M-1グランプリ2023で個人的に注目しているユニット〜シード編〜

お久しぶりです、アーバンストリートです。
今回は7月末に出した記事の
シード編を書きたいと思います!
8月予定と書いたのに
2回戦ギリギリの10月中旬に
なってしまいましたあああああ!!!

今回、去年準々決勝進出組である
シード組から25組選んでいるわけですが、
今回私は縛りを付けました。
M1ファイナリストやメジャーな方ばかりを
選んでもしょうがないですしね。
今回の条件は
・決勝進出経験者は選ばない
・準決勝進出経験者は極力選ばない
・東西、芸歴をバランス良く選ぶ
・比較的有名な人は極力選ばない

では、25組をドーンと紹介したいと思います!

滝音

まずは準決勝経験者である彼らから。
滝音といえば、
さすけさんから出てくる独特の突っ込み、
いわゆるベイビーワードが特徴なのですが、
ベイビーワードに頼りすぎない段階に入っていて、
進化してきています。

キングオブコントは決勝行っているんで、
次こそはM1で決勝行ってほしいですね。

シンクロニシティ

去年私が激推ししていた内の一組。
限られたひらがなだけで返答する
という斬新な漫才スタイルは、
日本中のお笑いファンを驚愕させました。

しかも当時は会社員をしながらのフリー。
去年に比べて、かなりハードルは
上がっていると思いますが、
吉本興業所属となってからは
かなりの場数を踏んでいるみたいですし、
更なる漫才が見られるのではと
楽しみにしております。

ハイツ友の会 

西野繋がりで去年の
セミファイナリストをもう1組。
ネタでもビジュアルでも
人気急上昇中のコンビです。

女性コンビなので、THE Wにも
出場することは出来ますが、
THE Wはどっちかと言うとキャラがポップで、
タレント向きな芸人が有利な大会なんで、
ハイツ友の会はTHE Wよりは
M1グランプリ向きなコンビと思います。
(同様の理由でDr.ハインリッヒも。)

毒と皮肉が入ってるネタは
私が1番好んでいるもので、
ハイツのネタはチョイスや
毒の加減が絶妙に良いんですよね。

是非とも決勝に行ってほしいですし、
7名の審査員の評価の仕方も気になります(笑)

ダブルヒガシ

今年の関西枠で最注目と言っても
過言では無いでしょう。
yTVとABCの2冠を達成。
これは去年初の決勝進出を決めた
カベポスターと同じルート。

真空ジェシカが世に出て以来、
ボケが強い漫才が人気になってますが、
ダブルヒガシもそう。

シンプルに大喜利的に強いボケに
Wボケに近い展開、
雰囲気を飲み込むキャラクター。
面白い三要素が揃ってるんですよね。

去年も準々決勝でかなりウケてたんで、
ここを乗り越えられたら…ありそうです。

華山

え?誰?と思うかもしれませんが、
ABCお笑いグランプリの覇者です。
元々「エンペラー」というコンビ名でした。

最初はオーソドックスな王道漫才。
ボケもツッコミも決まってる。
何の変哲もないと油断したら、
右のにこらすさんのキャラが一気に暴走する!

このスリリングさを1度味わうと、
一気に虜になってしまうんですよねー。

ABCを獲った時も、コウテイや
カベポスター、さや香を抑えている。
そろそろ来ても良いと思ってます。

素敵じゃないか

今年の激推し枠の内の1組です。
人が話している時に◯◯すなよ!シリーズは
今年のABCでも、去年のM1でも
かなりのウケを得ていました。

ネタとして理想的な
観客が想像する少し上を出してウケる
というのを体現しています。

それだけでなく、「〜続ける」や「変と乱」などの言葉のあやを利用した漫才が
感心させられるし面白い!

去年、ダイヤモンドが
元来ある言葉に対し新しく創出された言葉
(いわゆるレトロニム)を
批判する漫才で決勝に行ったので、

このようなfunnyではないinterestingな漫才は
面白い方に行くと思います。

ひつじねいり

続いてはツギクル芸人グランプリから。
最近何かと規制とか自粛とかが多くて、
その反動(!?)でキレツッコミが
受け入れられることが増えたなあと思いますし、
M1でも躍動してるなと思います。
(おいでやすこが、ウエストランド、さや香とかね)

M1準決勝未経験者でキレツッコミの使い手として
推したいのがひつじねいり。
左の細田さんの主張が
右の松村さんの考えに合わず、
松村さんがだんだんキレていくスタイル。

その怒り方やその時に出てくるワードの
面白さがたまらない。
配信番組でもMCをしている姿を見て、
立ち回りを見ていると頭の回転の速さを感じます。

ちなみにコンビ名の由来は2人とも
下の名前に祥(羊ネ入り→ひつじねいり)が
入っているからだとか。ほー。

ナイチンゲールダンス

ツギクル芸人グランプリ2023覇者!
オーソドックスなコント漫才で
人を選ばないのが最大の強みと思います。

最近のお笑いは突飛なキャラや
設定に頼りがちなのが多いですが、
この二人の漫才は分かりやすい笑いを
テンポ良く取っていく感じで、
かつての三拍子やタイムマシーン3号に
近いんでは無いかなあと。

勢いに乗ってますし、
準々決勝の壁を破ってほしいです。

さすらいラビー

オーソドックスなコント漫才だと
さすらいラビーにも注目です。
ベタなシチュエーション漫才ですが、
中田さんのキャラがとにかく印象に残る(笑)

個人的な考えだと、
先ほどの中野なかるてぃんさんと
右の中田さんは何と一橋大学卒なんで、
名が売れたらクイズ番組に
出られそうな気がするんですよねえ。
2組ともクイズではなくて
お笑いで飯食べたいんでしょうけど。

マリオネットブラザーズ

マヂカルラブリーを筆頭に、
ラランド、真空ジェシカの台頭から
大学生お笑いサークル出身が
何かと注目を集めていますが、
個人的に注目しているのが
マリオネットブラザーズというコンビです。

右の肉汁さん(何ちゅう芸名だ。)が
放つボケがアホ全開なのですが、
漫才の構成を分析していくと
めちゃくちゃ理論的で、
芸歴5年目とは思えないくらいの
高いクオリティーを叩き出しています。
去年の料理対決、めっちゃ笑ったなあ。

TCクラクション

去年の準々決勝でイチウケなくらい
かなりウケていたというコメントを
多く見ましたが、なぜか落ちたコンビです。

結成はまだ7年くらいですが、
右の坂本さんは今年で40という
コンビ揃っての苦労人。

ネタの面白さは申し分無さすぎますし、
あときっかけ1つなんで突き抜けてほしいですね。

黒帯

ここからは関西枠を。
まずは私の激推し、黒帯です。

黒帯はここ最近、舞台の出番数も
急激に増えてきていて、
2回の単独ライブも即完やったんですよね。

黒帯の必殺技は大西さんのボケ。
大喜利力の高さを感じる一撃必殺なボケは
雰囲気を味方に付ければ
舞台を選ばない強さを持ってます。

去年のじゃんけんも名前言うゲームも
めちゃくちゃウケてましたし、
ここで決勝行って売れて
ジャパンでのスケジュールを
埋めてほしいですねー。

デルマパンゲ

関西枠でもう1組。
デルマパンゲは左の迫田さんの
インパクトが強すぎて、
正直言うと人を選んでいました。
ハマらない人には正直キツかった。

しかし、ここ最近は面白さを残しつつ
非常に見やすくなっていて、
進化が目立つようになっています。

黒帯と同じく、金属バット、
Dr.ハインリッヒの仇を取って欲しいコンビです。

鬼としみちゃむ

ここ最近の漫才の急成長具合では
この二人を外すことは出来ません。

最近、漫才サーキットで漫才を見ましたけど、
めちゃくちゃウケていました。
ジェンダーレストイレの漫才、
決勝でやったらどうなるんやろなあ(笑)

この二人の漫才には
思わず笑ってしまうパワーがあるんで、
そこが評価に繋がってほしいです。

軍艦

関西の注目株で1番若手。
NSC時代から準々決勝まで進んでおり、
去年の結成1年目も準々決勝まで進出。

漫才というよりは立ち話に近い雰囲気は、
ダウンタウンのごっつええ感じの
フリートークを思い出します。

さり気なく結構ギリギリなネタもたまにやるんで、どの漫才で臨むかも含めて楽しみです。

カラタチ

去年のウエストランドに最も近い、主張型の漫才。今年の激推し枠です。

左の大山さんがアニメやギャルゲー好きで、
右の前田さんがアイドル好き。
アニオタとドルオタの対立構造から
繰り出されるケンカ漫才は
かなりのクオリティーです!

その内容も何かにのめり込んだことがある人なら
思わず頷いてしまうものから、
悲哀を感じるものまで。

M1では漫才の中身だけでなく、
人間力も大事と言われていますが、
カラタチの二人が正に当てはまるのでは、と。

サツキ

独特のキャラ枠だと、
サツキというコンビもかなり注目。
右側のムネタという方が
独特のオーラを放っていて、
発する言葉のナンセンスさ。

斬新さ抜群なのですが、
オードリー春日、馬鹿よ貴方はファラオに
肩を並べる不気味なオーラは
ゾクゾクするけど妙な安心感もあります。

準決勝以上に行けば、
去年のカゲヤマのようなインパクトを
残してくれるに違いありません。

バッテリィズ

関西枠からはバッテリィズを!
左のエースさんのアホさ加減が
非常にたまらんです。

ボケの定番の種類に「本末転倒」がありますが、
それを究極まで磨き上げていて、
観客までも「なんでやねん!」と
ツッコみたくなります。

決勝まで行かなくても、
準決勝までいけばブレイク必至です。

くらげ

フォーマット漫才で外せないのが、
2019年に準決勝に行ったことがある
くらげというコンビです。

2019年の時に披露したのが、
右の渡辺さんが「分かんねえけど。」
と言いつつも女心を理解しているという
良い男に見えてくる(!?)漫才です。

ここ最近は新しいフォーマットに挑戦していて、
どれも中毒性が高いんで、
いつでも返り咲いてもおかしくないんですよね。

余談ですが、左が杉昇さん、
右が渡辺翔太さんです。
見た目からしたら逆だよな…

マルセイユ

ここ最近東京進出したコンビだと
マルセイユは応援したいコンビです。

ABCお笑いグランプリでトップ3に入り、
そこから勢いに乗るかと思ったのですが、
なかなか上手いこといかず。

それでもテンポも技量も錆びついてなくて、
スイスイ入ってきて笑える漫才を
今でも披露してくれます。

にぼしいわし

今年東京進出したコンビだと
にぼしいわしも外せませんね!

フリーで活動するコンビですが、
女性漫才師の中では
トップレベルの技量と思います。

去年M1の3回戦でかなりウケてた
水族館の漫才をTHE Wでも披露したのですが、
雰囲気に飲まれて惨敗。

THE Wは漫才をする場では無いと
言い切れてしまうくらい可哀想でした。

楽屋Aの意地、見せてほしいですね。

祇園

ここからはラストイヤー枠。まずはこのコンビ。

2020年には準決勝に進んだのですが、
流行り病に罹り、敗者復活戦は辞退。
インディアンスが掴みで
「お待たせしました木﨑です!」と
言ってくれたのは今でも語り草です。

祇園は様々なフォーマット漫才をしてますが、
ここ最近だとコンプラ気にし過ぎ漫才。

苦情が出ることを恐れすぎるあまりに
本来の物語が一気に台無しになるのが
鉄板の完成されたフォーマットなんですよね。

このご時世に合っていると思いますし、
ラストイヤーなんで思いっきりぶつけてほしい。

決勝に出てくれることに
誰も待っていませんよと言う
ファンは居ないはずです。

ツートライブ

関西でラストイヤーだと
ツートライブも外せませんね。

右の周平魂さんがカッコ付けて喋る
「イキリ漫才」が有名ですが、
ここ最近はたかのりさんの「◯◯なん!?」
というツッコミが全面に押し出されています。

この二人はM1に賭ける思いが他の漫才よりも強く、ミルクボーイや金属バットと
ユニットを組んで切磋琢磨してきています。

いよいよラストイヤー。
最後に吉報を得たいですよね。

リニア

ラストイヤー枠から激推し枠を。
リニアというコンビです。
元々は「S✕L」(エスエル)というコンビ名で、
コントをメインにやっていたのですが、
改名してからは漫才をメインにやっています。

リニアの漫才にタイトルを付けるならば、
「乗っかり暴走漫才」。
左のしょうへいさんが提案することを
右の酒井さんが否定するのですが、
徐々に乗っかっていって
逆に案を出していく逆転展開が鉄板。

これがめちゃくちゃ面白くて、
しょうへいさんが気付いたら
置いていかれているのがかなりジワジワ来ます。

毎年、M1ではフォーマット漫才が
決勝に進んでいますが、
今年はリニアではないかと!
ラストイヤー楽しみです。

アイロンヘッド

ラストに紹介したいのはこのコンビ。
アイロンヘッドと言うと、
歌ネタのイメージが強いですが、
ここ最近のしゃべくり漫才もかなり強烈です(笑)

右のナポリ君がやってみたいシチュエーションを
やって、左の辻井さんが見守る。

ナポリ君が間違えると
辻井さんが「ナポリ君!!」と呼び止めて
間違えたところを指摘する。

ボケ自体は普通なのですが、
この「ナポリ君」連呼がたまらなく面白くて、
漫才師としてのテクニックが
抜群だなあと思ってます。

ボケの中身ではなく、イントネーションや声色、
キャラクターで笑わせるのは
かつての千鳥を彷彿させます。

ちなみに去年の準々決勝の動画で
私が1番見たのはアイロンヘッドです(笑)

さいごに

いや〜、何とか絞りました。
縛りを入れないと絞れないくらい厳しかったです。
いよいよ2回戦が始まりますね。
皆さんも推しのユニットを探して、
予選から楽しんでみてください。
今年も3回戦全ネタ見てのガチ予想大会、
やってみようかな!
それではまた〜!

P.S.
TEAM BANANA、出てほしかったな…

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