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エッセイ的な

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日常のエッセイ的なやつを入れます。
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記事一覧

増長する高架線イメージ

増長する高架線イメージ

いきなりだが、ELLEGARDENが昔から大好きで。

中でもベスト3に入るくらい好きなのが「高架線」という曲だ。

ぜひ聞いてみて欲しい。MVだってすごく素敵だ。

でも、すごい勘違いをしていたことに気づいた。

高架線=送電する鉄塔のことだと思っていた。

このため、イメージはこんな感じだった。

勝手に、そうだよな、南北にびーっと並んでそびえ立つ高架線(実は鉄塔のこと)は、どう考えてもエモい

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悲しみの感じ方は親子だって違う-夏に観たい映画-

悲しみの感じ方は親子だって違う-夏に観たい映画-

夏に観たい映画。

「永い言い訳」という映画を観た。

そこで胸締め付けられたのが、主人公よりも、妻・母親に先立たれた親子の、悲しみと、悲しみへの反応。

竹原ピストル演じる父親は、泣いてばかりいる。妻の死をずっと受け入れられなくて、一人の時だって、子供の前だって、会いたい話したい忘れたくないと泣きじゃくる。真っ直ぐに、ある意味臆さずに悲しみと向き合う。

でも、子供は、葬式で泣けなかった。その時

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わたしたちは星くずでできてる

わたしたちは星くずでできてる

わたしたちは星くずでできてる。某雑誌の文言に、はっとした。

事実なのに、こう目の前で書かれると、素敵すぎて目眩がする。

こんな、途方もなくてくらくらすることを、あえて考えてみるのが好きです。

ロマンはあるか?というやつ。

例えば、化学の資料集か何かにあった話。

仮にクレオパトラが飲んだ1杯のワインの水分子が世界中に均等にばらまかれたとした場合。

現代で自分がコップに汲んだ水には、約10

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いつだって憧れショベルカー

いつだって憧れショベルカー

好きなものの絵を描いてみただけの記事。

昔から、重機が大好きです。

ショベルカーが動いているのを見るとわーって見とれてしまう。

↓大きなものが好き、という話。

素直になれなくて

素直になれなくて

イラストエッセイ的なものです。

猫が遊んで欲しいときが可愛い。

まず、棒に紐がついた感じのおもちゃを咥えて人の近くまで持ってくる。

でも、咥えたままうりうりと遊べ、って来るんじゃなくて、一度地べたに置いておき、その近くに自分も座る。

で、こちらが気づくとおや、ここにおもちゃがあるな、みたいな感じでツンツンと触る。

で、こちらをみる。

いじらしい!!!

遊べー!という直球じゃないところ

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カテゴライズしたがりされたがり

カテゴライズしたがりされたがり

なんだかんだ言って、カテゴライズしたい、されたい願望が拭えない。

人生で結構つい最近まで、理系のカテゴリーに意味があると思っていた。

高校の途中から、好きな分野が自然科学(恐竜とか宇宙とか)であるからという安易な理由で理系の学級を選んだ。

その中で、さらにほろほろと色々諦めて、仕事につきやすそう、というさらに安直な理由で大学は工学部に進んだ。

実は、特に数学が得意でもないし、工学にも結局情

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ある瞬間の、死との距離

ある瞬間の、死との距離

時々、自分の人生で、1番死に近かった瞬間はいつなんだろうと考えることかある。

意識として死に近い=死を思った瞬間、ではなくて、なんというか現実に少し違えば死んでいたかもしれない、危険があった瞬間。

意識的にも1番死に近いと感じた、大震災のときかな、とか。

保育園の帰り、車道に飛び出した時かな、とか。(母の悲鳴と止まった車を鮮明に思い出す。こっぴどく叱られた。)

それとも、アクセルをぎゅんと

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自分がないがしろにされている状態に異常に敏感な生き物

自分がないがしろにされている状態に異常に敏感な生き物

そう、猫なんですけどね。

普段餌欲しい時しか寄ってこない猫だけど、自分がないがしろにされている雰囲気を察すると、しつこくまとわりついてくる。

いつも溺愛されている自覚があるから、こちらがちょっと忙しくて答えてあげられなかったり(結果的に)無視してしまっていたりすると、そわそわと周りを回ってはちょっかいを出してくる。

「え、まさか俺のこと大事じゃなくなったわけじゃないよね?」

と、こちらがよ

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不可逆あれこれ8 「失われる動作とあるある」

不可逆あれこれ8 「失われる動作とあるある」

失ったもの、戻れない時、離れていった何か。
金曜の夜は未練たらしくそんなものを振り返っていきたいと思います。

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「失われる動作とあるある」割と好きなのが、今は失われた動作を思い出してみること。

例えば黒電話。
私が子供の頃、かろうじでおばあちゃんちにあったくらいのレトロ家電。
これ、ダイヤル最後まで、あの

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増殖する黒歴史

増殖する黒歴史

もうほんと、何度思い出しても恥ずかしい失敗ありますよね。
そしてそんな失敗に限ってなんの前触れもなくフラッシュバックして、思いがけず変な声が出ちゃったり、心臓がキュッとなったりしますよね。

そのせいで私はしょっちゅう、だああ!とか一人で叫んでしまって、その後必死に咳払いとかして誤魔化すことが多いです。

そして問題はそれが年々増えていくということ。
嫌でも何回も思い出してしまうから、余計に定

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「カレー腐った」からの飛躍

「カレー腐った」からの飛躍

本当に本当にどうでもいいことですが、この間、朝冷蔵庫に入れ忘れたカレーがダメになっていて、帰宅した夫に「カレー腐ったー」と報告したら、Alexaが反応して曲を流し始めて、一瞬の沈黙の後、笑いました。

そのすぐ後にスマートスピーカーが夫婦の会話を録音して夫の同僚に送信という笑えないニュースを見たのですが、先の件もあり、意外とあり得そうと思ってしまいました。

前にお掃除ロボットが間取りを流出させて

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不可逆あれこれ7 「愛情のサンクコスト」

不可逆あれこれ7 「愛情のサンクコスト」

失ったもの、戻れない時、離れていった何か。
金曜の夜は未練たらしくそんなものを振り返っていきたいと思います。

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「愛情のサンクコスト」サンクコスト=すでに使われてしまったコスト。回収できないコスト。

通常、例えば投資を続けるか、プロジェクトを継続するか、等の判断の場面でサンクコストについては判断の材料にはしな

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不可逆あれこれ6 「邪推なき読書体験」

不可逆あれこれ6 「邪推なき読書体験」

失ったもの、戻れない時、離れていった何か。
金曜の夜は未練たらしくそんなものを振り返っていきたいと思います。

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「邪推なき読書体験」最近、昔ほど素直に読書で感動することか出来ない。

ミステリや軽めのエンタメ的小説はいい。素直に楽しんで、はいおしまい、特に残るものもなくていい。

でも、最近、ミステリではないん

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心配性の戯言

心配性の戯言

私は極度の心配性です。

しかも、その方向が我ながら偏屈。

池や沼のそばに寄る時は、執拗にスマホがチャック付きの鞄に入って、しかもチャックが閉まっているかを確認します。その上、上から手で押さえておきます。

以前財布を盗まれたので、一日に何度も場所を確認します。

ここまではよくある感じですが。

流石に我ながらどうしようもないなと思った心配性項目も沢山あります。

子供(といっても小学生か

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