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空想アニメーション第1弾『DISTOPIA -ディストピア-』(LinerNotes)

こんにちは、大貫理音です。
先日の新譜記事に『いいね』してくださったりご拝読いただき大変嬉しいです。
そんなわけで、前回ちょびっとお話に出した『第1弾』についてご紹介します。
引き続き制作もしていますアピールをする時間がやってまいりました。どうぞ最後までお付き合いくださいね。

なお、コンセプトがっちり企画のCD第2弾は今月末4/28(日)開催の音系同人即売会M3にてリリースします。

▼M3については公式サイトへどうぞ。
http://www.m3net.jp

今回も試聴を貼っちゃいますね!全曲クロスフェードでお送りします。

空想アニメーション企画』というのは「こんなアニメがあったら観たいなあ」という設定でキャラクターとストーリーを作って、その架空のアニメーション作品あたかも放映していたかのような勢いサウンドトラックを作るという、いわゆるやらかし放題俺得企画です。
しかも我々がリリースするCDに収録されるインスト曲はすべて使用フリー素材。個人利用に限り動画やボイスドラマ、ゲームなど自由に使っていただけます。カラオケもフリー公開ならば連絡なしでガンガン自由に使っていただけます。サンプルとか。万が一商用利用の場合は事前にご連絡くださいね。(過去作品の第1弾もまた追ってご紹介します)

なお重ねてお知らせいたしますがこちら旧譜でして、昨年の春、ちょうど一年前にこの季節を通った夜に(かどうかは今となっては定かではありませんが)完成しました。平成の名曲を盛り込んでみましたがいかがでしょうか。(いかがなものでしょう)

▼ストーリー

これもざっくりいうと、最初からクライマックスな物語。メインキャラクターは可愛い女の子がふたり。(のちに殺し合う運命付き〜☆)
どうですか?暗いですか??根暗???(聞いちゃう)
わたしのような根暗が設定つくるといつもそんな感じです。ハッピーエンドがめっちゃ少ない。第二弾の『REGRET』も大団円ではあるものの主人公が負けるのが前提だし。手枷足枷の重荷を背負わせる達人と呼んでください。根暗です。(大事なことなので三回目)

そんなこんなで個人的にバッドなエンドが好みの傾向なのですが(ほら根暗だから〜4回目)、そういえば自分が作品をみるときって実は結末を知ってから観ることが多いです。映画の口コミとかガンガンに読みまくってから劇場へ足を運ぶか決めています。つまりビビり。それも最強に。怖いものみたさが勝る系ビビり

ほら推理系のものもオープニングに犯人わかる作品ってあるじゃないですか。あれ大好物です。好き。安心する。こいつか!こいつが犯人か!じゃあどうしてこうなった!みたいな、結末へのわくわくより物語の設定や導線の作り込みなんかに重きをおいているようです。たぶん。(いま気づいて考察してみた)

……はっ。気づいたらまた前置きが長い仕様を発揮しておりました。(語りたくなっちゃうっていうこの気付きも含めて次回記事に活かします)
詳細は割と特設ページに表記しているのでご覧くださいませ。(投げた。このひと過去に投げたよ)

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▼キャラクター

メインはふたりの女の子。

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これも特設で詳細を語っているのでどうぞ〜(投)

<特設ページ>
https://mecanbaco.net/baob/distopia/

▼制作スタッフ

そんな感じで、今回も独断と偏見によるご紹介をお送りしちゃいます。

◆制作:back alley orange box.

先ずは制作ユニット『back alley orange box.』の説明を。
企画レーベルの『屋根裏ひみつ結社』所属で、作曲家のワロキと何でも屋さんの大貫りちゃがふたりで「楽しいことするー!」という思いつきでいろいろやっています。今回は「アニソンつくりたい……!!!」という野望が具現化しました。
音楽家のふたりなので、基本的には音楽にまつわる企画が多くなっていますが、お料理イベントから遊びまでジャンルは問わずに挑戦しています。(何か楽しそうなことがあったら何でもお気軽にお誘いくださいね。飲み会とか鬼ごっことか)

◆音楽:ワロキ

ユニット代表は作曲家のワロキ。今作の歌唱曲からBGMの作編曲とミックス、マスタリング、音声データの編集など音関係全般を担当。ギター演奏とDTMのほか動画ツールをいじったり描画ツールをいじったりと好奇心旺盛なクリエイター。
ギタリストとしてバンド活動をはじめ、完全に独学で仕事をするまでに到った努力家。でも本人は何事にもあっけらかんとしているので頑張るというより常に楽しむことに勤しんでいていいなあと思います、その生き方。(生き急ぐ系暴走列車なわたしと正反対)

ついで恒例行事になってきたワロキ先生による安定の黒歴史サンプルをさりげなく晒しときますね!

(ちなみに某月のプリンセス的な美少女戦士らしい)

◆企画・編集:大貫りちゃ

そしてわたくし大貫理音こと、りちゃ。(大貫りちゃは作家業とは別に歌など自分自身がコンテンツの前に出るときに使う名義です)
企画、ストーリー、キャラクター等の立案やキャスティング、PR、デザインなど全般の制作管理を担当。クロスフェード音源などの波形編集は得意なのでワロキに代わってやります。愛用ツールはAbleton Live。今作ではメインボーカルを務めています。素敵なゲストボーカルさんもおりますがりちゃ成分多めでお送りします。

ちなみに第一弾で「自分のボーカルより好きなボーカルさんで聴きたい……」というわがままにより第二弾からはゲストさんが多めになりました。言い出しっぺ権利を行使した限りなく気ままな制作コアメンバーです。

◆作詞:高梨みず さん

このお方も前回の第二弾からのご紹介になってしまいましたが、改めてこの空想アニメーション企画ではなくてはならない方!
何事にも柔軟なご対応くださるやさしい作詞家、高梨みず先生。(テキスト流用)

光栄なことに高梨さんとは好きなものがかぶるので、ふたりで制作会議をしている光景、それはまるでドラえもん二人でポケットから無限にアイテムを取り出して「これでもか!これでどうだ!それもいいな!ああああ!決まらない!」っていう場面を想像してください。(読み手の想像力に頼りきり)そんなふたりが大好物をギッチギチに詰め込んだのが、今作『DISTOPIA』。

余談ですが、作品タイトルとスペル違いの主題歌タイトル『DYSTOPIA』という単語が理想卿の反対って意味らしいんですけど、適切な日本語が辞書に載っていませんでした。理想の対義語が現実、リアル、うーん、あえて日本語に意訳する必要もないのですが強いていうと『目を覆いたくなるほど痛々しいそれが現実』って感じですかね。ちょっと長いかな。空想アニメーションサウンドトラック『目を覆いたくなるほど痛々しいそれが現実』。ジャケットにおさまる気がしない。(センスのかけらもない)
なおスペルが曲名と違う理由については後述でお話しします。大した理由はありませんが一言でいうと誤植です。(あっ説明終わっちゃった)余談でした。

◆イラスト・キャラクターデザイン:orie さん

キャラクターデザイン、キービジュアル、ジャケットイラストなどご担当。
これを読んでるみなさまの多くの方がきっとご存知のorieさん。わたしも大好きorieさん。
改めて説明するのも野暮ってもんですが、まあまあ言いたがりなので形振り構わず進めますね。はい、そんな感じで繊細なタッチと機微に触れるような表情で独自の世界観を描かれるイラストレーターさん。SNSに投稿されるときのテキストがまた切ない。やばい。ベストマッチングきた。その時わたしは思ったのです。この作品のイラストはorieさんにしか描けまい、と。(ドヤ顏)

orieさんの空気感、存在そのものが芸術なんじゃないかと思います。柔らかくて優しくて、それでいて哀しくて切なくて、だけど暖かくて。『人肌の温度(orie)』ってい単位に個人認定したいくらいです。1orie。今作は100000000000orie。(あっ何言ってるんだこいつ陶酔してんな〜って顏したでしょ〜してますよ〜〜〜ご安心ください〜〜〜土下座)
真面目な話、対偶の美学を感じるんですよね。今作でいうと『破滅といえばorieさん』。ならば『orieさんでなければ破滅はない』に相応しいメリーバッドエンドな作品としてリリースできたのではないでしょうか(震え声)。orieさんファンの皆さんにも、気に入っていただけるものであればいいなあと思う大貫でありました。

余談(ばっかり)ですが個人的にorieさんのハンドメイドくまちゃんをいつかお迎えしたいと目論んでおります。ネーミングセンスがまたたまらんのです。いつもタイミングが悪くてSOLD OUTの文字に枕を濡らしております。余談は欲望の塊。

歌唱OPテーマ:大貫りちゃ

これから反乱の幕開けじゃーいって感じの雰囲気出てますでしょうか。AメロからはじまりAメロで終わる曲です。始まりと終わりが繋がってる感があってすごく好きな曲構成です。
この作品、歌詞がすでに小説のような物語調になっているのでテキストとしてもお楽しみいただけたらと思います。ラストのフレーズめっちゃぐっとくる。反乱の幕開けじゃーい!(しつこい)

歌唱・挿入歌: さん

挿入歌なので一曲くらいはちょっと重い目の、激しい感じの曲もいいよねーってことで、デジタル感のあるロック調。唯一のゲストボーカル鳴さんです。
独特な甘めのハスキーボイス(大好物)は歌詞の単語からかとても縋りつくような泣き声に聴こえませんか?わたしだけでしょうか?急に思い立ってゲストさん呼びたいなーって話になって、決定から納品まで数日後くらいの勢いでめっちゃくちゃでした。これはちょっと反省しています。短募集に短納期でご納品までご対応いただき感謝な一作。

歌唱・挿入歌:大貫りちゃ

自分の名前にぐぎぎぎぎってなるターンです。らんらんらーんとハミングしてる幼女は過去の二人を表していて、後半は少しだけ成長したいまの二人の少女っぽくしてみました。ちょっとだけおとなっぽさを意識しました。意識高い系。たぶん二人が辛く苦しかった思い出話とか思いの丈をぶつけるシーンとかで流れているんだと思います。空想ですが。ちなみにハミングもりちゃオペラもどきもりちゃにせベルカント唱法でお送りしました。コーラス音源だと思った方がいらっしゃいましたが、ちゃんとコンデンサーマイクを通して生歌で録音しました。(制作側の余談ですが、これ57のほうがもっと綺麗にとれたかもな〜と思っています。爆音の声量のせいでやばかった。ドア突き抜けてフロントまで声が届いていたらしい。恥)

◆歌唱・EDテーマ:大貫りちゃ

ぐぎぎぎぎ...。(閑話休題)もう史上最強の泣きメロ泣き歌詞泣くわ。これは泣く。わたしの感受性が爆発するわ。「もしも かなうのなら」って言葉をサビ頭にもってくるセンス。泣くわ。そんな名曲(自分で言う)がこちらのエンディングテーマをイメージした曲。きっと最終話はエンドロールまでワンカットで流れる演出ですよこれ。空想ですが

◆声優・戦闘員の少女役:南原光香 さん

音楽CDなのになぜ声優さんが?と思われるかもしれませんが、ちょっとした台詞を使ったPR用のイメージ動画を作っています。
応募方法が「台詞を録音して送って完了で採用者さんはそのままデータを使用します」というとてもシンプルな募集企画なのですが、全員の方のデータをしっかり念入りに拝聴しています。今回でいうとキャラクター一人につき数百データが集まりましたので(ちょうありがたい)締め切り後に一日中聴いていました。日頃どういう風に選考しているかというと、プレイリストを作ってイラストをみながらじーっとひたすら聴きます。そのなかではっとした方をファイナリストとして、相手役がいればそのデータと波形を並べて最終的に決定しています。
光香さんの声が流れた時、鋭利ではないそれは暖かい何かで闇を切り裂くような、溢れ出したキラキラした粒子がイラストを包み込んだような、とてもまっすぐな演技が心に染み渡りました。(厨二っぽくご紹介してみた)
ここでまた、ありのままに欲望を晒しますが、光が香るってすごい表現ですよね。何がって南原さんのお名前なのですが、名は体を表すを地で行く天使だと思いました。こちらの天使様とは何度か作品でご一緒させていただいておりまして、ご本人の存在感が朗らかな他いつも心のこもったあたたかい手書きのお手紙をいただいたり、それはもう可愛いイラストを添えたSNSでの告知など、企画(とその関係者)一生懸命に愛してくださる姿勢には本当に人として尊敬すべきご対応で、頭を垂らす稲穂どころか地に埋まるモグラの勢いで頭が下がります(モグラは埋まっているわけではない)。いやはや企画者冥利に尽きます。誠にありがとうございます。あっキャラのことあんまり語ってないまま終わりそう。光香さんのことが大好きってことは十分に伝わったかと思われますのできっとだいじょうぶ。キャラ詳細は公式ページで☆(もはや便利な呪文)

◆声優・生贄の少女役:涼谷優雨 さん

すみません、今度はちゃんとキャラ語りますね。こちら影の主役でありラスボス少女。便宜上、少女Bとしています。なぜならふたりには名前がありません。あざな的なものはあるので普段はそれで呼ばれています。「生贄!」って呼ばれるわけではありません。「巫女」です。それでふたりはふたりだけの名前をつけあって語り合うのです。それもう百合じゃん精神的な愛が生まれちゃてるじゃん。で、この水の向こうにその存在はあるのに出逢えない。絶望的な日常でひとときの幸せはこの背中合わせの語らい。戦時中かな(そういえば戦争物語だったこれ)。

愛し合う者同士、文通ならぬ心通、心の触れ合いだけで生涯に一度も対面することやその手が触れることもなく、いつか何事もなかったように繰り返す歴史のなかでひっそりと散りゆく命だと思って……いた頃もあったんだと思います。でも出逢っちゃうんですよね。それも絶命するその瞬間に(鬼かよって設定だな……)。「ゴンお前だったのか!」って名シーンを彷彿させます。お互いがお互いを認識したその時に消える。ゴンと違ってお互いのすべてが。なんて儚いんでしょうか。もう絶対にこれorieさんにしか描けないじゃーん(本日2回目のドヤ顔)。その時のふたりの表情はどんなものだったと思いますか?驚愕かな?微笑んだのかな?てかどっちが死んだの?そのアンサーがジャケットイラストです。
この表情からあなたはどんな感情を読み解きますか?わたし(制作者)にもわからない、それは世界で一番解釈の難しいラストが待っています。エンドロールまで泣けないと「泣くタイミングはここ!」って言いづらいくらい常にクライマックス感漂わせているので受け取っていただいた想いは自由に、生まれた感情は柔軟に「ここグッときた!」って部分があったらぜひ教えてくださいね。

4/28リリースの新譜『REGRET -リグレット-』と一緒に、第1弾『DISTOPIA -ディストピア-』はいかがでしょうか?

▼通販ページはこちら

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※以下前回記事のコピペ【PR】です。

余談ですが、4/28のイベント後には『インドア花見』とかいう交流イベントやっちゃいます。みんなで一緒に打ち上がりませんか?(詳細は下のnote記事へ)

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ではでは、制作の追い込みに戻りますね。M3では『あなたのハートを盗みに来ました!』の恥ずかしいキーワードでなんかいいことある予定です。ぜひ売り子さんを口説いてってくださいね。

ポイントカードとかもあって盛り沢山な弊社のブース。
お話しにくるだけでもぜひぜひ気兼ねなく遊びに来てください。

思えば平成最後の春イベント。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

▼頒布予定の作品

※ほか、過去の在庫があるものを少しだけ持ち込みます。

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いつもご支援ありがとうございます。企画や活動に役立たせていただきます。