金沢ローカルの糠漬け「こんかこんか」を広めたい。AMD合同会社 中神遼さん(石川・金沢)

ミツカルのイベントに関わってくれるローカルプレイヤー。今回は2019年7月12日、京都にて開催するMeets石川〜LOCAL LOUNGE〜のゲストとしてお招きしてる中神遼さんをご紹介します。

中神 遼さん(30歳)
AMD合同会社/役員

京都市出身。新卒で大阪のデザイン会社で働いたのち、京都の印刷会社へ転職。その後、海外を放浪し、帰国後の2016年、東京に本社を置く「ブランディング会社「AMD」へ入社。プランナーとして、日本初の豚肉「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」のブランディングや日本人学生とブランディング視点でフィリピンの社会課題をめざす「ラーニングジャーニー」プロジェクトなどを手がける。2018年に「AMD」金沢オフィスに配属。金沢の伝統発酵食品「こんか漬け」を製造・販売する「池田商店」の事業承継プロジェクトを担当。2018年にM&Aで承継。現在は「AMD」の役員として、こんかこんかの販路開拓やイベント開催などを担う。

ーー今のお仕事について教えてください。

「AMD」というブランディング会社で、「こんか漬」という金沢ローカルの糠漬けの製造・販売をしています。2018年、もともと「池田商店」が製造・販売していた「金沢こんかこんか」という商品を、「AMD」がM&Aする形で事業承継しました。

ブランディング会社が、食品製造の会社を承継するって珍しいですよね。「AMD」はブランディング会社なのですが、デザインやクリエイティブの力で社会課題を解決したいという思いがあって、2014年に金沢オフィスを構えた背景があります。そのご縁から、「金沢こんかこんか」の事業承継に至りました。
「金沢こんかこんか」には古くからのお客さまがいらっしゃいますが、もっと多くの人に食べてもらえるよう、現在はイベント開催などを通じてファンを増やしています。

ーー担当者として、事業を引き継ぐことを決意したのはなぜだったのでしょうか?

金沢の文化を絶やしたくなかったからです。「金沢こんかこんか」には根強いファンがいます。僕もファンの一人で、「金沢こんかこんか」を愛しているんですよ。

ーーとはいえ、金沢に根を下ろすのは一大決心だったと思います。

「金沢こんかこんか」を承継する以上、続けていかないといけない責任感がありました。だから、金沢に根付く腹括りができましたね。

僕の場合、金沢のまちが魅力的というよりも、「金沢こんかこんか」を広めたいという使命感から金沢で生きることを決めました。

今振り返ると、事業承継が決まった当初は、責任感ややりがいで動いていました。でも、ようやく純粋に楽しむ気持ちに切り替わってきました。これから5年、10年とつづくプロジェクト。大切に育てていきたいです。

▼金沢こんかこんかプロジェクトの詳細はこちら

ーー中神さんは京都市ご出身です。京都と金沢の違いはどういうところで感じますか?

京都人は、よそはよそ、うちはうちの精神が強いです。一方、金沢の方は京都人と同じようにプライドはありつつも、より柔軟な印象があります。

また金沢は食材が抜群に良いです。能登では海鮮がとれるし、素材が豊かなところが魅力的です。

ーー2018年に東京から金沢に移住して、2年目になりました。金沢で働くおもしろさはどういうときに感じますか?

東京と比べると、金沢はまちの規模も小さいですし、人も少ないです。コミュニティが小さいから、一人つながればどんどんつながります。知り合い経由で、次の仕事がやってくるところも金沢らしいいなと思います。

東京は人が多い分、おもしろい人もいっぱいます。だからどうしても埋もれやすい。一方、金沢で何かするとなると、ライバルがいない分、注目を浴びるし、「私もやりたい!」と新しいことに手を上げやすい環境です。

いきなり地方に移住して、フリーランスや起業はハードルが高いもの。中神さんのように、会社に所属しながら、地方で自分らしい仕事をする道を選べば、無理なく仕事と暮らしを実現できるかもしれません。

金沢には、中神さんが所属する「AMD」のように、金沢には、AMDのように地方に根ざしながら働ける会社がいくつもあります。イベント当日は、そんな情報もお伝えします。

中神さんがつくる、こんかこんかもご用意します。お気軽にご参加ください!

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