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小さかった私へ⑧ 幼少期編

母に対する苛立ちを感じた思い出


年長さんの頃、クリスマス会で劇をやった。

私、本当はキラキラお星さまの役がやりたかったのだ。

役がどういう風に決まったのか?

よく覚えておらず、わからないけど何故だか、私は村人Bの役をやることになったのだ。

与えられたセリフは少なかった。でも、大きな声でハキハキと言わなきゃいけない・・・

運動会同様、、何度も練習をしたと思う。


クリスマス会当日



多くの親御さん達や先生方が見守るなか、私は舞台に立った。

すごく緊張したし、逃げたかったと思うけど、、気合いでエイヤー!とやりきった。

泣きもせずに、私は大きな声でセリフを言えたのだ。

お母さん、私、頑張れた〜!!

やり遂げて達成感に満ち溢れてた私に、お母さんはこう言った。


「なんで前を向いていなかったの?お客さんの方を向いてちゃんとセリフ言えば良かったのに…」

という感じの事を私に言ったのだ。


確かに、私はお客さんの方に身体を向けていなくて、主役の子たちの方に向いてセリフを伝えていた。

…そもそも、小さい私が、劇のなんたるかなんてよく理解しているわけでもないのに。。。

小さい私の「頑張った!」という思いと、「やり遂げたぞ~!」という達成感は、母の一言によって、台無しになった。


「私は泣きもしないで、目一杯頑張ったのに…。

私はお母さんに「よく出来たね~」って言ってもらいたかった。

ギューッてして欲しかった。

褒めて欲しかった。

ダメ出しなんか聞きたくない!

お母さんのバカ!」


褒めてもらいたかったのにね。

ダメ出しされて、本当は悲しかったんだよね。


ショックだったね。


それに怒りが上塗りされた。


今でも時折ぶり返す怒り・・・

その時の母を、

私は今でも「許すもんか(💢゚Д゚)」と思っている。

母親の言葉が、子どもにとって、良くも悪くも影響するということ。

私があの時、ひどく傷ついたことを、母は一生わからないだろう。

やりたくない役に、初めうんざりしてはいたけど、私は泣きもせず、一生懸命に取り組み、頑張ったんだ。

自分がやり遂げた~って思えた事は、誰がなんと言おうと、自分だけは認めていいんだ。

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