慶應大学医学部医学科 小論文

現在、書きかけです。ご注意ください。

2019年度、2017年度に指導した受験生が合格しました。

慶應大学医学部医学科は、小論文の過去問を公表していません。また、当ページでも過去問は掲載しておりません。過去の問題については学校や予備校等から聞いてください。

近年の傾向として、コミュニケーションを意識した出題が多い。2017年度は、実際の医療面接の場面と思われる。2016年度は赤ちゃんポストに赤ちゃんをおいてきた友人、2015年度は医療ではないが、私と甥という、明らかに立場の違う情報非対称の場面におけるコミュニケーションである。

コミュニケーションは医学で近年重要度が増してきている。2001年頃から日本の医学部でも導入されたOSCEは、臨床能力を測る試験である。OSCEでは、医療面接も項目となっているが、そこで特に重要なのが「共感」であると言われている1。共感的態度には、「促し」や「繰り返し」などの技術もあるが、小論文では最も基本的な共感を問われていると考えられる。

参照文献

1. 南郷栄秀 (2013) 医療面接の基本と客観的臨床能力試験(OSCE), 臨床評価, 40巻2号, 395-400

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