人間性のサスティナビリティー

ギスギスと前に進むのではなく、感受性を豊かにゆったりとした世界を楽しめる文化のうねりを作り上げるインフラの構築を目指して。

文明社会に於ける人間性のサスティナビリティー（持続可能性）

耳慣れない言葉から始まるこの投稿ですが、サスティナビリティーという言葉が社会の前面に取り上げられるようになってきました。これは地球上の先進的な国家文明を持続可能とする為の施策を進める言葉であると思います。

しかし、文明という大きなくくりでは、その中で（地球上で）生活を営む個々の人々の人間性までを持続可能とする意図はそこには見られません。
現在のところはあくまでも文明を壊れないように維持したいという意味の方が強く表れている言葉ではないでしょうか。

しかし現在、文明の中には国に代表される人々の集まりがあり、それぞれの集合体の中では、また細分化された区分けがはっきりと表れています。また、未来を見据えた持続可能性という言葉の中には、それらの集合体を調和の中で出来るだけ統合して国家という枠組みから地球という枠組みへ大きく視点を移そうというニュアンスも感じられます。

サスティナビリティーの施策自体は人類をさらなる進化へ導く肯定的な要素を感じますし、それがどうという事をこの投稿で述べるものではありません。

この投稿の趣旨は、サスティナビリティーという概念の中には、文明、社会という視点の他に、それらを根源的に維持構成する人間の「人」の部分を維持、向上させていく為に、「人間性」という側からの視点が必要なのではないかという事を伝えたいというものです。