スマイルの裏側ードリス・デイー
4月3日は、アメリカの女優・歌手、ドリス・デイ(1922年4月3日 - 2019年5月13日)が生まれた日。
1950年代から60年代以降に出演した数々の映画、ドラマ、ミュージカル、そしてラヴ・コメディによってトップ・スターの座に昇り詰め、歴史上最も人気を博した女優として知られている。
その快活な声、健全なブロンド・ビューティー、そして眩いばかりの笑顔が、最初は歌手として、後にハリウッド女優としてヒット作を連発する、世代を超えた大スター。
『知りすぎていた男』の劇中歌「ケ・セラ・セラ」ではアカデミー歌曲賞を受賞。
【生い立ち】
オハイオ州シンシナティ出身。父はドイツ出身の音楽教師だったが、両親は彼女が10歳の時に離婚。ドリスの名はサイレント映画女優のドリス・ケニヨンから名付けられた。幼い頃から歌や踊りが好きで、バレリーナを目指していたが、15歳の時に列車事故に遭い、激しい踊りができなくなりその夢を断念。
【歌手としての成功】
歌の練習は続け、18歳の時にジャズバンドのレス・ブラウン楽団に専属歌手として参加する。バンドメンバーのアル・ジョーダンと結婚し、息子テリーを出産するが、1942年、20歳の時に離婚。2年後、このバンドのリーダーだったレスター・ブラウンの提供した『センチメンタル・ジャーニー』を歌い、大ヒットさせる。
1954年にハワード・キールと共に主演を務めた映画『カラミティ・ジェーン』からもうひとつのアカデミー受賞曲「Secret Love」で全米1位を獲得。ハリウッド作品での彼女の共演者には、ロック・ハドソン、ケーリー・グラント、デヴィッド・ニーヴン、レックス・ハリスン、そしてジェームズ・ガーナーらがいる。
【多くの悲劇】
明るくにこやかな外見とは裏腹に、ドリス・デイの人生は、唯一の子供の死、3度の離婚、そして、彼女の稼ぎを浪費し、巨額の借金を残した夫の死など、多くの悲劇に見舞われた。
【動物保護活動】
晩年は、彼女が動物保護の活動に従事し、ドリス・デイ アニマル・ファンデーションを設立したカリフォルニア州の海沿いの街、カーメルで静かな生活を送った。
【最年長アーティスト】
一方で、歌手としての活動も継続し、2011年には87歳にしてリリースした29作目のスタジオ・アルバム『My Heart』が47年振りに全米アルバム・チャート入りした他、全英チャートには9位で初登場を果たし、同チャートにおける、新作でTOP10入りした最年長アーティストとなった。
2019年5月13日、肺炎のためカリフォルニア州の自宅で死去。97歳没。
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