#002「フラフープハレーション」好きなものを好きというトレーニング
Twinfieldさんの「フラフープハレーション」にどはまりして、ヘビロテしてます。
https://www.youtube.com/watch?v=llftGyEqH_4
この曲はおとを含めた映像としてとても美しいと思うのですが、歌詞の解釈をしようとすると急にわけがわからなくなってしまいました。
歌詞の解釈をしようとすると、僕には正直、全体ののテーマどころか、個別の文章がなにを指しているのかさえ理解できませんでした。
それでも、この曲はこの歌詞がとても冴えていると思います。
言語としての意味を差し置いて、ことばの響きやそこから連想される印象が映像や音楽と相まってとても美しく感じられるきがします。これって、意味はよくわからないけどなんだかありがたく感じるお経をきいているときと同じ状況かもしれません。この曲の歌詞にも般若心経がはいっているけれど、あえてそういう歌詞をつくっているとしたらすごい技術です。
これは意味やストーリーを持たせて美しい歌詞を書くことよりも、曲芸的な難しさがあります。
だってことばを印象だけでコントロールして、聞く人を気持ちよくしなきゃいけないのです。なにを足掛かりに歌詞をくみたてるかというと自分の感覚しかないのです。感覚を信じて全部の歌詞を書かなきゃいけないのです。
最近、視覚思考者の生きる世界についてかかれた本、「ビジュアル・シンカーの脳 「絵」で考える人々の世界」をよみました。
ざっくりした内容は以下の動画でレビューされてます。
ことばで考えていてももしかしたらこの歌詞は理解できないのかも。言葉の意味自体をとらえようとせずに、感覚的に、特に視覚的に、言葉の印象をとらえながら聞くことがこの歌詞をあじわう方法なのかもしれないなぁと思ったときに、この歌詞を書いたTwinfieldさん、ひょっとしたらが言語思考ではなくて、印象でことばをあつかうのが得意な人なのかなと、本の内容を思いだして思ったというだけの話です。
とにかく、ぼくは言葉の意味はあまり理解できなかったけれど、言葉の断片からうけるキラキラした映像的な印象がとても好きでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?