死を前提として行動する。


 俺は、事故に遭い夢を見ていた。このことは過去にも書いた気がするが、赤色燈や大学時代にいったシンガポールにも身体だけは行った。

 しかし、一緒にいったはずの友人も誰もいない。聞こえるのは無機質なサイレンや、意味もわからない人の声。


 そんな体験を経て回復した俺だが、「いつ死ぬかわからない」「いつ事故に遭うかわからない」恐怖が付きまとっている。

 人間誰しも、「寿命」はある。「生きる」ということは、「死」へ近づいていくこと。


 だからこそ、俺は「死」を前提として行動している。正確に言えば、ここ1,2カ月はそうだ。

 いつまでも、悩んでいたりくよくよしていたって始まらない。やりたいと思ったら、出来るうちにやる。それが、俺の行動規準。


 事故に遭ったという運命は変えられない。だが、後天的な人生は変えられる。

そう信じている。


(2019/9/1 8:34 バス車内にて)

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