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【マルジェラ × 古典主義 × アバンギャルド】 ラ・メゾン・シャンゼリゼ

いつになるかは分からないけど、次にヨーロッパを訪れるときに行きたいと思っているホテルリストを整理しつつ、ちょこちょこ記事に。ヨーロッパのホテルはサイトを見るだけでも旅気分に浸れます✨

Hotel La Maison Champs Elysées(2011年開業)

メゾン マルジェラの創設者、エルメスのコレクションも担当していたマーティン・マルジェラさんが内装を手がけた客室があるホテル。ファッションには疎いし、個人的にマルジェラといえばジョン・ガリアーノさん以降の雰囲気しか分からないけど・・(そもそもあの特徴的なステッチやカレンダータグでマルジェラだと識別できる程度😅)

これまで記事にまとめてきたパリのホテルのほとんどが凱旋門からルーブルに向かうシャンゼリゼ通りを挟む一帯に。ここも例外でなく、エリゼ宮のあたりをセーヌ川のほうに折れたところに立地。

以前、ハイアットアンバウンドコレクションとして2019年に改装されたホテル・デュ・ルーブルも記事にしましたが、ここも同じく、偉大なる建築家オーギュスト・ペレシェ氏の作品。なんでも建築を依頼したのは王女さまだとか。

貴族の邸宅として建てられているからホテルというよりマンションな外観、その美しいファサードはいわゆるオスマン風というものだそうで、エントランスを入るとヨーロッパの高級住宅でよくある大きな階段が迎えてくれるから、暮らすような滞在が楽しめそう✨

客室タイプは大きく分けて2種類。メゾン マルジェラが内装を担当したクチュールコレクションが17室、ホテルオリジナルのブティックコレクションが40室。

壁が黒とグレーに塗られ、オーク材の黒い床で仕上げられた48平米のボリス・ヴィアン・スイート、ごく薄いグレーから淡いベージュまで、あらゆる白をうまく使い、作業途中のような木製モールディング材が芸術的に壁を飾る54平米のロスト・モールディング・スイート、オスマン様式のサロン建築を騙し絵アートに転写した壁紙が印象的な53平米の金箔ラウンジ・スイートなどなど、遊び心のあるアートに加えて、色合わせが絶品なお部屋ばかり✨

この立地にある歴史的な旧邸宅でバッフェ式のコンチネンタルブレックファストが24ユーロというのもお値打ち。レストラン Table du Huit でいただいてもいいし、宿泊しているなら客室に運んでもらうことも可。

全体が白でまとめられた The White Lounge、焦がした木にニスを塗ってダークに仕上げた黒い Blind Bar、どちらも20ユーロ以下でグラスシャンパンがいただけるから、まずは気軽な立ち寄り利用で遊び心ある色使いを味わってみるのもよさそう🤗


・トップの写真は公式サイトのものを利用しています

新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨