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師匠の命の短さに立ち向かった3年間

2017年2月13日
師匠で青森民謡協会理事長の
福士豊秋先生が63歳で永眠されました。

結局、何もかも間に合わず
未熟なままの3年でした。

お稽古を始めて間もなく
師匠が既に余命が短い可能性が
高い事に気付き

それからというもの
早く津軽民謡を理解して
少しでも多く学びたいと

地方からいらっしゃるプロのお稽古に
周りに嘘をついて予定を合わせ
勉強させて頂きました。

「どうしてそんなに急いで出来るようになりたいと焦るのか?」

豊秋先生にそう問われても
元気な姿の先生の前では
本当の気持ちを伝える事が出来きず

何とか頑張りたいと
空回りばかりする自分の無力さに
お稽古中泣いてしまう事もありました。

私のような初心者が
ネット検索で偶然先生方との
ご縁を頂いた事で
あっと言う間に
津軽民謡が大好きになりました。

命の尊さを認識して
お稽古させて頂いた時間は
本当に楽しくて幸せでした。

たくさんの愛と笑いを
ありがとうございました。
心から感謝の気持ちでいっぱいです。

謹んでご冥福をお祈り致します。

松本めぐみ

#津軽民謡 #津軽三味線 #コラム #音楽

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