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人を傷つけた記憶に傷つく夜

ときどき、過去に誰かを深く傷つけた記憶が蘇って、眠れない時がある。
もしかしたらもう、相手のその人は忘れているかもしれない。

それでも、傷つけてしまった、その事実がどうしても拭えなくて、胸がえぐられる。
そして残酷にも、何度思い出してもその痛みの鮮度が落ちない。
もちろん反対に自分のことを傷つけた、許せない人だっている。
誰もが誰かに借りがあって貸しがあって。

でも、誰かを傷つけた痛みを忘れないことは、自分が人の感情に鈍くなっていかないための、錨のようにも思う。
人生というものへの、感度の指標かもしれないとすら。
だから、痛い、と思うと同時に少しほっとする。

これからも、何度も思い出しては痛みを感じるだろうけれど、それでいいんだ。
それも全て抱えて、生きて行く。

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