見出し画像

為せば成る、らしい

みなさん初めまして。どういう流れでこの記事まで辿り着かれたのでしょうか。なんとなく流れてきたものだったり、他の刺激的なmedteriaインターン生の文章の横に私の体験記があっただけかもしれません。
せっかくなのでキラキラしていないインターン生の体験記も読んでみてください。

改めまして、medteriaインターン生の山形大学医学部のひかると申します。
軽い自己紹介ですが、岩手県生まれ宮城県育ち、今は山形に就職も決まった生粋の東北人です。
高校生の時から始めたギターとライブ活動にどっぷりとハマり、大学に入らずその道で生きて行こうとしたため、やや歳を食っております。
仮に勉学に励んでいても特に大きくは変わらなかったかもしれません…

大学に入ってもいい趣味です

大学に入ってみても特に優秀ということはなかったのですが、生まれつきの好奇心と、週8勤務のバイト掛け持ちに耐えうる体でまず広く浅く、いろいろなものを吸収する毎日を送ってきました。

私はこれを書いている今、平々凡々な医学生生活を終え、初期研修に向かおうとしている段階です。
これまた平々凡々なインターン生として2年弱活動させていただいた中で感じたことをあまりかっこいいことは言えないので、劣等生なりに徒然なるまま書かせていただきます。

私はいわゆるコロナ直撃世代の学生の1人で、大事な臨床の講義も、実習も、普段通りとはいかなかった世代です。ただ、幸か不幸かそのおかげで発達したオンラインでの社会生活というものがあったおかげで、個人的には逆に学びは豊かでした。


全然関係ないのですがコロナ禍のディズニー、空いてて年10位行く身としては最高でした


私は元々僻地の医療を支えるためのIT開発に興味があり、まずは病院経済や医療政策を、と、学びの場に首を突っ込んではまず吸収を繰り返していました。そんな中の募集。ビジネスとしてのアウトプットの場が欲しかった私は内容問わず飛びつきました。結論、何にも変え難い経験を得ることができたと感じています。

蓋し、ビジネスの視点、という話を医師や医学生の界隈ですると何が起こるか、と言われれば「怪訝な目で見られる」概ねはこれに尽きるのではないでしょうか。その結果内々にこもったのが以前の私です。

私の業務は主に大学県近辺地域へのMedteria営業業務でした。
何よりも個人的に忘れられないのは、医師において重要だと理解していたはずのコミュニケーションに1番の壁を感じたことです。たった一言で相手から出てくる情報は質も量も変わってきます。例え相手方が困っていて、こちらに助けを求めていても、芯の情報までたどりつけないことはざら。逆に相手方がこちらに興味がなくても、たった一言で良い関係を気づくこともできる。そんな当たり前のことに気づかされました。
これが「ビジネスの視点」の本質だと私は感じました。何が欲されていて自分今何ができるのか。多くの人とたくさん手を繋げば、間接的に色々な人を繋ぎ、またさらに今はできないことが可能になる。これは閉鎖的な医業や医師と他職種の交流にも耳の痛いことでしょう。
私がビジネスの道にさらに前進するのは恥ずかしながらもう少し助走をつけてからになると思います。
とは言っても諦めたからではなく、まず医師としての地力と自立をもって、近い業種の多くの人と手を取り合うことで実現すべきことがあると感じているからです。
1人で邁進することがいちばんの近道だった受験や学内試験とは違う方法でこそ成功できることに気づくことができたことは大きな収穫です。
私の尊敬する人物に上杉鷹山という方がいらっしゃいます。
氏の至言「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
は私の座右の銘のひとつでもありますが、闇雲にではなく、何を為すか、そして何を成すのか、そこに向けた道筋の立て方をこのインターンで学びました。


山形が誇る偉人です

聡明で柔軟な社長をはじめとしたmedmainスタッフの皆様、インターンでご一緒した仲間たち、皆様全員が私にとって眩しく理路整然と忙しない参考書です。
そんな方々が今後何を為し、何を成すのか、楽しみで仕方ありませんし、私も、と思えるこの気持ちもインターンで初めて感じた感情でした。
医学生という並々ならぬ努力のもと生まれた平坦、平々凡々で偏屈な生き物こそ、こうしてビジネスの形で社会をミクロにもマクロにも横断していくことが聡い頭脳の再成長、再整頓を行う良いきっかけになると感じています。
努力は嘘をつかないなんて嘘がありますが、medmainでする努力は嘘を振り切る自分を身につけることのできるものでした。そうさせてくれる環境も、それを全面に許容していただける風土も得難いものでした。
優秀なインターンではなかったかもしれませんが、私のような医学生が少しでも上のステップに上がることができたと感じられていること、本当に感謝しています。
採用していただきありがとうございました。

もし興味がちょっとでもあるなら、自認が劣等だろうと、自他共に認める秀才だろうと、medmainのインターン生になるべきだと思います。
Medteriaのインターンは他のどんなインターンより裁量を持たせていただけますし、フィードバックをくださるメンターが錚々たる顔ぶれです。

為せば成る、らしい、くらいの気持ちで大丈夫です。やり切った後には何かに成った、またはその道筋が人それぞれ見えるように成っているはずです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?