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小説に出てくるホテル② セントレジス・ボラボラリゾート

ホテルに泊まるために生きていると行っても過言ではない私ですが、そうそう頻繁にホテルに泊まるわけにもいきません(そりゃそうや!)。そういう時はホテルが出てくる小説を読んで、心でホテルを訪問します。

ホテルのシーンは小説の中でもかなり長尺、心はタヒチにひとっとび!そしてがっつり浸ることができるのは、村山由佳さん著「ありふれた愛じゃない」。

宝飾店に勤務する主人公の女性が社長に抜擢されてタヒチへの真珠買いつけに同行して、ボラボラ島のセントレジスに宿泊するんです。まあ恋愛ものなんですが、プライドを持って真珠の買いつけをしたりする場面が大好き。

世界各地のホテル勤務を経て大阪の高級ホテル総支配人に就任された方にどこのホテルがいちばん良かったかを聞いたところ、ボラボラ!と即答。思わずこの小説を再読。

空港にセントレジスの船が迎えに来てチェックイン、研修中のベルボーイと会話しながら宿泊するコテージへむかい、客室の描写も丁寧にされていて、読んでいるだけで海に浮かぶコテージにいる気分になれます♡(もちろん小説なので滞在中はしっちゃかめっちゃか事が起こりますが・・)

前半は仕事で滞在、後半は休暇を取ってそのまま滞在と夢みたいな長期ステイ(おまけに一度帰国して数ヶ月後に戻ってくるという)。船で運ばれてくる朝食を客室コテージで食べたりスパを楽しんだり、バーのスタッフとも仲良くなるから、やりとりもいちいち楽しい。

タヒチなんて簡単に行けないけど(しかもこんな高級リゾートに何連泊もするなんていつになるやら)、海の代わりに空を眺めて、アレクサに波の音でもかけてもらって、手作りした紫蘇シロップの炭酸割りを飲みながら(鮮やかな色だけはバーのカクテルに負けない)本を読むだけのおうちリゾートやってます!


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新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨