21世紀は地方の時代。茨城を世界に通じるまちにしたい。茨城いすゞ豊崎悟さん(茨城・水戸)

ミツカルのイベントに関わってくれるローカルプレイヤー。今回は2019年8月2日、京都にて開催する茨城Standのゲストとしてお招きしてる豊崎悟さんをご紹介します。

豊崎 悟さん
茨城いすゞ取締役

茨城県かすみがうら市出身。1985年生。膝腰首に持病を抱える妻子持ち。起きるのは4時頃、寝るのは9時。大卒後、人材紹介会社でトップアドバイザー、その後、HRベンチャーにて新サービス責任者と人事を兼務。現在は日本一の商用車、いすゞのトラックやバスを茨城で販売&アフターメンテナンスをする茨城いすゞに従事。遊びでHakko Labという秘密結社クルーを組み、飲み会やらお祭やってます。家族や会社、地域、世の中良くしたい。だから行動して実験するのみ。

ーー今のお仕事について教えてください。

ひいおじいちゃんが創業した茨城いすゞで、経営企画や採用など複数のプロジェクトに携わっています。また、「Hakko Lab」という秘密結社クルーを立ち上げて、イベントやお祭りを開催しています。

ーー家業を継ぐことは、学生の頃から決めていたのでしょうか?

いえ、まったく。僕はもともと東京にある人材紹介会社で法人営業をしていました。トップアドバイザーになったのですが、語弊を恐れずにいうと、3〜4年で仕事に飽きちゃったんですね。それで退職して、半年ほどニューヨークの語学学校へ行こうかなと思い、尊敬する先輩に報告に行ったんです。

絶対応援してくれるだろうと思っていたのに、猛反対されてしまって。「お金はどうすんだ?」、「NYに行けばやりたいビジネスは見つかるのか?」、「今まで私に色々してくれた人への恩返しができんのか?」と。何よりその問いに、自信をもって答えられない自分がいました。

両親にもニューヨークに行くことを伝えたら、「帰ってきた後どうするの?」って聞かれたんです。「何をするかは決めていないけど、自分で事業をつくりたい」と伝えたら、両親がはじめて、「茨城に戻ってきたら?」と思いを教えてくれて。それで、茨城もありかもしれないと考え、2015年にUターンしました。

ーー「Hakko Lab」はどういう経緯で立ち上がったのでしょうか?

茨城いすゞのお客様は県内の運送会社様や、バス会社様など地域に根ざした企業様が中心です。なので、人口減少をしていく茨城県をもっと良くしたいと思い、はじめました。

また、「こうすればもっと良くなるかもな」と思うことが、社内でも地域でもあったので、それを実験する場がほしいと思うようになって。

それと、実験する人が増えてほしいな、と。人に話しを聞くと、「あれやりたい」と言っている人がいたり、「あーやれば良いのに」と思う人がいたりして。

まちや暮らしに不平不満があったり、考えあるならやろうよ。みんなやりたいことができて、イキイキし出せば、まちは安全かつ魅力的になるはず。そんな想いから2018年8月、僕を含めて4名で立ち上げました。

ーー「Hakko Lab」ではどういった取り組みをしているのでしょうか?

1ヶ月に1回、「夜ラボ」や「茶論ラボ」というイベントをしています。「モビリティ」や「5G」など今、気になるトピックを扱いながら、ゆるやかに交流しています。

ほかにも、BBQやスナック貸切イベントもしましたしたね。平成から令和に変わる際には、「平成最後の僕らの祭り」と題して、水戸のど真ん中にある地下から4階屋上までを貸し切って、フリーマーケットやアート、写真などを楽しめるお祭りを主催しました。

ーー「Hakko Lab」をはじめたことで本業への良い影響は出ていますか?

個人で茨城いすゞTシャツを作り、イベント毎に着ていくので、良い宣伝効果になっていますね(笑)

茨城いすゞの社員も、「Hakko Lab」のことを気にかけてくれているので、今後社内でも活かせそうなことは取り入れていきたいです。

来年、茨城いすゞは創業70周年を迎えます。おそらく大きなイベントをすることになるので、「Hakko Lab」でやってきたイベントやお祭りづくりを活かせそうです。

ーー最後に、東京での経験が今の仕事に活かせられていると感じることがあれば教えてください。

東京で、人材業を通して、一流企業やベンチャーの方などと一緒にビジネスができたことは良かったです。基準が高かったり、新しいビジネスに触れられたり、何より面白い人に会えたりして。成長できたし、自分が何をすべきか、何をしたいのか、というのが見えたと思っていて、東京には感謝してます。

ただ、通信インフラが発達して、かつ茨城は空港や道路、駅も充実してるので、東京や地方、世界にも近い。そんな中で東京にいるのは、21世紀っぽくないな、って思いました。それに、東京ってたくさんの人が居るから、自分がそこでやる意味あるのかなって思ったんです。だったら地元の茨城を世界に通じる地域にしたいな、と。

21世紀は地方の時代だと思ってます。その辺、もっとみんなと話して、実験していきたいですね。

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