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こども園の監査のこと

細かいことは書きませんが、「へー、監査もこんな感じになってきたのかー」と思ったことがあったので書いておきます。

先日認定こども園の監査が行われました。監査は「適正な運営の確保を目的として、施設の整備や運営に関する基準が守られているのかを検査するもの」で、粛々と行われるのが常です。過去の監査でもそうですが、書類での確認がほとんどで、現場を見て、しかも保育内容まで細かく見るというのは経験がありません。具体的な保育内容については私たちに任されていて、決まり通りに運営されているかをチェックするのが行政の役割で、その分担でいいと思っていました。

ですが今回の監査は少し違っていました。予定してた時間の2/5を園内や園庭を見て回ることに使われたのです。そうすると当然書類を確認する時間は減ってしまいます。なので本当にいいんだろうか、時間を忘れてしまっていないだろうかと途中で何度も心配になりました。ですが最初からそのように時間を使われる予定だったようで、3/5の時間を書類の確認にあてて無事監査は終了しました。

講評の中では保育の様子を見て回られた中で感じたことを述べられました。しっかり見てくれたことが伝わってくる内容で、しかもそれを行政の人が述べられたことに驚きました。もちろんどんなにいい保育が行われていたとしても運営面でルールを守っていなければ当然アウトなんですが、それでも現場をしっかりと見てくれたことはうれしく思います。

監査が変わってきたのではなく、その監査官のやり方がそうだったというのが正解なんだとは思います。でも現場もしっかり見た上で運営をチェックする監査になっていく流れを期待してしまいます。決して楽しいものではありませんが、次回の監査は少し楽しみになってきました。

雪が舞う中、監査官が園庭を見てくれました

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