に目がない若人(男子も含むよ)は、リスクやそのデータがどこ由来なのかは正直どうでもいいだろう。環境が揃えばポチッと押す。
 中高生の僕なら押す。なぜ断言できるかといえば、現状としていい年した大人たちがこぞってポチポチしてるから。
 そう考えると展示手段が雑なことも納得できる。別に一個一個作品として成立させなくていいもん。
 とにかく何か一点目に着かせて、興味を惹く。「これね、AIで描いたんだよ!(正確には描いてない)」と興味のフックさえ残して「へ〜! AIなんですね〜!」と返事をもらっておけば、ここから生成AIが劣勢になった時も「こんなにも沢山の若い子達が興味を示しているんですよ!? その子たちの未来を奪うんですか!? 私たちは数々の発表の現場を通して興味を持ち始めた若者を知っています!」と涙ながらに若人を盾にすればいい。きったねえ〜〜〜〜〜〜〜。
 なんでそこまで邪悪なことを邪推で書けるかといえば、俺ならそうする。
 上記を踏まえるとパルコ池袋のエスカレーター横とかいうクソ狭空間で行ったのかも説明がつく。若者からの支持や興味が欲しいから。併せて混み合いやすいので(実際少し往来に苦労することはあった)、混雑を待っている間に上記の画像に目を向かせることもできる。
 駅から歩いて15分のゆったりとしたレンタルスペースで凝った展示をやることは、彼らにとっては時間と金の無駄。
 流行や煌めくものへの興味津々な若人をとりあえず囲んでおく。戦略としては間違ってないと思うけど、こう、なんというかもう少しなかったんか?とは思う。
「世界初!?」という割とデカめな枕詞を据えていながらあのスッカスカ具合も、とりあえず「世界初」のバッヂが欲しかったんだろう。そう考えると、発表の仕方や演出を練る余裕なんてない。えいやで出せば事足りる。

結論

 結局「なんで作ろうと思ったか」とか「背景」とか「タイトル」すらなかったんで、貴重な時間とお金使っていくものではないかなー。
 あと、猫を盾にしてる感すげえよな。犬派だけど許せねえよ。

補足

 クリエイター、一応存在するらしいです。名前の一覧としてあったので、シェアしておきます。

ドンッ!!!!

 以上。寒さには気をつけろよ!

サポートしてくださったあかつきには、僕のご飯が少しグレードアップします。あと画材や絵の本に使いたいです