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医療ライターのはじめかた卒業生座談会Vol.1【前半】

医療者専用リスキリングスクールMedi+(Meditasu)は、2024年2月4日にオンラインイベント「医療ライターのはじめかた卒業生座談会Vol.1」を開催しました!

今回は、Medi+の講座「医療ライターのはじめかた」講座卒業生の松本メグミさん、小林おすしさん、谷口かよこさんが登壇。Medi+代表の松岡磨衣子が進行を務めました。

現在はみなさん医療ライターとしてバリバリ活躍されていますが、講座卒業後どのように活躍に進まれたのでしょうか?など、25名のイベント参加者からの、いろいろな疑問に答えてくださいました!

Medi+公式イベントリンク:https://peatix.com/event/3823758/view


2020年から継続運営、医療ライターのはじめかた講座:https://medi-jump.com/iryouwriternohazimekata/

「医療ライターのはじめかた」講座卒業生の自己紹介

Medi+の「+」マークで撮影

松岡磨衣子(以下まいまい):(株)Medited代表の元薬剤師で、医療者専用のスクールとコミュニティ事業を運営しております。本日ファシリテーター(進行役)を務める元薬剤師の松岡です。まいまいとお気軽に呼んでください!^^
早速ですが、自己紹介をお願いします。

松本メグミ(以下メグミ):松本メグミのライターネームで活動しています。保有資格は薬剤師です。

ドラッグストアの市販薬専門の薬剤師を4年ほどやってから、社内の異動で調剤専門店の勤務になりました。その後体調を崩してしまい退職し、他の働き方を探しているときに医療ライターという存在を知り「医療ライターのはじめかた」講座を受講しました。

現在、医療ライターをはじめてから1年半くらい経過しましたが、医療ライターの仕事と、別の在宅のアルバイトもやりつつ、兼業という形で働いています。医療ライターとしては、医療や健康に関する記事を書きつつ、Medi+の添削サポーターや、MediJumpのメディアディレクター*もしています。Medi+の公式Instagramの運用も行っています。

Medi+公式Instagram:https://www.instagram.com/meditasu_school/?hl=ja

*ディレクター:メディア運営において、ライターの進捗管理や記事の企画案出し、記事の品質担保を行う役割の人。

小林おすし(以下おすし):小林おすしのライターネームで活動しています。看護師資格を持っていて、小児科の病棟やクリニック、保育園の病児保育、学校看護師を経験してきました。

結婚と子育てをきっかけに臨床を離れていたのですが、仕事をはじめようと思ったときにコロナ禍にぶつかってしまいました。その際在宅の仕事を探したのがきっかけで、医療ライターとして2021年から活動しています。
第15回の「医療ライターのはじめかた」講座を受講してから、医療ライターの活動の幅を広げつつ頑張っています。今は医療や子育てなど、自分に親和性の高い分野を中心に執筆しています。

谷口かよこ(以下かよこ):谷口かよこというライターネームで活動しています。私は調剤薬局で薬剤師として5年間働いたのですが、ちょっと合わないと思い、臨床以外の職業を探したところ、Webライティングを見つけました。第13回の「医療ライターのはじめかた」を調剤薬局で働きながら受講、卒業した後にちょこちょこ副業でWebライティングをやっていました。でも体調を崩してしまい、今は会社を退職してフリーランスとして業務委託でWebライティングや医療ライティングの仕事を請け負っています。

「医療ライターのはじめかた」講座を受講した理由

まいまい:ありがとうございます。では、「医療ライターのはじめかた」講座を受講した理由をお聞かせいただけますか。

メグミ:私は過去に調剤薬局で働いていたとき「この仕事、私に合わないな」って思っていたんです。さらに体調もかなり崩してしまって。薬局を退職しようと思い、他の働き方を探しました。
そこから「薬剤師、辞めた後、どうする」とかで検索していたときに、医療ライターという存在を知りました。そしてまいまいさんの「医療ライターのはじめかた」講座を知って、すごく緊張しながら面談の申し込みをした記憶があります…...!

かよこ:私も「薬局での仕事が合わないな」と感じていて。「薬剤師やめたい」なんて検索していたんです。そしたらWebライターがヒットして、さらに医療系で探したら「医療ライターのはじめかた」講座がヒットしました。さらに調べていったら面談があるって書いてあったので、まいまいさんと面談して「医療ライターのはじめかた」を受講、現在にいたります。

おすし:私は「医療ライターのはじめかた」講座を受講する前から、Webライターの仕事をしていたんです。ただ、医療系ではない仕事を請け負っていました。報酬が頭打ちになってしまったところで医療ライターを開始しましたが、中々医療系の案件を受注できなくて。医療ライターとして、もっとスキルを持ちたいと思い「医療ライターのはじめかた」を受講したという経緯です。
実際にまいまいさんと面談して、卒業後のコミュニティ(MediWebラボ)もすごく楽しそうだと思い、受講を決めました!

まいまい:コミュニティにも興味を持ってくださっての受講だったのですね、すごく嬉しいです!特に医療ライターは、薬機法*やエビデンスであったり、広告記事になると景品表示法*であったり、気をつけないといけない部分が多いですよね。医療ライターとして、基礎的な部分を学び直しにきてくださる経験者の受講者さんも多い印象です。

薬機法*:「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」化粧品、健康食品、医薬品などの紹介記事や広告記事を記載する際に必要となる法律。
景品表示法*:消費者への不当な広告や過大な景品の提供を禁止する法律。Webライターが広告記事を書くにあたり、消費者に誤認を与えるような記載について規制している。

講座受講後の生活スタイルやマインドの変化

まいまい:講座を受講してから、具体的に生活スタイルやマインドの変化はありましたか?

メグミ:調剤薬局を辞めてフリーランスになったので、かなり自由度が上がりました。会社員で薬剤師をやっていたときは長時間勤務が多かったので。
私は疲れやすいタイプなので、当時は夕方になるとヘロヘロでした。今は自分でコントロールできるようになったのでよかったと思います。

でも、フリーランスはスケジュール管理ができないと逆に大変です。それでたまに苦しくなってはいますが、会社員のころに比べて無理せずに働けるようになってきたかなと思っています。

マインド的には、自分の意見が言えるようになったと思います。会社員のころはあまり自分の意見が言えない性格だったんです。それが無理して働いてしまう原因にもなっていたのですが。
フリーランスになってから、スケジュール管理や案件獲得、クライアントとのやりとりでコミュニケーションスキルが身につきました。

まいまい:Medi+の講座は「卒業してからが本当のスタート」として、自走力*をつけることを1番大事にしています。受講生さんたちが講座卒業後に困らないように、どうやって力をつけてもらうかということをすごく大切に考えています。
メグミさんが話されていたように、タスク管理はとても重要ですよね。運営している医療ライター系メディア「Medi Jump」の記事内でもタスク管理記事がありますので、気になる方はぜひご覧ください!

自走力*:外部の力に頼らず、他人からの指示がなくても自分自身の力で判断して行動できる力。

おすし:講座受講前までは医療ジャンル以外の記事を書いていたので、経験のないことを調べて書いて、と疲弊していました。
講座受講後は医療系記事をメインに書くようになり、1つ1つの記事を充実して書けるようになったことを実感しています。

マインド的にも自信がつきました。以前は独学でライター業務をしていたので、正直不安なまま執筆していたんですよね。講座受講後、自信がついたことでクライアントに自分から提案できるようにもなったんです。

あと、今までは失敗したら「もう駄目だ」って落ち込んでいたのですが、真摯に受け止められるようになりました。ただ漠然と落ち込むのではなく、悪かったところ、改善すべきところが明確に理解できるようになったからだと思います。

まいまい:私も初心者ライターのころ、真っ赤っ赤な添削を受けて落ち込んだこともありました……。でも「こんなに添削してもらえてラッキーだ!同じことをしないように次に活かそう」と、経験からポジティブに学ぶ姿勢も大切ですよね……!

かよこ:私は薬剤師としての臨床の仕事を辞めてから、ガラッと生活スタイルが変わりました。1日中パソコンに向かうスタイルになりましたね。自分の裁量で仕事ができるようになったのがよかったと思います。

マインドも自発的になったかなと思います。受講しているときは全く自走力がなかったのですが、受講後、自分で案件を獲得できるようになりました。

まいまい:講座卒業生でMediWebラボメンバーになってくださった方には、月に1本で3ヶ月間、記名記事を外注しています。かよこさんも手を上げてくださって、何本か記事を書いてもらいましたが、とても読みやすいと評判です!👏

▼かよこさん執筆、MediJump記名記事

「医療ライターのはじめかた」講座卒業後の働き方

まいまい:講座卒業後からの現在の働き方について、お伺いしてもいいですか?

メグミ:講座卒業後、7~8ヶ月間くらい医療ライター専業で仕事をしました。その後、安定した収入がほしいのもあり、在宅でやれるアルバイトをはじめるようになりました。
現在はその在宅のアルバイトを月100時間くらい、残りの時間を医療ライターとして働いています。

まいまい:リアルな話ですが、ライティングは1文字何円という働き方なので、即金性はあっても「学んですぐ次の月から、安定して月20~30万円稼げる」というのは中々難しいです。
いかに継続して信頼を積み上げて、文字単価を上げたり業務を広げたりしていくかが大切だと思います。でも副業という形でもできるところが医療資格を持っている強みですね。

おすし:私は講座卒業後ずっと専業ライターです。ありがたいことに収入の主軸となるクライアントと出会えて、継続で仕事をいただけています。クリニックさんのホームページ原稿などです。

かよこ:私は講座卒業後、副業で医療ライターをする予定だったのですが、体調的な問題があり、強制的にフリーランスになってしまったという形です。現在は業務委託で医療ライターをやっています。

まいまい:医療ライターの仕事は、体調がよくないときに休みのペース配分を自分である程度できるというのが助かりますよね……!


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