1.はじめに

「童謡の日」とは、1984年（昭和59年）に日本童謡協会が制定した記念日です。日本童謡協会は、童謡の振興と普及を目的として、1969年に設立された一般社団法人です。童謡は日本の文化遺産として保存し、アピールすることを目的としています。

2.由来

童謡の日は、1918年（大正7年）7月1日に、児童文学者の鈴木三重吉さんが児童雑誌「赤い鳥」を創刊したことにちなんでいます。この日の選定は、鈴木さんが童謡の創作に力を入れ、子供たちの世界を描いた赤い鳥の創刊を記念する意味が込められています。

童謡の日である7月1日には、様々なイベントが行われます。特に、「童謡誕生100年」を迎える年には、「童謡誕生100年記念コンサート」として、記念コンサートが開催されました。また、日本童謡協会は7月1日に優れた童謡作品に対して「日本童謡賞」を授与し、童謡文化の発展を支援しています。

3.梅雨の時期にピッタリな童謡３選

梅雨の時期には、子供たちと一緒に楽しめる童謡もあります。以下に、梅雨の季節にぴったりの童謡３選を紹介します。

『カエルの歌』

「ケロケロケロケ、クワックワックワ」と繰り返される楽しいリズムが特徴の童謡です。雨の日にはカエルの声が聞こえることがありますので、子供たちと一緒に歌ってカエルの鳴き声を楽しんでみましょう。

『かたつむり』

「でんでん虫々、かたつむり」という歌詞が印象的なこの童謡は、梅雨の時期によく見かけるかたつむりに関連しています。雨の日には庭や公園でかたつむりを見つけることができます。子供たちにかたつむりの生態や成長の姿を話しながら、この童謡を楽しんでみましょう。

『あめふり』

この童謡は、雨の日にかあさんと一緒に出かける様子を歌った楽しい歌です。雨にぬれながらもかあさんとのお出かけを楽しむ子供の心情が描かれています。歌詞の中には、ピッチピッチやチャップチャップ、ランランランといった音の連呼も特徴的です。

4.さいごに

7月1日は「童謡の日」ということで、その由来と梅雨の時期にオススメな童謡３選をご紹介しました。梅雨の時期は雨が降ることが多くなりますが、雨の音や湿った空気を感じながら、親子で一緒に歌ってみてください。ぜひこの日には、子供と一緒に童謡コンサートにお出かけしたり童謡を歌って過ごしてみてはいかがでしょうか。童謡の日を通じて、豊かな童謡文化の継承と発展を願いましょう。