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日々の掃き溜め

どこまでも続いているようで、どこかで途切れてしまうこと。側にありすぎて見過ごしてきたこと。その断片に目を向ける。

いつもより少し五感を研ぎ澄ませる。
木の葉の擦れる音、小鳥のさえずり、光の行方。

忘れることはなにも悪いことではないけれど、思い出すことも無いのならせめて心が動かされた瞬間だけでも残すことは大切だと思う。

手に収まる分でいい。
見える範囲をちゃんと写す。
最近はそういう気持ちで写真と向き合っている。

重ねた日々を古雑誌みたいに眺める日もやってくると不思議な気持ちでいる。いまはその流れに身を任せて撮り続けたい。

(写真/LeicaM6.PENTAX67)

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