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第2回「僕の好きな漫画③ -ヨシカワショウゴ編-」


前回の「僕の好きな漫画② -鈴木裕之編-」に続き、今回は「僕の好きな漫画③ -ヨシカワショウゴ編-」をお送りします。

僕の好きな漫画② -鈴木裕之編-」は、こちらから↓

今回もお相手は、DJのMIGHTY MARS、イラストレーターの鈴木裕之、デザイナーでベーシストのヨシカワショウゴ、大工の中村信彦の4人です。
前回の「僕の好きな漫画② -鈴木裕之編-」では、鈴木翁二の「マッチ一本の話」を中心に雑誌「ガロ」からの衝撃と父親からの隠された影響を語りました。
そんな父親の話から今回の「ヨシカワショウゴ編」はスタートです。

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父からの影響 グロとの出会い

ショウゴ : 親の影響は凄いあるとおもう。
ちょっと僕の話になるけど。
僕の親父もちょっと変わってて、実家が淡路島の田舎で、まぁ目立ちたがりみたいな感じで。

MIGHTY : 誰が?

ショウゴ : 親父が(笑)。

鈴木 : やくざ風の。

ショウゴ : シミケン(清水健太郎)みたいな。

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一同 : 笑

MIGHTY : だいぶやな、それ。

ショウゴ : 僕が家におった時からピラニアが家におったりとか。ハーレーとか乗ってたり。

MIGHTY : 爆笑

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中村 : 有名人(笑)

MIGHTY : 最高やな(笑)。

鈴木 : ヤクザとかではないん?

ショウゴ : ヤクザではない。普通の土建屋みたいな。

一同 : あ~。

MIGHTY : ピラニアとハーレー。

鈴木 : 人とか殺してそうやね(笑)。

一同 : 笑

ショウゴ : それの影響でバイク雑誌があって、それを見てたらガンズ(Guns N' Roses)とかが出てきたりとかするし、あと「ジャンク」とかビデオあったやん?残酷系の。

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MIGHTY : あー!あの「デスファイル」みたいなノリのな。

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ショウゴ : うん。あれを親父が見てて。

鈴木 : それ凄いよね。親父が見るって。

MIGHTY : それをショウゴ君も見てたんや!

ショウゴ : いや見てないねん!見てないというか、「寝ろ!寝ろ!」て言われて。

鈴木 : 「寝ろ!寝ろ!(笑)」

ショウゴ : 「見るから寝ろ!」って。

一同 : 爆笑

ショウゴ : で、次の日の朝とかに「手術のやつめっちゃ気持ち悪かったわ~。。」みたいな感想は言われてんけど。

一同 : あー。

中村 : 隠してる訳じゃないんや。

ショウゴ : で、TSUTAYAで表紙だけ見ててんけど「こんなん借りて何してるんや?」っていう興味はすごかった。

MIGHTY : けど「デスファイル」とか小学校の時にみんなで借りに行ったけどね。ビデオレンタル屋に普通にあったやん。

ショウゴ : めっちゃあったよね。

中村 : 「ギニーピッグ」とかな。

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ショウゴ : 酒鬼薔薇(神戸連続児童殺傷事件)で全部無くなった。

中村 : うん。全部消えたな。

鈴木 : 当時、ビデオ屋文化ってあったよね。

MIGHTY : あったあった。

鈴木 : ビデオ屋でぐるぐる回ってなんか探したり。

MIGHTY : 当時かなり重要やったよな。色んなものを知るきっかけ。

ショウゴ : 変なん混ざってるしね。

鈴木 : ああいう前情報とかなくて、自分の感覚でこれなんかヤバそうみたいな。

MIGHTY : 俺当時ジャッキー・チェンの映画から、香港とか台湾の映画にめっちゃはまって。

鈴木 : 「片腕カンフー」とか?

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MIGHTY : 「片腕カンフー」までは行ってないけど(笑)。
鬼打鬼(キダキ)」とか知ってる?

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中村 : 知らん。

MIGHTY : 知らんか。そういう香港のホラーとか。当時は、いっぱいあったから。キョンシーも流行ってたしさ。

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鈴木 : 「幽幻道師」か「霊幻道師」だけでも全然違う怖さがあったもんね。

MIGHTY : うん。「霊幻導師」も凄い衝撃やったね。

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鈴木 : その辺が昔は夜の映画番組で結構やってたよね。ジェイソンとか。

中村 : やってたやってた。「13日の金曜日」な。

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MIGHTY : 今じゃ出来へんもんな。あれは。

鈴木 : 「バタリアン」とかもやってた。

一同 : やってたやってた。

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鈴木 : 怖くてさ(笑)。

中村 : 寝られへん。

ショウゴ : 「バタリアン」怖すぎた!

MIGHTY : 「バタリアン」怖かったなぁ~。脳みそかじる音な。

鈴木 : そうそう(笑)。 ダムド(THE DAMNED)が音楽やってた(笑)。

ショウゴタールマン

中村 : そうそう(笑)オバンバとか。

MIGHTY : 笑

中村 : 怖かった~。あれめちゃ怖かったほんま。

鈴木 : ジェイソンとか今見たらどうなんかな?面白いんかな?

MIGHTY : どうなんかなぁ。今ってああいう作品ってあるんかな?もうないか。

中村 : 今はやっぱりCGなってんちゃう?ジェイソンとかも。

鈴木 : 山でSEXしてるカップルがいきなり殺される(笑)。

一同 : 笑

MIGHTY : やっぱりエロとグロって同じ所にあるよな。

鈴木 : うんうん。

ショウゴ : あの時代のCGじゃない内蔵ベローって出てきたりする感じの方が気持ち悪い。

中村 : うん。グロいな。

鈴木 : 日本やったらあれじゃない?「帝都大戦」とか。

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MIGHTY : あー!怖かった。

鈴木スクリーミング・マッド・ジョージの特殊効果(SFX)。

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MIGHTY : あれもエイリアン的な感じ。

鈴木 : めっちゃエイリや〜ん。

MIGHTY : あと、「孔雀王」とかな。

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ショウゴ : あー!孔雀王!

鈴木 : あれもクリーチャー系。

MIGHTY : うん。クリーチャー系。三上博史ユン・ピョウのやつ。

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鈴木 : あれめっちゃ良かった。

MIGHTY : 良かった。俺映画見に行ったもん。

中村 : あ、そうなんや!

鈴木 : 小学校5、6年の時にさ。クラスの中心人物的な女子っておらへん?なんかリーダーっぽい。

一同 : わかるわかる。

鈴木 : そういう女子がさ、定期入れみたいなんポトって落として、パッと見たらユン・ピョウの写真やってん(笑)

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一同 : 爆笑

鈴木 : 「誰~?」て言うたら「自分等わからんと思うけど、」て。

一同 : 爆笑

中村 : またガロとは違う優越感を(笑)。

MIGHTY : 俺はめちゃくちゃ好きやったよ。ユン・ピョウキンポージャッキー・チェンな。三大スターや。

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中村 : うん。めっちゃ好きやった。

鈴木 : 僕らブルース・リーというか完全ジャッキー・チェンの世代やね。

MIGHTY : 当時のジャンプ(週刊少年ジャンプ)とかも巻頭のカラーページにジャッキーの映画の特集とか載ってた。
ロッキー」シリーズも公開する時とかに載ってたし、そういう映画の宣伝のページがあったな。

一同 : へー。

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MIGHTY : ヒーローやったよね。子供達の。

鈴木 : ジャッキー、ターミネーター

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中村 : 「シュワちゃん」て言わな(笑)。ターミネーターて(笑)。


表現の原型 -グロとの再会-

MIGHTY : まぁちょっと脱線しましたけども、次はショウゴ君の好きな一冊です。

ショウゴ : はい。僕は、岩明均寄生獣」です。

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MIGHTY : でました。

ショウゴ : でました。これって結構、昔からメジャーなんかな?

中村 : 映画にもなってるもんな。

MIGHTY : あ、そうか。映画化されてるもんな。

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MIGHTY : 多分最初は、マニアックというか、漫画マニアがわりと読んでた。

鈴木 : 知る人ぞ知る。

ショウゴ : そうそう。僕も普通に「ドラゴンボール」とか読んでて、でも本屋とか行ったら変な漫画もたまに読んだりしだして、別に「アフタヌーン(月刊アフタヌーン)」を読んでたわけじゃなくて、ただ単に本屋で平置きしてる「寄生獣」単行本の表紙の絵を見てなんかビビッとくるもんがあって買ったんが最初かな。

MIGHTY : ふーん。

ショウゴ : 僕あんまり、別にディスる訳でもないけど「ONE PEACE」とかああいう感じの絵が苦手で。未だに。

一同 : うん。

ショウゴ : で、ちょっと劇画寄りの絵がずっと好きやって。この人の絵が一番しっくりきた。

MIGHTY : 独特やもんな。

ショウゴ : 独特。ほんで目が全部死んでる。

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MIGHTY、中村 : 笑

鈴木 : なんか諸星大二郎にも似てない?

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MIGHTY : あー、ちょっと似てる。俺は最初読んだ時に絵の違和感を感じた。

ショウゴ : なんかね。この人(岩明均)の描く目が好きで、すごい冷たいんよ。あんまり感情無い感じ。これめっちゃ好きで。

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ショウゴ : で、たまにコミカルな。全然おもんないねんけどギャグ。

中村 : そうそう。そやねん(笑)。

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ショウゴ : おもんないねんけど、コミカルなんを挟んできてて。

MIGHTY : わかるわかる。ちょっとホッとするとこ。

ショウゴ : うん。ホッとする。

MIGHTY : この、人間を食らう感じの衝撃?
独特の質感というかマジグロいやん。

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ショウゴ : そうそう。めっちゃグロくって。これが結構ドキっとしたかな。学校にモンスターが忍び込んできて。

MIGHTY : あー、転校生な。

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ショウゴ : で、その転校生が殺しまくってる。で見開きのこれ。

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ショウゴ : これがほんまにうわーってなって。まぁ「うわああ!」って描いてるけど(笑)。

MIGHTY : 惨殺死体が(笑)。

ショウゴ : これが結構衝撃的やって。
この「ミギー」の絵とかも今の僕が描いてる絵の原型じゃないけども影響はだいぶ受けてる。

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鈴木 : 「あわじい」のルーツ。

ショウゴ : 「あわじい」のルーツぐらいかもしらん(笑)。めっちゃグロいけど(笑)。

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MIGHTY : けどショウゴ君が描くゴアよりの。

ショウゴ : そうそう。点描の原型。

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MIGHTY : わかるわかる。

ショウゴ : 完璧にこれは影響受けまくってるわ。

MIGHTY : モンスター達が人を切り刻んだりするときの瞬間の気持ちよさってあるよな。「バスン!」って。

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MIGHTY : で、「バツン!」って食べるとことか。

ショウゴ : そうそう。「ぱふぁ」って。

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MIGHTY : ものすごい非現実やねんけど、凄いリアルな感じ。あり得へんくらい非現実な絵やねんけど。
で、設定もいいんですよ。あの先生誰やったっけ?

ショウゴ : えーっと、、「田宮良子」ね。

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MIGHTY : その先生も寄生獣なんですよ。パラサイト

ショウゴ : その人が一番落ち着いてるよね。

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MIGHTY : パラサイトっていう宇宙かどこかから落ちてきた寄生獣に(頭を)乗っ取られた人間が、人間を食べていくっていう設定やねんけど。

ショウゴ : それが主人公は右手に入って、紐で括って止めたら右手に寄生したっていう。

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MIGHTY : だから右手のパラサイトの意識と、本人の意識が2つ共生してる人間っていうのが主人公やねんけど。

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ショウゴ : で、他にも身体の中に5体寄生してるやつとか(笑)。
最強の奴が出てきてと戦うっていう。

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MIGHTY : そうそう。同時進行でパラサイトの方も学習していくっていうね。より知能的になって政治家を目指すやつが出てきたりとか。後半ね。

中村 : へ~。そんなんもおるんや。

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ショウゴ : 後半はめっちゃグロい食い方とかせんと、人にばれへんように隠れてこそっと食べるっていう風に変わってきたり。

中村 : へ~。

ショウゴ : うまい事やっていって、人間の世界に紛れ込んで寄生獣として生きてる奴がいっぱいでてくる。漫画やけど世界観がすごい。

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MIGHTY : うん。リアリティがあるよな。寄生獣は若い人たちもみんな知ってそうやね。名作として。
これも新装版で出てるやつ。

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ショウゴ : うん。結構こういうの見るもんね。文庫本になってたりとか。

MIGHTY : 完全にクラシックとして認定されてる感があるよな。


エロとグロの交差地点

中村 : これエイリアンというかさ。そういうのが面白いって感じ?
俺とかやったら早見純とか、丸尾末広とかに行ったけど。

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鈴木 : なんで中村君がさ、そっちに行くんかっていうのが謎や。なんで丸尾末広とかに中村君が行くん?

中村 : 「ANGEL」から?それは、やっぱそこにもエロがあって。

鈴木 : あー、ビンビンと(笑)。

ショウゴ : やっぱビンビンと(笑)。

MIGHTY : ビンビン衝動(笑)。

中村 : ハードな方に。

鈴木 : 首のコテカがビンビンと示す方に(笑)

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中村 : 「こっちもあるぞ、あっちもあるぞ」と(笑)。

MIGHTY : 導かれる方に(笑)

鈴木 : 丸尾末広もどっちかっつーと作品云々というかエロやったっていう事やろ?

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中村 : そうやなぁ。

鈴木 : 1回、中学校の時に、ヤンキーに丸尾末広を貸したらオナニーしたって言うてたもん。

MIGHTY : まじで!

中村 : あー。あれ、出来るやろ。

MIGHTY : 出来る!?

中村 : 「少女椿」とか出来るやろ。

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MIGHTY : まじで。。

鈴木、中村 : 笑

中村 : やった事はないけどー(笑)。

鈴木 : そういう人らからしたらちょっと変わったエロ本。

MIGHTY : 変わったエロ本(笑)!

鈴木 : ヤンキーにしたらそういう美しいとか耽美的とかそういうのも無くて、ただのエロ漫画(笑)。

MIGHTY : 気持ち悪いエロ漫画(笑)。

鈴木 : そうそう。ちょっと気持ち悪いエロ漫画っていう。

中村 : 何か匂いが伝わってくるねん。エロとグロが重なると。

鈴木 : ちょっと危険な感じ?

中村 : そうそう。匂いを感じる。

MIGHTY猟奇的やな。

鈴木 : 中学校時代のこてこてのヤンキーが丸尾末広でオナニーする(笑)。

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一同 : 笑

MIGHTY : それ、なんかいい話やな(笑)。

一同 : 笑

鈴木ミッシングリンク(笑)。

中村 : ありがとう!言うて返してくれんねやろ(笑)。

鈴木 : 返す時「3回か5回くらい抜いたわ」って。

一同 : 爆笑

ショウゴ : 得意げに(笑)。

鈴木 : 漫画で貸したのにエロ本として返ってくる。

一同 : 笑


日常レベルからの狂気

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ショウゴ : 「風子のいる店」っていう寄生獣よりもだいぶ前の漫画かな?
それはただ単に喫茶店でバイトしてる女の子の話やねんけど。それがほんまにむっちゃ普通。なんも起こらんやつで。「寄生獣」は、それにプラスエイリアン的なのが入ったみたいな感じ。

MIGHTY :あー。不可思議な要素が。

ショウゴ : 結構、寄生獣も普通やん。話が。それが結構好きかな。

MIGHTY :なんかちょっとした生活の中の。

ショウゴ : うん。急に出てくる感じ。

MIGHTY :途中に出てくるヤンキーの女の子。主人公に惚れてしまって最後殺されちゃうねんけど。あの子の精神描写とかさ。

ショウゴ : うんうん。

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MIGHTY :その子はパラサイトが自分の第六感でわかるんよ。

ショウゴ : 「来てる!」みたいな。

MIGHTY :主人公もパラサイトが右手に寄生してるから、「あ!(主人公が)角を曲がってくる。」っていうのがわかる。で実際、角を曲がってきたのが主人公やねん。

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MIGHTY :でもたまに「くる!」と思っても全然違う人がおるわけよ。それは、ほんまに頭を寄生されてるパラサイトやねんな。

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中村 : はあはあ。

MIGHTY :その感覚をわかってしまってるから危険やねん。けど、それを主人公本人は言われへんから。

ショウゴ : そう。自分が(右手に)寄生されてる事は言われへん。

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MIGHTY :けどヤンキーの女の子は主人公に恋をしてしまってるから追いかけるのよね。「ここにいる」っていうのがわかる。そこで見てしまう。

ショウゴ : 本物のパラサイトが人を食うてる現場を見てしまうねん。

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中村 : ヘ〜!見たいなぁ。

ショウゴ : 見てない?

中村 : 最初しか。

MIGHTY :すごい、良いねんな。お母さん死ぬ所とか。

ショウゴ : 切ない。お母さんがパラサイトされてしまう。

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MIGHTY :それで主人公は母親に殺されてしまうねんけど、そこでミギーが緊急救命して助けるって言うね。

ショウゴ : 右手を離れて、身体の傷の一部にパラサイトを取り込むっていう。

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MIGHTY :それで、主人公は前よりももっとパラサイト寄りになってしまうねんけど。

ショウゴ : そう。右手だけじゃなくて身体の内部にも入ってもうたから、異様に飛べたりとか。

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MIGHTY :より超人になっていく。より強くなる。そういうすごい細かいリアリティがある描写。僕も大好きですね「寄生獣」は。

中村 : 読んでみたい。読もう!

ショウゴ : 読んでください。

MIGHTY :こういうので読んでほしいよね(笑)。見た人が。

ショウゴ : うん。ちょっとでも興味持ってくれたらね。

(次回へ続く。)


ー 次回の「めっちゃエイリやーん」は第2回最終章、DJ のMIGHTY MARSがマイフェイバリットな1冊を紹介してくれます。
「第2回 好きな漫画④-MIGHTY MARS編-」はこちらから!↓

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