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2023年1月の売行ランキングと、感じたこと。

立春を過ぎ、日が長くなっていくのを実感するようになりました。朝が早くから明るくなると、それだけで気持ちが上向く気がします。おひさまの力は偉大です。

このランキングを毎月書いてきて、あまり登場する銘柄に変化がなかったりしてマンネリ感が…。もう少し楽しくしたいなあということで、タイトルの「感じたこと」をひろーく解釈して、わたしがその月に本や書店さんにまつわる感じたことを添えて書いていってみようと思います。

今回は文学賞、特に直木賞のことを。1月は芥川賞直木賞の発表と本屋大賞のノミネート作が発表になるので、小説好きとしては話題の多い月なんです。

「こういう作品が直木賞をとる」、と、私が勝手に思っている解釈があります。たぶん、そんなにずれていない…気が…する。
どんな作家さんにもその作家さんらしい文章があり、それゆえに読む側にも好き嫌いが生まれたりするものだと思うのですが、私は直木賞をとる作品は、そういう作家の個性を越えた作品になっている、と思っています。
個性がなくなったとかではなくて、らしさもありつつもそれを超越して、多くの人に届く普遍的なものを含んだ作品になっているというか。

私がそのことを強く感じたきっかけは角野光代さんが『対岸の彼女』で受賞したときでした。実はそれまでなんとなく苦手で合わないと思っていた作家さんだったのですが、『対岸の彼女』が苦手をこえてくる素晴らしさだったんです…。それ以来積極的に読むようになりました。そして人におすすめしてみても、ほぼ失敗しません。(おすすめです!)

なので直木賞作品は、はじめて読む作家さんだったり、苦手だと感じている作家さんのものでも楽しめる可能性が高い、好きになる可能性が高い作品だと思っています。

今回はダブル受賞で2作品ありますので、ぜひ手にとってみて欲しい!
こんなチラシを配布してる書店さんもあります。登場人物が多いと最近覚えられなくなってきたのですごくありがたい…。

これまでの受賞作が気になった方はこちらをチェック。

で、気になる本を探しに書店さんへ行ったらメディアパルのランキング作品も探してみてください!(と、つなげてみる)

今回もランキングはメディアパル発行発売のものに限定して、1月にご注文いただいた数でのランキングをご紹介です。
1位2位が突出していたのでそのふたつを。

第1位 『歩くバンコク2023』

ダントツの1位です。12月に発売になった『歩くバンコク2023』。一時期海外ガイド本のコーナーが書店さんで縮小されるような状況が続いていましたが、今はガイド本が良く売れているそうです。旅の計画をたてるのも楽しいですよね!

第2位 『はじめてのひとり暮らし安心ガイド 』

こちらも3位を引き離しての2位です。
#ひとり暮らしのエピソード を募集する企画のほうもたくさん参加いただいています。

参加してくださった記事をまとめたマガジンもなかなかなボリュームになってきました。これは100記事越えるんじゃないかな…?

そのほかで目立った動きがあったのでは、フォトパブリッシングさん発行の『昭和末期~平成のバス大図鑑 第1巻 東急バス』

鉄道の本といえばフォトパブリッシング!の出版社さんですが、今回はバスです!新シリーズの第一巻目は東急バス。30年間の東急バス全型式をカラーで紹介していて見応えばっちりです。タイトルは昭和末期~平成ですが、令和のバスも載ってます!

今月はこのあたりで。
先月のランキングはこちら


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