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【プロジェクト実践】おいしく!楽しく!SDGs!~カフェを通じてドイツ文化に触れていく~

皆さんメリークリスマス……!!!


と言ってますが、クリスマス終わってしまい、年も明けて春ですね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

春は出会いと別れの季節。
そして花粉症………。
暖かったり寒かったりと体調管理が難しい季節ですね。


おっと、自己紹介を忘れていました。
わたくし今年も花粉症に悩まされる"まる"です。


今回の記事は季節を遡ってクリスマスの記事です。
新生活や年度末で忙しいこの時期、3か月前を振り返って楽しい気持ちになってみてはいかがでしょうか?


12月に入った途端に様々な場所がクリスマス一色になりました。
私たちの大学がある市川にはクリスマスをテーマとしたカフェがやってきたようです◎


その名も「Cafe twinkle」


クリスマーケット発祥の地であるドイツから、
インスピレーションを受けた"学生カフェ"です。

カフェの風景(Shapo市川)

そう、このカフェを運営するのは千葉商科大学サービス創造学部サービス創造学科コミュニティカフェ・プロジェクトの学生。

春学期にはグランピングをコンセプトとした学生カフェを運営したコミュニティカフェ・プロジェクト
秋学期は学内での出店はもちろんShapo市川の"たべるば"というスペースを借りて、一般のお客様も訪れることが出来るように学外での出店も行われました。

今回は「Cafe twinkle」のイベント参加レポと学生へのインタビューを通じて、皆様にクリスマスの余韻に浸って頂ければと思います。


実は、わたし今回が初めて自分がメインでの取材でした(小声)
メンバーのサポートを受けながら取材してきましたので、
よかったら最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


ようこそ、クリスマスマーケットへ。


まず私たちを迎えるのは大きなリースの門。

大学内での様子
Shapo市川"たべるば"での様子


上からぶら下がったサンタクロースが愛らしいですね。

門の上にはパラシュートを付けたサンタクロースが!


門をくぐって中に入るとそこはもうクリスマスマーケット。
普段の大学や、テーブルと椅子が並んだ"たべるば"の姿はもうそこにはありません。

お!ここには、クリスマスの時にドイツでよく行われる遊びの「ルドー」を楽しむ人がいらっしゃいました。


ちなみに「ルドー」というのは、日本でいうところの"すごろく"のようなものです。
今回のイベントではSDGsに絡めたクイズも途中に組み込まれており、楽しく遊びながらSDGsも学べる体験型のコーナーとなっています。

せっかくなので、「ルドー」の体験を終えた人たちにお話を聞いてみましょうか。


すみません~!
今、プロジェクトで取材を行っているのですが
少しお時間頂けますか?


「はい!大丈夫です!」


わたしの慣れない唐突な取材のお願いに、
快く応じてくださったのは高校生の男女5人組。


話を聞けば陸上部の1・2年生で大学説明会がきっかけでこのイベントを知り、遊びに来てくださったそう。
1・2年生の頃から大学説明会に行くだなんて意識が高いですね…

せっかくなので"まる"と高校生の会話を覗いてみましょう。



"まる"いざ、インタビュー!


-こんにちは!突然声かけてしまってすみません!
 皆さんは高校生…?ですよね?

 
「そうです!」
私のたどたどしい質問に答えてくれたのは、小柄で明るい印象の女の子。
 
「1年・2年・2年・2年・2年です!(その他の4人を指さしながら)」
どうやら、この女の子が唯一1年生で他は2年生のようです。
 
 

なるほど!そうなんですね!(若いなぁ…)
ちなみに、このイベントはどのようにして知ったんですか?
 
「(男の子を指さして)この人から聞きました!」
また先ほどの元気な女の子が、向かいにいる男の子を指さして教えてくれました。
 
「あ。昨日?一昨日?くらいにあったオープンキャンパス?大学説明会?で、サー創(サービス創造学部)のブースに行って、そこで知ったって感じです。」
と、先ほど女の子に指をさされた2年生の男の子が教えてくれました。

 
恥ずかしながらわたくし"まる"そんな説明会が直近にあったことを知りませんでした…。
 
 

-おぉ~!2年生から大学説明会行くだなんて偉いですね◎
 先ほど「ルドー」体験されていて、途中にSDGsに関するクイズがあったと 
 思うんですけどどうでしたか?楽しくSDGs学べましたか?

 
「そうですね。簡単な問題からマイナーな問題までいろいろとあったんですけど、身近な事例もあったのでSDGsが少し身近なものに感じました。」
先ほど大学説明会でイベントを知ってくれた男の子が教えてくれました。


このように遊んで楽しみながらSDGsを学べるのはとても素敵な企画ですね。
今回取り入れ「ルドー」はドイツの伝統的な遊びです。
SDGsを学びながら、そのSDGsを積極的に取り入れているドイツの文化に触れることができて一石二鳥、いや一石三鳥ですね!
 
 

先ほどインタビューに答えてくれた女の子が、なにか飲んでいるのでカフェ商品についてもお話を聞いてみましょう。


 
 
-ちなみに今飲まれているのは何ですか?

「ホットマシュマロチョコレートです!甘くておいしいです◎」
 

写真を撮り忘れるという痛恨のミスをしたのですが、フェアトレードのチョコレート使用したホットチョコレートドリンクの上に淡い色合いのピンクや緑のマシュマロが乗った、視覚からも楽しめる商品となっています。
 
ほっこりとした甘さが特徴のこの時期にぴったりのドリンクです。



隣では、"弓兵"と"ぴゅあえんじぇる♡りりぃ"が他の2年生にインタビューをしているようです。
こちらも覗いてみましょう◎
 
 

-「ルドー」(すごろく)やってどうだった?

    「楽しかった!」
 「(女の子は)お兄さんが誘ってくれた!」
 「(男の子は)友達が教えてくれた!」
 と満足げな回答が返ってきました◎
 

-今度SDGsに配慮した商品を買おうと思う?
 
「SDGsは授業で習っているから知るきっかけになった。買いたいと思う。」
「可愛い・美味しいと思えば若干高いけど買いたいと思う。」
とSDGsについての知識や関心を深める良いきっかけになったようでした◎


-他に印象にのこったことは?

学生カフェの外観が可愛い!バナナの(コスチュームを着た)お兄さんが印象的だった」と女の子。
「(学生カフェで働く)お姉さんがかわいかった」と男の子。


学生カフェの装飾はクリスマスを意識していて可愛らしかったですし、もちろん働く学生たちも、オリジナルの赤いスウェットにサンタ帽で素敵だなと"まる"も思いました◎


わたくし"まる"が慣れない取材を頑張っている間に隣では、
"弓兵"が高校生たちに「この人(りりぃ)不審者だよね??」とネタにする茶番が繰り広げられていたようです😌


天使への冒涜だ!!!!!by"りりぃ"


果たしてそのネタはウケたのでしょうか…?🙂


そんな冗談はさておき店内をもう少し散策してみましょう。
 
 


店内を歩いていると見覚えのある顔が…⁉


 
そこにはサービス創造学部の石井泰幸教授の姿が…!
せっかくなのでお話を伺ってみましょう。


 

石井先生御一行にお話を聞きました◎


 

インタビュー中の石井先生


-こんにちは!本日はどのようなきっかけでカフェにご来店されたのですか? 

「ゼミ生からカフェプロのイベントがあると聞いたことがきっかけです。こうやってサービス創造学部の学生が活躍していることはとても嬉しいですね。特に、皆が喜ぶことを考えてコンテンツを変えているところがいいですね。」  


普段の講義と変わらず朗らかな雰囲気で私たちの取材に応じてくださいました◎
この日はゼミの4年生で元Yellow!編集部員のかのー先輩と、先生の息子さんの3人でいらしていたのですが、もともとは奥様と2人でいらっしゃる予定だったそうです。
予定合わず奥様は来られなかったそうですが、夫婦間の中の良さも感じられとてもほっこりしました。


-ちなみに本日はカフェで何を購入されたのですか?
 
「今回購入したのは一番人気のフラムクーヘン3種類とコーヒーです。あ、よかったら写真撮りますか?」
 
 
どこまでも取材に協力的で大変助かりました。
取材の中でも、「これまで見てきた先輩たちでプロジェクトで活躍していた人は社会でも活躍していて、プロジェクトの延長線上で活躍しているのが嬉しい」とおっしゃっており、石井先生の人柄の温かさを改めて感じることが出来ました。

ちなみに、石井先生もご購入された一番人気のフラムクーヘンはドイツの薄焼きピッツァです。
メンバーも頂いたのですが生地が香ばしくとても美味しかったです◎

美味しそうなドイツの薄焼きピッツァ「フラムクーヘン」が話題に上がったところで、今回取材に行ったメンバー4人が頂いたカフェメニューを紹介したいと思います◎



おいしく学ぶ!ドイツ×SDGs


ということで、皆さんお待ちかねカフェメニューの紹介に移りたいと思います!

まずはこちらをご覧ください!


この写真は今回のカフェで提供されたメニューの一覧です!
「オーガニック」「フェアトレード」といったSDGsにこだわった食材が多数使われていますね◎


まずは1番人気のメニュー「フラムクーヘン」をご紹介したいと思います!



ドイツの薄焼きピッツァ「フラムクーヘン」


今回の学生カフェで販売されていたフラムクーヘンは3種類。
それぞれの商品の感想をメンバーに食レポしてもらいました◎


かぶとベーコンのフラムクーヘン


りりぃ
「チーズともちもちした生地がより食欲を誘う。ほんのりと効いたニンニクの風味とベーコンがよいアクセント。」

えっこ
「かぶとパン生地って合うのかな?と最初は思っていたけど、かぶが主張しすぎなくてとても食べやすかった。見た目は小さめで記事も薄そうだったので軽く食べられるかなと思ったら想像以上に食べごたえがあって満足感が高かった。」


フォルナイオ特製トマトフラムクーヘン

まる
「生地がピザ窯で焼いたような香ばしさがあって美味しかった。トマトの酸味とチーズの塩味が小麦が香る生地にベストマッチ◎」

弓兵
「ピザをイメージして食べたら、小麦の甘味を感じることができトマトの酸味とのマリアージュが素晴らしかった。」


チョコバナナフラムクーヘン

りりぃ
「オーブンで焼くと記事がカリカリで、チョコがとろけてとても美味しかった。おやつにぴったり。」



みんな大好き!ポテト×ソーセージ


ハーブ&ソルト


まる
「ハーブが効いたソーセージが肉厚で絶品。ポテトの量のバランスもばっちりで食べごたえがあった。飲めないけどビールとかと一緒に食べたら最高だろうな…」

りりぃ
「ジャガイモがほくほくしている中に少しシャキシャキしていて食べごたえがあった。肉肉しい食感の中にほんのりハーブを感じた。」


カリーヴルスト

弓兵
「カフェプロが拘ったソーセージにカレーソースが絡み、肉汁×スパイスが食欲を刺激して自分の語彙力が無いことを悔いるくらい美味い。」

りりぃ
「辛さ抑え目ながらカレーのスパイシーな香りはしっかりついていて食欲を誘う。ビールと一緒に飲みたかった。」



ドイツの食べるスープ「ズッペ」



トマトズッペ

りりぃ
「トマトの酸味は抑えめで優しい風味。とてもまろやかで飲みやすい。裏ごししたトマトの食感もしっかり感じることができる。」



じゃがいものズッペ

えっこ
「じゃがいもがスープに溶けていたのでスープ自体からじゃがいもを感じて食べごたえがあった。一緒に頼んだミニ食パンはほんのり甘くて、スープに浸しながら食べてもおいしかったしパン単体で食べてもおいしかった。」



ドイツを感じるお菓子&ドリンク



プレッツヒェン
プレッツヒェン(ツリー)

まる
「このほかにもサンタやリースなど様々なクリスマスの装飾をモチーフにした、プレッツヒェンがあって可愛かった◎食感は少し堅めのクッキー。食べてみると、シナモンが効いていて鼻から抜ける香りが特徴的だった。」


マンダリンオレンジジュース

えっこ
「普通のオレンジジュースとは違って程よい甘さと酸味で飲みやすかった。」


アプールショーレ

弓兵
「アプールショーレは林檎のほのかな甘味とシュワシュワとした炭酸がゆっくりした時間に合うような飲み物だった。」

りりぃ
「りんごジュースの優しい甘みに強すぎない刺激の炭酸が丁度良い。」


今回紹介させていただいた商品は、クリスマスマーケット発祥の地「ドイツ」でクリスマス時期に食べられる料理やお菓子となっています◎
この料理やお菓子の材料にはフェアトレード食材が用いられており、より身近にフェアトレードに触れることが出来ます。


最後に今回のイベントの代表学生の方にお話を聞いてみましょう。



プロジェクトメンバーにインタビュー


今回インタビューにお答えいただいたのは2年生のイベントリーダー長久保涼音(ながくぼ すずね)さんです。

長久保涼音さん

「コミュニティカフェ・プロジェクト」ではプロジェクトを総括するプロジェクトリーダーとは別に、春学期と秋学期に開催される各イベントのリーダーを務めるイベントリーダーが存在します。

イベントが無ければ、部署もない私たち「メディアプロジェクト」には新鮮なシステムです。



今回の学生カフェのコンセプトは・・・?


今回の学生カフェのコンセプトは「クリスマスマーケット」
冒頭で少し話が出たように「クリスマスマーケット」はドイツが発祥の地です!

そのため、メニューやイベントにはドイツで親しまれているものが数多く組み込まれています◎

また、ドイツはSDGsの先進国です。
「SDGs×カフェ」を主軸とするコミュニティカフェ・プロジェクトにとっては参考になることがたくさんある国ではないでしょうか?


-今回の学生カフェのコンセプトはドイツが発祥の「クリスマスマーケット」とのことですが、コンセプトについてもう少し詳しく教えてください。


「今回の学生カフェのコンセプトは『クリスマスマーケット』です。クリスマスマーケットの発祥の地がドイツであるため、カフェメニューや開催イベントにドイツの要素を含めました。また、コミュニティカフェ・プロジェクトの主軸にSDGsがあるため、今回の学生カフェではドイツのクリスマス文化のみならずSDGsの取り組みも紹介しています。」



SDGs先進国ドイツについて


-なるほど。ドイツはSDGs先進国と聞いたことがありますが、日本との取り組みに違いなどあるのでしょうか?


「はい。日本でも近年SDGsが話題となりカーシェアなどのシェアリングサービスが普及しつつありますよね。ドイツでもシェアリングサービスが盛んなのですが、日本とは規模感が全く違います。ドイツでは『シェアリングエコノミー』と呼ばれる取り組みを行っています。この取り組みは日本のカーシェアサービスをもっと規模を大きくしたものです。例えば、とある住宅街で自転車を持っている家庭があるとします。その家庭では、それほど頻繁に自転車を使わないため『使わないときに貸し出してもいい』と考えたとします。そしたら、『貸出可能な自転車があります』と張り紙を貼って家の前に置いておきます。すると、その張り紙を見た自転車を借りたい人が、その自転車を借りていくことが出来ます。自転車のみならずタイヤの空気入れなど。頻繁には使わないから貸し出しても良いものを各家庭が張り紙を貼って家の前に出しておくことで、自由に貸し借りができる状態になります。」


SDGs先進国として知られているドイツは、SDGs達成ランキング4位
(ちなみに日本は19位です)
そしてリサイクル率は驚異の65%
日本のリサイクル率が19%なのでその差は歴然ですね。

ちなみに先ほどの話で出てきた『シェアリングエコノミー』では、所有しているモノの他にも、場所やスキルも共有・提供しています!
日本でもレンタルスペースなどが出てきていますが、これが個人間で行われていると考えるとすごい世界ですね!
日本でもこのような取組みが生まれればいいなぁと"まる"は思います。


へぇぇ…ドイツのシェアリングサービスは日本と桁違いなんですね!
店内にはドイツの雑貨が展示・販売されていたのですが、あれはどのような経緯で置かれた物なのでしょうか?

「今回のカフェではドイツからガラス製品を直接輸入している"アトリグラス有限会社"にご協力いただき、カフェブースにドイツのガラス製品を展示いたしました。ちなみに今回ご協力いただいた"アトリグラス有限会社"は、2022年11月3日にニッケコルトンプラザで行われた"いちかわドイツデイ"に参加をしたことで、その存在を認知しました。
 その後、プロジェクトメンバーが実際に市川市役所に足を運び、『来場者の方により、本場ドイツのクリスマスマーケットを体感していただきたい』『市川市がドイツローゼンハイム市とパートナーシティであり、馴染みが深いことをきっかけにドイツの周知を行いたい』という思いから、市川市企画部国際政策課にイベント開催に際して協力のお願いをしました。
 のちに、市川市役所の職員の方より『市川市国際交流会の方にもご協力を頂きませんか?』という提案を受け、市役所・国際交流会・カフェプロの3者で面談を行いました。その際に、国際交流会の方からご紹介いただいたのが"アトリグラス有限会社"です。
 メールや面談で何度も企業や市役所とやりとりを行い、来場者の方に"よりドイツを体感してもらいたい"という思いから、国旗やポスターに加えてガラス製品の展示を決めました。結果、多くの来場者の方がガラス製品に注目してくださり、ドイツのクリスマスマーケット風ではなく、より"本場"に近い学生カフェの運営が実現しました。」


別のイベントを通じて知った企業が、国際交流会の紹介を通じて協力企業になるだなんてびっくりしました。
"来場者を楽しませたい"その一心で、実際に市役所に足を運んでイベント協力をお願いしたり、展示品も妥協をせずにより"本場"に近い環境を作ったりなど、コミュニティカフェ・プロジェクトの皆さんのこだわりをとても感じました。

店内に飾られたドイツの雑貨



学生カフェで提供している商品について


-コミュニティカフェ・プロジェクトでは毎回のイベントでフェアトレード食材を使用していますが、今回はどのようなところにフェアトレード食材が使われているのでしょうか?


「今回はコーヒー・紅茶・チョコレートといったフェアトレード食材と聞いて一般的に想像する食材の他にも、スープに乗っているパセリなどもフェアトレード食材を使用しています。フェアトレード食材はそうでない食材に比べて高価なのですが、今回もケチらずしっかりとフェアトレードエシカル消費にこだわっています。」


-パセリのフェアトレード食材は初めて聞きました!
アイスドリンクメニューのストローが変わった舌ざわりだったのですが、こちらはどのような素材のストローなのでしょうか?


「はい。アイスドリンクメニューのストローはプラスチック製品ではなく、米粉・タピオカ粉99%野菜の色素1%で作られたものとなっています。食材を使用して作られたストローのため、食べることが出来て、自然分解されるため土に還る素材となっています。また、アイスドリンクを提供する際に使用しているプラスチックのカップも、生分解性プラスチックを使用しているため、土に埋めると微生物が分解をしてくれるものとなっています。」


ちなみに米粉のストローの導入は今回のイベントが初めてで、これまでのカフェでは紙ストローを使用していたそうです。

米粉のストローには紙ストローと異なる4つの特徴があり、「自然分解される」「紙ストローとは違って燃やす必要が無い」「食材からできているため、口に触れても安心」「紙ストローより耐久時間が長い(約60分間使用可能)」となっています。
紙ストローは飲み物を飲んでいるとすぐにふやけてしまったり、口当たりがあまりよくなかったりといったことがありますが、耐久時間が長くドリンクの味を損ないにくいのはありがたいですね◎

環境に配慮をして様々な飲食店で紙ストローが普及してますが、コミュニティカフェ・プロジェクトでは、紙ストローよりもさらに環境にやさしい米粉のストローを使用しており、ここからもSDGsへのこだわりが伝わってきますね。

今回ご協力いただいた企業は「株式会社Leaf」
今回のカフェで使用した米粉のストローをはじめとするエコストローを海外から輸入し、企業や店舗へ販売をしているです。


-食材のみならず提供する際の容器もSDGsにこだわっているんですね!
少し話を戻して提供しているメニューについて質問させていただきます。
今回かなりメニュー数が多いように感じたのですが、提供商品のこだわった点などがあればお伺いしたいです。

「こだわったことは、ドイツに関連のある商品のみ提供をしていることです。例えば、シュトレンはドイツのクリスマスに食べられるケーキであったり、マンダリンオレンジジュースは、ドイツの国民的ジュースなど全ての商品がドイツに関連されている商品となってます。
また、今回のカフェでは様々な企業とコラボをして商品を開発しているのですが、実際にそのお店の商品を食べて『美味しい』ことを確認して、学生自ら企業に協力願いを出しています。また、その協力願いを出す企業も市川市周辺のお店という点にこだわっています。」



イベントを実施までの苦労


-ホットワインにはそんなこだわりがあったんですね!!協力願いを出す企業を市川市周辺で選んでいる点も、地域とのつながりが感じられて素敵です。先ほどの話に関連して、商品開発にあたって苦労した点があればお伺いしたいです。


「今回はイベントを4日間行いました。コミュニティカフェ・プロジェクトでは初の学内とシャポーたべるばでの学外での開催であったため、個数や価格設定などにも時間がかかりました。
また今回は協賛して頂く企業が多かったことも苦労した点に挙げられます。
提供商品ではフラムクーヘン、プレッツヒェン、シュトレンの3つが企業に協賛、ご協力していただいた商品でした。今回のイベントでメインとなるフラムクーヘンは、上本郷駅にある『石窯ピッツァとパン工房フォルナイオ』にて、ドイツで食べられているフラムクーヘンのメニューを提供したいという意思を伝え、1から商品を考えて作って頂きました。
作っていただき、販売をさせていただくに至り、相手方にメリットはあるかなど様々な視点から見ることが重要だと思いました。」


-なるほど、学内と学外のイベントを同時期に開催するのは今回がはじめてだったんですね!今回の学生カフェは学内と学外の両方で実施していましたが、それぞれの違いやそれゆえの苦労などがあればお聞きしたいです。


学内でのレイアウトが一番苦労しました。Shapo市川のたべるばに比べて学内ではカフェの範囲が広いため、デモンストレーションも苦戦しました。範囲が広いため、飾りつけがまばらに見えてしまうんですよね。」


学内カフェの様子


-普段過ごしている大学のキャンパスでもそんな苦労があったんですね。
最後に長久保さんが今後コミュニティカフェ・プロジェクトで行ってみたいイベントはありますか?


「プロジェクト名が"コミュニティカフェ・プロジェクト"なので、よりカフェに特化したような『世界のコーヒー』を扱うカフェを実施してみたいです。今回はドイツの"クリスマスマーケット"をコンセプトにしていたため、ホットワインなども提供していましたが、"カフェ"の原点に戻ったコーヒーに特化したカフェも今後やってみたいです。」


長久保さんインタビューにご協力ありがとうございました!

当初15分ほどの予定でしたが、話が盛り上がりなんと30分超過の45分!!
貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました◎


皆さん最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事を通じて皆様に少しでも、ドイツ文化やSDGsに興味を持っていただけたら嬉しいです!


"まる"でした。またお会いしましょう。


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