真面目

という言葉を真剣に考える機会が最近あった。

辞書で調べてみると、

うそやいいかげんなところがなく、
真剣であること。本気であること。
また、そのさま。

真心のあること。誠実であること。
また、そのさま。

よく性格の長所とかで挙げられることが多い。
もちろん良いところである。

しかし、最近のバラエティを見てみると
どちらかと言うと
からかう意味で使うことも少なくない。

具体例として分かりやすい方で
発端となったのはオードリーの春日さんである。

ブレイク期の頃、ピンクのベスト、テクノカット
ズレているツッコミでインパクトを残した彼は
すぐにバラエティに進出し、
オフの時の顔というものを晒された。

その時に言われたのが「根は真面目」である。
そこから、突飛なキャラで売れた芸人の
「根は真面目」というのが次々と暴露され、
真面目というものは長所ではなく
一種のからかい要素として
扱われることがとても増えた。

そこから、真面目というものが
短所まではいかないけど、
どちらかというといじり要素になってしまい、
公表しにくいものになってしまった気がする。

それをエスカレートしたかのように、
犯罪者の普段の顔でも「真面目」というのが
時に「融通が利かない」要素として
ネガティブな扱われ方をすることも少なくはない。

正直に言うと、この風潮に私は疑問である。
真面目で何が悪いんや?
目の前のことに、生きることに
一生懸命で何が悪いのか?

私からすると、真面目は長所であるけれども、
必要最低限の要素と思っている。

毎日笑ったりふざけあったりしたいけども、
真剣に考えねばならないところが
あるのではないか?

苦手なことでも挑戦して失敗している真面目な姿は
滑稽というジャンルに分類されてしまうのか?

シンプルに疑問です。

あと、疲れたというのは
真面目な証拠と思ってます。
何も悪いことなんて無いんですよ。
その上に楽観的という要素がある。

とある引っ越し屋さんみたいなこと言いますけど、
真面目が1番だと思っています。

今日も色んなことを
頭の中で回しまくって寝るんだろなあ。
久々に真面目にペンを走らせてみました。

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