女優・歌手ジェーン・バーキン
12月14日は、女優であり、歌手であったジェーン・バーキン（1946年12月14日 - 2023年7月16日）が生まれた日。
21歳で出演した映画「欲望」がカンヌ映画祭パルムドール（最高賞）。映画は「太陽が知っている」「美しき諍い女」など。
女優シャルロット・ゲンズブールら三姉妹の実母としても知られる。
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グリーンビューティ®研究家の青木恵と申します。
ここでは、貴族、王族、名を残した方々の生涯、成し得たことをアップしています。
聖書にある｢すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される｣（『ルカによる福音書』12章48節）をベースにしています。
先人がどのような環境で生まれ、何を学び、どんなことを残したか、そんなことを書いていけたらいいなと思っています。
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英ロンドン生まれ。バーキン家は、高祖父のリチャード・バーキンが立ち上げたレース製造工場を曾祖父のトーマス・アイザック・バーキンが、引き継ぎ、准男爵の叙爵を受け、バーキン家は貴族に準じる名家だった。
父親はデイビッドは軍人。母親はイギリス一美しいといわれた女優ジュディ・キャンベル。
1963年、17歳でグレアム・グリーンの戯曲『彫像』に出演。1964年、ミュージカル「パッション・フラワー・ホテル」に出演、同年18歳で映画『ナック』の端役で女優デビュー。同作の音楽担当だったジョン・バリーと結婚し、ケイト・バリー（写真家）を出産するが、後に離婚。
1967年、出演した『欲望』がカンヌ映画祭パルム・ドールを受賞する。
22歳でフランスに渡り、フランス映画『スローガン』の主役セルジュ・ゲンズブールと出会う。
セルジュはフランスが世界に誇る“モテ男”といわれた男性。ゲンズブールと事実婚だった。
2人の間には、シャルロット・ゲンズブール（女優）が生まれる。
36歳、映画監督ジャック・ドワイヨンと結婚。ジャックとの間に、ルー・ドワイヨンをもうける。
エルメスの「バーキン」 (Birkin bag) は、エルメス社の社長が偶然飛行機でバーキンと隣り合わせた際、バーキンが籐のかごに無造作に物を詰め込んでいるのを見て、何でも入れられるバッグをバーキンに贈ったものがきっかけで作られたものだった。
2018年春の叙勲で旭日小綬章を受章。
2023年7月16日、パリの自宅で死去。享年76歳。
親日派として知られ、東日本大震災のニュースをテレビで知った直後、愛する日本の惨状を見て、居ても立ってもいられずに飛行機に飛び乗り日本へ。
当時のインタビューで語っていたことをこちらに。
「私は40年前から、日本と親しくしてきましたので、今回の大惨事を新聞やテレビなどの報道で知ってからというもの、そのことで胸が一杯です。
家族を亡くされた方、母が娘を、娘が母を亡くすというのは、どんなに堪え難いことでしょう。
どの様にそうした方々に言葉をかけたらいいか、分かりません。繊細な感性と、心優しさを持った日本人の特性を、私はこれまでずっと愛してきました。
そんな人たちに降り掛かった試練を、私は黙ってみていられないのです。きくところによると、津波の被災者の方々は、今もまだ寒さの中や、暗がりの中で、援助がくるのを待っておられるとききました。
石巻市や松島市の辺りでは、まだ救済の手が届いていないそうです。もしそうだとしたら、一刻の猶予もなく、軍のヘリコプターで、そうした人たちを助けていただきたいのです。英軍や仏軍も、日本にいっているかもしれません。
家族だけでなく、家も何もかも、すっかり失った人たちを孤立させないようにして欲しいのです。お願いします。私の持てるだけの愛を送ります。」
ジェーン・バーキン
2011年3月17日
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