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Web編集者としてmedibaに入りたいあなたへ

この記事は mediba Advent Calendar 2018 16日目の記事です。

medibaでは編集部門の1グループでリーダーをやっている原田と申します。中途入社でまだ2年目なので超新米ですが、弊社の編集職について少しお話させていただきます。さらに、Web編集者でmedibaにご興味を持っていただいた方に向けたmediba攻略法をお伝えしたいなと思います。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」ということでひとつよろしくお願いします。

あ、ただしこれはあくまで僕の個人的見解です。人事部門も僕の上長もノーチェックですし、当然ながら全社的な意見というわけではございませんのでご注意くださいませ。こんな場ですので勝手に書きます。イエーイ。

編集者の所属先

まず、敵(mediba)を知ってください。medibaで編集者と呼ばれる人間が所属する部署はふたつ。僕のいるメディア編集グループと、ニュース編集グループです。これは、うちでやっているサービスを基準にざっくりと人員をわけたもので、業務内容はそれほど明確に分かれているわけではありません。メディアGにいてニュースG側の仕事をする人もたくさんいます。

medibaのサービス

現在弊社で運営しているWebサイト系のサービスは下記の6つ。編集部はそのすべてに関わっています。…と思ったけどゲームギフトはいまは直接的なお仕事はしていません。

au Web ポータル
au 占い
Open Doctors
camily
ゲームギフト
Z TOKYO
(・広報ブログ

で、広報ブログは正確にはサービスとは違うんですが、編集部がわりとがっつり関わらせてもらっているので括弧付きで書いておきました。

medibaの編集者とは

だいたい2種類に分かれます。ハイブリッド型もいますが生息数は少ない。

グループA

花形サービス『au Webポータル』で業務を行う編集者。ぶっちゃけ大半を占めています。なので、ここで活躍できるスキルを持っていれば、かなり強いです。求められるスキルに関しては「刺さる供給」の項で後述します。

グループB

それ以外のサービスの業務を行う編集者。ライティングや企画の立案、取材やインタビューができるような人がほしいです。弊社のサービスがわりと特化型なので、そのサービスのジャンルが好きだと有利ですね。僕自身はこっちですね。

どうやって潜り込むか

一応現役Web編集者に向けて書いているので、中途入社に関して僕の見解を。「会社が求めている人材だとアピールできれば採用」、これは当然ですよね。ただ、そこで求められているものは、たとえば新卒とは確実に違いますよね。少なくとも「フレッシュさ」とかではない。中途採用の場合は欠けているピースを埋めたいという需要がこちら側にもあるので、そこに刺さる供給をあなたができれば自動的に受かるはずであり、受からないのであればそれができていないということです。なので、つぎは己(スキル)を知りましょう。

刺さる供給とは…スキル

あなたが『au Webポータル』を目指したいと仮定すると、知識量のある人はとてもありがたいですね。しかも広く、深く。政治経済から国際情勢、スポーツ、芸能、エンタメ、科学、IT等々、『au Webポータル』がカバーする範囲はとても幅広く、それらに造形が深くなければこのサイトの業務は務まりません。

僕も、ニュース編集は一時期経験していまして、曲がりなりにも「書く」ことを仕事にしてきた自負はあったものの、だいぶ苦戦しました。芸能ニュースだとテレビとかで多少は知ってますからまだ楽。でも政治経済なんかの知識が薄いジャンルになるととたんにフリーズ。なので、いきなり知識を「持ってる」人の場合、かなり有利だと思います。

もうひとつ

絶対に欠かせないのがコミュニケーション能力です。渉外系ではなく、チーム内コミュニケーションの方です。『au Webポータル』は朝6時半から夜23時までをシフト勤務でカバーしており、各シフト帯に3〜5人程度の編集者を配置して更新しています。業務を円滑に回すためにはコミュ力が必要です。圧倒的に必要です。

ただ、コミュニケーションと言って勘違いしないでほしいのは、誰とも楽しく話せるとかそういうレベルの話ではありません。自ら発信ができること、他人の意見への応対を含めたチーム作業のスキルとしてのコミュ力です。もしそれがない場合は、入ってからのキャリア形成に苦しむことになると思います。

ニュースの人員は企画や取材、さらには長文を書く機会もいまのところあまり多くないので、一般的にイメージされる編集者とは少しギャップがあるかもしれませんね。でも、努力が確実に反映されるので地道にやれる人は合っているかもしれません。

スキルとは

「それだけでいいの?」っていったらそんなことはなくて、ポータルやるには「使命感」を持ってもらわないと困る!とかはありますし、グループBを目指すのであれば、ライティングスキルとか、取材できたほうがいいよねとか、実際のところ必要なものはもっと幅広くあるわけです。そこで編集部では今年、スキルマップを作って試験的に導入してみました。

これはニュース編集で必要なスキル、メディアの編集で必要なスキルをそれぞれ洗い出し、自己評価と上長評価の組み合わせでその到達度を可視化するというものです。自分の現在地を見極め、どの方向に進むべきかを判断するツールとして使ってもらっています。

+1の需要を狙う…?

これはここ最近思ったことです。去年までだったら前述したものがかなり効く状態だったのですが、日進月歩のインターネット業界のなかでは、そこで働くスタッフにも進化を求めてきているような気がしております。つらいね。

というわけで、編集者は+1の何かを持っていると、より活躍できるのではないかなあと思っております。例えば編集+GAスペシャリスト、例えば編集+デザイン力、みたいな具合に。いまっぽい話だとUX方面に強いと「この人カコイイ……」ってなります。

縁遠い能力同士ではなく、ニュースの編成力+企画力、みたいな近い能力ふたつだってもちろんありです。いまのチームのメンバーにも現状の殻を破る進化をしてほしいなあ、なんて思っております。

なーんて考えていたら、デザインとエンジニアを抱える部署の人間から「T型人材※」の話が出てきたので、よしよしとほくそ笑んでいるところです。

※「T型人材」とは、特定の分野を究め、その深い専門知識と経験・スキルの蓄積を自らの軸に据えつつ、さらにそれ以外の多様なジャンルについても幅広い知見を併せ持っている人材のことです。アルファベットのTの文字のタテ棒を専門性、ヨコの棒を視野の広さに見立てて、こう呼びます。
日本の人事部より

思うところと僕の宣言

medibaはこの先の方向性に「ものづくりカンパニー」への道を選びました。それにはデザイナーやエンジニアたちの力は絶対に欠かせません。でも僕はテキストの力を強く信じていて、僕たち編集者も同じように欠かせない存在だと思っています。だからこそこれからますますプレゼンスを発揮しなければならないわけです。…いやべつに編集者いらねーと言われたわけでもなんでもないです。ただ単に改めて思っただけです、はい。

で、僕自信も進化した編集者になりたいということで+1のスキルを身に着けたいと考えていて、実際に挑戦しようと思っていることがあります。それは…、プログラミングです。近しい人には「エンジニアになりまーす」なんて冗談ぽく言っていますが、じつは結構本気です。と言っても技術を身に着けたいのはサブ目的で、メインの目的は、デザインやプログラミングのことを理解してエンジニアと接したいということです。(ついでに「Peing」みたいなサービスを自分で作って一発当てられたらサイコーじゃないですか)

グループのリーダーがこんな脳天気なことを考えている編集部ですが、だいたいいつも人材は募集しております。「スキル持ってるよ」という方おりましたら、奮ってご応募いただけますと幸いです。では、よいクリスマスを。

※編集者の応募をしていなかったのでリンクを削除しました(14:00)

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