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メディアが分かるマガジン

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雑誌の出版概況の解説からソーシャルのトレンド、効果的なオウンドメディアの作り方まで。メディア&コンテンツに関する解説マガジンです。
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ヒットコンテンツの方程式は、インパクト×分かりやすさ

ヒットコンテンツの方程式は、インパクト×分かりやすさ

ヒットコンテンツを作る方程式
ヒットコンテンツを作る方程式は、インパクトと分かりやすさの掛け算になります。

インパクト × 分かりやすさ

インパクトが重要であることは、なんとなく分かるのではないでしょうか。現在ほとんどのサービスはフィード型のインタフェースになっています。通り過ぎるユーザーを引き留めてコンテンツを見てもらうには、インパクトが必要です。

そして、インパクトがあるだけでもダメで、

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エッグタルトに学ぶコンテンツ集客。熱量の高い顧客を獲得するには

エッグタルトに学ぶコンテンツ集客。熱量の高い顧客を獲得するには

バズりコンテンツが優良顧客を連れてくるとは限らない
最近のデジタルマーケティングでは、よく「バズる」コンテンツが重宝されていますよね。短期間で多くのアクセスや話題を集めることができるため、一見すると非常に効果的な手法に思えます。でも、バズりコンテンツだけに頼るのは良い戦略とはいえなのですね。

実は、バズりコンテンツが必ずしも「熱量の高いユーザー」、つまり長期的に見て価値の高い顧客を連れてくるわけ

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鉄板コンテンツを作るには巨人の肩に乗れ

鉄板コンテンツを作るには巨人の肩に乗れ

初心者がコンテンツ作成でつまづきがちなこと
コンテンツ作成に挑戦する初心者にとって、いくつかのつまづきポイントがあるんですね。まず、不必要にオリジナリティを追求しすぎることが挙げられます。確かに、独自の発想は大切ですが、最初から過度にそれを求めると、誰も求めていないコンテンツを作りがちです。

YouTubeやインスタグラムなどのプラットフォームでウケるコンテンツの「型」は、そのプラットフォームの

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エヴァンゲリオンに学ぶ、ウルトラバズらせるために必要なこと

エヴァンゲリオンに学ぶ、ウルトラバズらせるために必要なこと

ウルトラバズとは、世間が認知している状態
ここでいうウルトラバズの定義とは、数千回、数万回リツイートされることだけではなく、文字通り世間の多くの人が知っている、認知している状態を指しています。

例えば港区女子の寿司屋での言動がX(旧ツイッタ―)で炎上して、数万リツイートされていました。多くのXユーザーはこの事件を知っていましたが、Xをやっていない人は事件のことを知りませんでした。つまり、寿司屋炎

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バズりコンテンツ頼みの罠。正しいコンテンツマーケティングの戦略

バズりコンテンツ頼みの罠。正しいコンテンツマーケティングの戦略

バズりコンテンツには型がある
コンテンツマーケティングをして、大量のコンテンツを投下しているとバズるコンテンツの型が分かるようになってきます。

例えばビジネス系YouTubeであれば、時事ネタ系の解説はバズりコンテンツの型のひとつです。バズるコンテンツの型さえ見つかれば、後はその型に沿って投稿していくと順調に視聴数が伸びていきます。

ここでバズりコンテンツを大量に投下し続けたくなるのですが、そ

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コンテンツはアルゴリズムの奴隷か

コンテンツはアルゴリズムの奴隷か

YouTubeやインスタに同じようなサムネイルが並ぶ理由YouTubeやインスタを眺めていると同じようなサムネイルが並んでいるのですよね。サムネイルが同じどころか、内容も似通っているし、コンテンツの中で使われるコピーライティングも同じだったりします。たとえば

ルーティン動画

激辛ペヤングなどの食レポ動画

「緊急で動画をまわしています」動画

「厳しいこと言います」動画

などなど、タイトルや

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温度の低いコンテンツは、賞味期限が長い法則~Mステのタモリさんに学ぶ

温度の低いコンテンツは、賞味期限が長い法則~Mステのタモリさんに学ぶ

温度の高いコンテンツと低いコンテンツ
先日テレビをつけたら「渡辺篤史の建もの探訪」のスペシャルバージョンを放送していたのですね。番組を知らない人に説明すると、俳優の渡辺篤史さんが個人の邸宅を訪問し、見学をするという番組なのですが、「え?まだやってるんだこの番組」と思うレベルの長寿番組で、初回放映日を調べたところ、なんと1989年4月1日となっており、30年以上も続いているのです。

「渡辺篤史の建

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宮崎駿、庵野秀明に村上春樹。天才クリエイターの条件

宮崎駿、庵野秀明に村上春樹。天才クリエイターの条件

少年の内面世界を描いたアニメに、普遍性を持たせた庵野秀明氏世の中には天才と呼ばれるクリエイターがいます。スタジオジブリの宮崎駿氏やエヴァンゲリオンシリーズを生み出した庵野秀明氏などです。

天才といわれるクリエイターには、ある共通項があります。それは、極めて個人的なテーマに普遍性を持たせているという点です。

逆に、誰しもが興味を持つ、普遍性のあるコンテンツというのが存在します。例えば勧善懲悪のド

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週刊誌とSNSの悪魔合体の背景にある、インターネットの闇

週刊誌とSNSの悪魔合体の背景にある、インターネットの闇

週刊誌とX(旧Twitter)が悪魔合体した結果
最近、週刊誌が個人を社会的に消すことができるようになってしまった、ということが巷でよく言われるようになりました。
その原因は、情報の発信元である週刊誌と、X(旧Twitter)が悪魔合体したことにより、その威力が増幅された結果だとも言われています。

確かにここ最近は、週刊誌の報道とともにXでも炎上状態となり、Yahoo!のニュースランキングも週刊

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実写化すると恋愛ドラマになる理由~クリエイターの作品を実写化するには?

実写化すると恋愛ドラマになる理由~クリエイターの作品を実写化するには?

宮崎駿に冨樫義博。天才クリエイターの条件世の中には、誰しもが認める天才と呼ばれるクリエイターがいます。マンガ家でいえば「SLAM DUNK」の作者の井上雄彦氏や「HUNTER×HUNTER」の 冨樫義博氏、アニメでいえばスタジオジブリの宮崎駿氏や「エヴァンゲリオン」庵野秀明氏などが思い浮かぶでしょう。

誰しもが天才と認めるクリエイターには、共通項があります。その共通項を説明する前に、まず"ヒット

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ヴィレッジバンガードともに、消滅するもの

ヴィレッジバンガードともに、消滅するもの

ヴィレッジバンガードと都市型カルチャーの消滅ヴィレッジバンガードの業績が悪いというニュースがここ最近かけめぐっています。私は以前から、カルチャーは都市に紐づいていたけれど、それは解体されたと言い続けており、これもその現象の一部な気がしています。

よくサブカルチャーが崩壊したと言われていますが、もともとヴィレバンの業種は本屋で、都市のあちらこちらにヴィレバンが点在しており、門をくぐると例えば「完全

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炎上のしくみ ~2つの種類と炎上を避ける方法

炎上のしくみ ~2つの種類と炎上を避ける方法

毎日のようにどこかでネット炎上が起きているわけですが、その炎上の仕組みを知っておくことで、万が一自分や自分が担当する仕事がネット炎上した場合でも、対応することができます。
炎上はどこでどのように発生し、どう伝播していくのかを解説します。

炎上はどこで起こっているのか
まず炎上がどこで起こっているのかといえば、ほぼ100%X(旧ツイッター)です。その昔は炎上の着火点は2ちゃんねるでしたが、今ではそ

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北野武とスティーブ・ジョブズに学ぶ、専門外のスキルを磨くべき理由

北野武とスティーブ・ジョブズに学ぶ、専門外のスキルを磨くべき理由

たいていは自身の専門スキルを伸ばそうとする例えばweb系の仕事であれば、プログラミングだったり、マーケティングだったり、それぞれの職能というのがありますよね。
そして、その職能の中でも例えばマーケターだったら、UIUXだったりSEOだったり専門分野というものがあります。

たいていは、この専門分野のスキルを磨こうとして知識を習得するのですが、自身の専門スキル以外を磨いた方が、良いのではないかという

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コンテンツにオリジナリティは必要ない理由

コンテンツにオリジナリティは必要ない理由

プラットフォームによって伸びるコンテンツの型は決まっているコンテンツを作る際に独自性を入れようとするとたいてい失敗します。それは、YouTubeにしろインスタグラムにしろTikTokにしろ、ウケるコンテンツの型は決まっているからです。
変にオリジナリティを出して独自のコンテンツを作ろうとしても、誰にも見られずに失敗してしまいます。

例えばYouTubeであれば、王道のYouTuberのネタ系動画

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