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第1回 「月刊地域医学」とは?

月刊地域医学の歴史

「月刊地域医学」は、1986年に創刊。自治医科大学卒業生の同窓会が中心となり、地域医療に関連する学術誌として、原著論文、症例報告、活動報告等の掲載、地域医療の現場での研究のサポートなどを行ってきました。

その後、2005年に主管が公益社団法人地域医療振興協会に移行。その前年に学術機関として地域医療振興協会内に設立された地域医療研究所が編集を担当し、新しい月刊誌としてリニューアルスタートしました。

新生第1号となった2005年4月号(Vol.19 No.4)の巻頭では、「月刊地域医学の目指すもの」というタイトルで、リニューアル座談会が行われました(写真)。この座談会では、協会理事長である吉新通康先生の、「月刊地域医学は1986年に創刊される前に、実は1978年から『地域医学』という前身の雑誌が発行されていた」という発言に、はじめてそのことを知った出席者たちが驚きました。またこれまでの記事で印象に残っている内容として、「生涯教育シリーズ」「山本和利先生の連載」「原健二先生の医学史」「高橋昭彦先生の訪問シリーズ」「金井信行先生のCPC」「浅井泰博先生の医学文献検索ガイド」「鶴田先生のJMENET」などが上がりました。

リニューアル座談会(掲載誌より)


現在の月刊地域医学

山田隆司医師(地域医療研究所長)が編集委員長を務める今の「月刊地域医学」となって、今年で20年目に入りました。現在の月刊地域医学は、「巻頭インタビュー」、「特集」、「投稿論文」、「連載」のほか、協会の後期研修医や診療看護師・特定ケア看護師の連載、自治医大卒業生や医学生の連載、取材記事、などで構成されています。

月刊地域医学編集委員会は、下記メンバーです。
 編集委員長 山田隆司(地域医療研究所長)
 編集委員  大海佳子(地域看護介護部長)
       石川雅彦(地域医療安全推進センター センター長)
       伊藤雄二(市立恵那病院 副管理者)
       菅野 武(自治医科大学医学教育センター
             医療人キャリア教育開発部門 特命教授)
       北村 聖(地域医療振興協会 顧問)
       木下順二(地域医療振興協会 常務理事)
       佐藤新平(大分県済生会日田病院)
       杉田義博(日光市民病院 管理者)
       田中 拓(川崎市立多摩病院
             救急災害医療センター センター長)
       中村正和(ヘルスプロモーション研究センター センター長)
       野村 悠(川崎市立多摩病院
             救急災害医療センター 副センター長)
       原田昌範(山口県立総合医療センター へき地医療支援部長)
       廣瀬英生(県北西部地域医療センター
             国保白鳥病院 病院長)
       本多英喜(伊豆今井浜病院 管理者兼病院長)
       宮本朋幸(横須賀市立うわまち病院 副管理者
             兼 横須賀市立市民病院 副管理者)
       森 玄(練馬光が丘病院薬剤室 主任)
       守本陽一(兵庫県豊岡健康福祉事務所・
             ケアと暮らしの編集社 代表理事)

編集委員メンバーとして、初期から関わっているのは、山田編集委員長のほかは杉田義博医師のみで、昨年にはさらに若い医師たちがメンバーに加わり、ますます地域医療の現場のニーズに応えられるように努めています。

*山田隆司医師コメント


*杉田義博医師コメント


 



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