美は細部に宿るじゃないけど、ホテルの実力が細部に顕れるのも事実。というわけで、日曜日は見逃してしまうような ”ホテルの小さなこと” に関する記事を書いています。今回は、目立たないけど大きな違いのリネンにスポットライトを当ててみます✨

肌に触れた瞬間に違いが分かる、まさにシルクのような肌触り。なのに温かみがある歴としたコットン素材の GIZA Club。

まだ10代だった頃に見た誰ぞのエッセイに「エジプト綿のベッドリネンを愛用していて、海外に行ったときにまとめ買いをする」というエピソードが出てきて。当時、エジプト綿が一体どんなものなのか知らないで読んだものだから "アイロンをかけずともパリっとしているコットン" を想像してみたり、はたまた "麻のようなざらっとした硬さのあるもの" を想像してみたり・・

雑学になってしまうけど、エジプト綿とはナイル川のほとりでとれる繊維が長い希少なコットンのこと。普通の綿より油分が多く含まれていることで独特の手触りの良さになるんだとか。

そんな私にエジプト綿の心地よさを教えてくれたのが、服部テキスタイル社の GIZA Club✨ ホテルに泊まって何気なく客室のパジャマに袖を通した瞬間に感じる、なんとも言えないあの違い。しっとり、なのにさらりとした、独特の感触。

エジプト綿の中でも特に繊維の長いものばかりを使っているからこその肌触りなんだそうで、都内の錚々たる一流ホテルのスイートルームはこぞって GIZA Club のパジャマを採用✨

パジャマまで用意しておいてくれるのは有難いことと思いつつ着慣れたマイパジャマを持参する派なんですが、GIZA Club のパジャマだけは進んで袖を通したくなるから不思議。過酷なジャブジャブ洗濯を何度もくぐり抜けているホテル備品のはずなのに、卑屈にならずに滑らかな質感を保って、優しく体を包んでくれて・・。

袖を通すたび、強くてしなやかで優しい GIZA Club のような人間でいようと思わずにいられない、私にとっては教訓にさえなるパジャマなのです🤗

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