未経験アラサー主婦の、転職活動テクニック
こんにちは!
前回、転職活動記録の記事を書いた際、かなり反響をいただいて、自分でもびっくりしました。(ありがとうございます!)
今回は、前回の続編というか、おまけという感じで、転職活動に関しての小ワザや、見落としがちだけど大事なことなどをまとめてみました。
これから転職活動をする・すでに活動しているひとの参考になれば幸いです!
●3つの問題
最初は気がつかなかったのですが、転職活動をすすめちくうちに、3つの問題に気がつきました。それは、
・ポートフォリオに注力しすぎ問題
・意外と自分のことわかってない問題
・求人サイトの登録ちょーめんどい問題
です。
ひとつずつみていきます!
▷ポートフォリオに注力しすぎ問題
これはデザイナー転職者に、とくに未経験の方にとって避けて通れない問題です。ポートフォリオの提出は絶対ですし、合否を左右するものになるので当然熱が入りますよね。
もちろん熱を入れなければいけないし、ちゃんとしたものを作らなければいけません。しかしポートフォリオ作りに注力するあまり、その他の「準備」に意識が回らず、結果的に準備不足になってしまうのは勿体ないと思います。
わたし自身、渾身のポートフォリオを作り終え、燃え尽きてしまい、その他の自己分析や面接対策が疎かになってしまった部分がおおいにあります。
ポートフォリオ作りはもちろん大事!それと同じくらい、書類の作り込みや、いわゆる「キャリアの棚卸し」、面接対策などもしっかりやる必要があります。
▷意外と自分のことわかってない問題
ポートフォリオ作りに注力しすぎるあまり、自己分析が不十分が故に「自分のことをよくわかってない状態」で面接にのぞんでしまい、しどろもどろになってしまったことがよくありました。
「自分のことは自分が一番よくわかってるし」とかって思っていても、案外わかってないもんです。
じゃ自己分析てどうしたらいいの?って感じなんですが、わたしはとりあえず紙にだーっと書き出して言葉を整理する練習をしました。
たとえば、面接で聞かれるであろう「どんなデザイナーになりたいか」という質問に対する自分なりの回答。
ちょっと字が汚いのでアレなんですけど笑、自分なりに「デザインとは?」っていうところから思いつくことをとりあえず書いていって、最後うまくまとめる、みたいな感じです。
ほんとはもっと色々できるつよつよデザイナー(WebもDTPもイケる、イラストも描ける、コードも書けるしSEOやマーケティング的なことも全部できる!✨)になりたかったんですが、ちょっと夢見すぎ感があるのでまずはデザインに関してのことをまとめました。
アナログなやり方ですが実際に手で書くと頭も整理されるししっかり言語化できるのでオススメです。
▷求人サイトの登録ちょーめんどい問題
求人サイトってサイト独自のフォーマットがあって、全部しっかり入力するのほんと面倒じゃないですか?しかも文字数めっちゃ多いし「え?そんな入力しなきゃダメ?」ってなるんですよね。
なのであらかじめ、職務経歴書に書いてあることを、求人サイトの入力欄の推奨文字数にうまくハマる感じで編集して、テキストで用意しておいて、求人サイト登録時はコピペで完了するようにしました。
そのテキストはスマホでもいじれるようにしておいて、出先でも登録できるようにしました。ほんとね、出先でindeedとか見てて「あ、この求人いいな、あ、でもこのサイト登録してないわ…帰ったらPCから登録しよ」って思ってもね、100%やらないんですよ。わたし。
●その他に実践したこと
その他、実践してみて便利だと思った小ワザをご紹介します。
▷書類データはスマホでも編集できるようにする
「履歴書と職務経歴書のデータを送ってください」と、企業やエージェントから言われることがよくあります。そんな時データがPCにしか入っておらず、出先でPCがない時「家帰ったらやろう」と思って忘れちゃう、みたいなことにならないよう、データは常にPCでもスマホでも編集できるようにしておくと無敵。
わたしはpagesで書類を作っていたので、iPhoneにも書類データを入れておき、提出を求められたら日付と志望動機を書き換えてサクっと送信してました。ネットプリントを使えば印刷もできちゃうのでハイパー便利だと思いました。
スマホに入れておくっていうかiCloudとかGoogleドライブに入れておくのがイイですね、わたしはそうしてました。
▷紙のポートフォリオは複数用意する
面接が増えてくると、紙のポートフォリオを提出することも多くなります。
郵送で提出したり、面接時に「預からせてください」ってなったり。
そんなとき「うわ、明日も面接でポートフォリオ持っていかなきゃなのに今日提出しちゃって手元にないよ!」ってならないように、2冊以上用意しておくのがイイと思います。提出しても返ってこないこともありましたし…。
ちなみにポートフォリオの印刷はセブンがオススメです。ローソンやファミマとは雲泥の差です。履歴書用の写真も同様!ほんとセブン様には大変お世話になっております。
▷履歴書用の写真はコンビニで印刷する
履歴書用の証明写真て写真屋さんで撮るとなんだかんだで3,000円近くするし意外と枚数使うし結構高いんですよね。かといってその辺にある700円くらいの証明写真で撮るわけにもいかないし。
で、最近知ったんですけど、コンビニの履歴書プリントって、データがあれば200円で4枚印刷できるんですよね。写真屋さんの1/4ですよ‼️75%オフ‼️
さらにもっと安く抑えるには、証明写真を「写真サイズ」で印刷するのがオススメです。
Photoshopで「写真L版」サイズのファイルを新規作成し、そこに履歴書用の40mm×30mmにサイズ指定した証明写真データをめいっぱい配置します。
8枚配置できました。これがコンビニだと30円で印刷できます。無敵!
わたしがこの写真を撮った写真屋さんは、履歴書用写真4枚が1,600円、画像データのスマホ送信が+1,000円、焼き増しが4枚850円でした。
全部合わせると3,450円です!履歴書8枚に3,450円!
しかし、写真屋さんで撮影+データのみなら2,100円、自分で加工してコンビニ印刷だと、8枚で2,130円です!1,000円以上節約できました!
履歴書って、応募の時だけじゃなくてエージェントに登録する時など意外と必要なこと多いんですよね、削れる経費は削っていきたいところです。
●面接時に実践したこと
いざ面接。面接の際に意識して実践したことをご紹介します。
▷あえてちょっとオシャレしていく
これは賛否両論あるかもしれないのですが、面接時にはほんのちょっとオシャレして行くようにしていました。
理由としては「オシャレしてるからって落とされるならそれでいい」と思ったから。なんか厨二っぽいですが笑、「面接なんだから、黒いスーツで、アクセサリーもつけずに来るのが常識だろう!」みたいな、古くてカタい考え方の会社だったら、落としてもらったほうがいいな、というのがわたしの考えです。
さすがにそんなにゴリゴリに着飾ってはいきませんでしたが、濃いグレーか黒のパンツスーツ、インナーは白のカットソー(シャツは動きにくいから嫌い)、華奢なピアスと気分でネックレス、髪は1つに束ねて、カバンとパンプスは黒のスタンダードなもの、という感じ。
特にやっぱりデザイナー志望なので、就活生みたいなビシビシな感じでは逆に「大丈夫かな…?」と思われてしまう気もします。
余談ですが、意外と面接では「私服で来てください」とは言われなかったですね。アパレル業界じゃないからか。
▷聞きたいことは遠慮なく聞く
これも上記同様、「聞きにくいことを聞いたことによって落とされるならそれでいい」と思ったから。具体的には
・産育休の取得実績はあるか
・小さなお子様がいる家庭の方はどのような働き方をしているか
・副業の可否
・平均的な残業時間
などなど。やはり産育休がらみのこと気になるところだったので聞くようにしました。
▷自分の状況をちゃんと言う
とくにわたしの場合は母のことがあるのでなるべく言うようにしました。
訓練校の就職担当の先生には、「大事なことだけど、それを言ったことによって不利になる可能性は高いから、あえて言わなくてもいいパターンもあるよ」と言われたし、確かにそうだと思うのですが、いざ入社して「聞いてない!」ってなるのもいやだなあ…というのもありました。
実際結構イイ感じで社長面接まで進んだ会社があって、社長面接の時に母の話をしたら結構怪訝な反応をされてしまい、結果不合格でした。
不合格だった明確な理由はわかりませんが、母のことが理由で不合格だったのなら、全然それでイイと思っています。
▷不合格理由を教えてくださいとお願いする
靴デザイナー時代に面接に来た人が、「もし不合格だった場合、理由を教えてください!どうしても靴デザイナーになりたいので、不合格だった場合は自分に何が足りないのか知りたいんです!」と言っていて、社内でその熱意に感動していたことがありました。
ネットで調べるとこれも賛否両論あるのですが、面接時の雰囲気などで判断し、聞けそうな時は聞いていました。聞き方は上記の文言ほぼそのまま。不合格通知か来た時ではなく、面接時に聞いていました。わりと普通に丁寧に教えてくれます。やっぱり理由を知ることで納得できるし、スッキリした気分で次に進めるし自分の糧になるので、聞けるなら聞いた方がイイと思いました。
●最後に
これは就職担当の先生の受け売りなのですが、「未経験での転職の場合、技術的な部分では圧倒的に不利なので、人間性や、将来のビジョン、ポテンシャルで勝負するのがカギ」だそうです。
どんなにポートフォリオを作り込もうが、技術と経験は、当たり前ですが経験者には勝てません。(作り込むのは大事だけどね!)
冒頭にも書いた通り、ポートフォリオに注力しすぎるあまり、自分の人間性やポテンシャルをうまく整理できずに、面接でも伝えることができずにうまくいかない、ということは結構あるあるなのだそうです。
かくいうわたしも、こんだけ偉そうに記事書いてきましたけど(笑)、自分自身のプレゼンがうまくできなかったのが、内定をとれなかった大きな原因なんだと思っています。
この記事に書いた自己分析とかも、ほんとは活動のほぼ終盤で実践しはじめたので、そのころはもうなかば諦め半分だったし笑、ほんと、もっと早くからちゃんと自己分析できてたら、面接ももっと自信もって行けたし、いい結果も得られたのかもしれないと思っています。
なので未経験で転職中のみなさん!!こころしてきいてください!!!
技術は現段階ではどう頑張っても経験者には勝てません!ポートフォリオもこちらが思ってるほど企業の方はちゃんと見てくれません!!それでもポートフォリオは今あなたが出せる最大限の力を振り絞って作成してください!
そしてそれ以上に自己分析と将来のビジョンなどを明確に描いて言語化してください!「このひと、なかなかスゴイもの作れるな」と思われることよりも、「このひとと一緒に働きたいな」と思われることを狙ってください!!!
以上、わたしのちょーキビシイ転職活動を経て得た小ワザと後悔の懺悔でした。笑
本当に、同じ道を目指す人の力になればと思うので、どうか企業の採用担当の方、現場の方、この記事をイイと思えば拡散してほしいし、逆に「これはちょっとダメだよ」と言うのがあれば、ダメ出しも含めて拡散していただければと思います。
転職中のみなさんに幸あれ🌻
今回もお付き合いいただきありがとうございました!!
いいんですか!?