短歌「祭り」連作

遠花火書架のかげにて怯えけり 享楽的な人らを妬み

喧騒も終わりを予感させるから 未来を話そう口約束でも

幻想は微塵も現に現れず アスファルトには無秩序があり

決められた長方形を流転する僕らの末路みたいな緋色