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『ゆがんだ正義感で他人を支配しようとする人たち』読了

2017年末、この本のタイトルに惹かれて思わず読んでみることにしました。

はじめに

 この本で扱うのは、実はあなた自身の「自立」と「自由」に関する問題なのだ。自分の人生を自分のものとして生きているか?自分に敵対し、自分を攻撃してくる者から、自分と家族をしっかりと守ることができているか? その覚悟が出来ており、言葉や行動が伴っているのならば、私たちはそれを「自由」と呼ぶ

こう書かれてあり、とてもグッときました。この言葉から、改めて私は自分の人生を自分のものにしてはいなかったと実感しました。

私は、自信より「他信」で動いていました。そして、受け身である。

私悪くない。私に攻撃したり、嫌がらせしてくる人が悪いんだと、人のせいにしていました。こういう人たちが居るから、私は生きづらいんだ!って嘆いていました。今でもたまにそうなる事があります。

自分の人生を何度か諦めようとしたこともありました。あと、「嫌いな人たちなんかいなくなればいい」といった“排他的思考”が、自分のなかに確実にあると思います。

そうじゃなくて、 自分はどう生きたいのか。色んな人たちが存在していても、私はどう関わっていくか?方法を模索することが出来るし、私がどうしたいかは自由なんだ。


第5章のスクールカースト編

「自由からの逃走」では、こう書かれていました。

「自由」であり続けるためには、それにともなって生じる「孤独」や「責任」の重さを受け止める「覚悟」が必要だ

あぁ… 自由って深い。

自由が遠くに感じるけど、今はその自由になるためのプロセスを歩んでるのかなと思います。

攻撃に屈さなくていい。距離を置く。離れていい。

自分の自尊心を、誰かに簡単に売り渡さないでいい。

これらのことを忘れないようにしたいです。


本書では、職場やご近所トラブル、ハラスメント、スクールカースト、ネットいじめ等における“危険な隣人”の特徴や関わり方などが書かれています。・・・読んでいくと、私も“危険な隣人”だったことが過去にあったと気づきました。

また、自分が今後ゆがんだ正義感をふりかざす人になる可能性がないとは言いきれないとも言えます。

私は間違っていない!自分だけが正しい!などと主張したくなるその前に、一旦立ち止まって、、

「本当にそうか?」と、疑問を持つことが大切だと思えます。

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