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新人時代にまず必要だったのは、自己肯定感でした

「自己肯定感」。
これを失くしてしまうと、以後のキャリア・人生に影響するといっても過言ではありません。

過去にいた会社はブラックばっかだったので、不条理なエピソードには事欠きません。何度も消え入りたいと思いました(笑)そんな所で初心者時代を過ごした経験から、考えを書いてみました。

自己肯定感を壊された事例

自己肯定感は、周りの環境で簡単に壊れます。
端から聞いてると「普通は言い返すだろ」とか思えますが、閉じた狭い世界を作られると、洗脳されてしまうのが怖いです。

私の場合は、こんな環境でした。

・ 「新人が作業服着るのは生意気」→あるのに着れなくなる
・ 「新人が専用のCADを使うのは生意気」→先輩にお伺いを立てて共用に。仕事が進まない。
・「役に立ってないのに飯食うんだw」→食欲がなくなる
・「新人のくせに残業代要求するんだw」→自主的にサビ残をする様になる
・「保護メガネをかけるのは生意気」→これは流石に聞かなかったがw、もっと参っていると従ってたかも
・「新人が設計に意見するのは生意気」→会議でなにか言ってもチラっと見られるだけで無視

要求する事は、技術力のご褒美ではない

ぶっちゃけてかくと「技術力のない者は人にあらず」という風潮だったわけです。当然これは間違っています。

こんな環境だともう何も発言・要求できなくなるし、自分の頭で何も考えられなくなります。卑屈になり微動だにできません。

例えば作業服、必要な装備、CADなど業務上使うソフトウェア。

こんなことは、新人でもきちんと要求すべき事柄です。
残業代や有給は言うまでもありません。

だいたい、技術力といってもいい加減なものです。
もちろん、本当に尊敬すべき技能・技術はあるでしょう。
しかしパワハラして新人を追い込むような環境の技術力って、「過去の事情を知っているだけ」。
それを共有しないから、ノウハウとして定着しないだけです。

後遺症は長引く

退職後色々考えて個人事業主になりましたが、受けた傷は辞めてもなお、足を引っ張りました。

個人事業主で請負をやるならば、報酬の交渉は必須です。
自己肯定感を負傷していると、適切な報酬を決められなくなってしまいます。きちんと説明して見積もれば通るのに、わざわざ低い単価にしたり。

要するに感動の閾値が下がりすぎてしまいます。些細な事に感謝して相手の顔色ばかりみるようになってしまうんです。

対策は、渦中でも手綱を離さないこと

渦中にいる人にアドバイスするならば、「手綱を離さないこと」です。

・得るものがあるならば、次の踏み台と考えて離脱する期間を決める
・個人的に何かに取り組む
・サビ残など明らかな法律違反は毅然と対処

などなど、自分の意思で勉強し動くことが大切です。



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