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多様であることのメリットは意識しないと活かされない

社会福祉法人花の村にはいろんな事業所があります。

社会福祉法人花の村の事業所

いろんな世代がいる福祉施設の集まりということで、『多世代型複合福祉施設』と勝手に名前とつけています。介護、保育、児童クラブ、住宅といろんな施設があり、休みもそれぞれ違っています。昨日12月28日は放課後児童クラブが今年の最終日でした。

最終日の様子を見に行くと、ある児童クラブでは習字が行われていました。youtubeで見た漢字を書きたいから手本を書いてほしいと支援員にお願いした子どもがいて、書いてもらった手本を元に見事に書き上げていました。

「びゃん」

「びゃん」と読む漢字で57画もあるそうです。しかも書き順にもクセがあって、「長」→「長」→「馬」と書くとか、もう何がなんだかわかりません。こういうのを「書きたい!」という要望に対して「OK!」とすぐに実行できるのは児童クラブの良さです。子どものやってみたいを最大限尊重することを大切にしています、と宣伝しておきます。笑

今日12月29日はデイサービスやこども園が今年の最終日となります。その他の事業所は365日24時間運営しているので、法人としての休みはありません。多くの職員のおかげで成り立っていることを特に強く感じるタイミングでもあります。

このような多世代型複合福祉施設の私たちですが、多様であることのメリットを活かしきれていないと感じることが多いです。子どもと高齢者の交流なんかはごくごく自然に日常的に行われているんですが、職員の交流、業務の交流となるとまだまだなのが現状です。

ある事業所で業務の効率化のために新たなツールを使い始めて効果が出たとします。でもそのノウハウはその事業所止まりで、他の事業でも活かせるようにと積極的に情報共有するところまではできていません。この仕組みを作っていくことが直近の課題ですね。

どんなにいい取り組みでも何もしなければ共有されないし広がってもいきません。いい取り組みを広げ、全体の業務を効率化していくためには、意識的に広げていくことが絶対に必要です。そこに力を入れていなかったのが現状なので、何をどこから形にしていけばいいか、そのために何から始めればいいかを明確にすることをこれから考えます。大変そうだなー。笑

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