「技術書同人誌博覧会」に初めて単著でサークル参加するまでと感想


はじめに

こんにちはtmkといいます。
先日2019年7/27日(土)に技術書同人誌博覧会というイベントに参加して「Amazon Connect入門」という本を書いてみました。
https://gishohaku.dev/

せっかく参加したので参加前の話とか参加中の話を忘れそうなので書きたいと思います。特に初めて参加する上で困ったことについても、今後の方のために書いてみます。本書の内容については技書博の紹介ページを読んで見てください。

執筆したきっかけ

きっかけとして、1つ目は数年前からコミケや技術書典などで技術同人誌を買ってまだ日本語になってない情報やIT業界ネタ本に興味があって何度か買っていました。特に技術書典は2回目から買いに行っていて、いつか自分でも技術書オンリーのイベントで本を出してみたいなと思ってました。

2つ目は友人がコミケでIT関連でない本のサークル出店するとき売り子で参加する機会があり、自分は何も書いていないのですが、今までアニメでみていたようなイベントに自分が一部となって参加できることの楽しさを知って自分でもやってみたいと思ったのがきっかけです。

そんな感覚がずっと溜まったままの状態が数年は続いていた中で、少し仕事に余裕ができたタイミングで突然技術書博の宣伝がありました。少し悩んでいる間に先着順の枠がどんどん埋まっていたので、仕事の昼休憩中に残り数枠ぐらいの時に勢いで滑り込んでギリギリ参加することができました。

執筆中の話

初めて参加で技術書の執筆について特に詳しい知り合いもいなかったので、何をすればいいのか最初はわからなかったです。昔論文はLaTeXで書いていたのであまり深く考えずに「とりあえずなんとかなるだろ!」の見切り発車で執筆などを開始しました。(提出直前で後悔することになります…)

雑に書くだけでも本を執筆して当日売るまでにはかなり工程がありました。
特に以下の箇条書きで◯のつけた本の内容に寄らず困りそうな部分を書いてみます。

・ネタ出し
◯サークルカットの作成(画像と説明文)
◯執筆
・文書構成の整理
・図の作成(スクショや画像編集)
◯組版
◯印刷会社への入稿方法の確認
◯当日準備(布や本立て、お釣りなど)

サークルカット

1ヶ月前くらい前にサークルカットの提出締切がきたので、締切日に今回出した表紙を作成して提出しました。デザイナーに頼む方もいるみたいですが、勢い参加であまりツテもなかったので自分で書いてみました。

一応「ノンデザーナーズデザインブック」を買って2つくらいPixcelmatorで書いてみてしっくりきたものを採用しました。どこかでみた気がするデザインですけどね…

執筆

開始したのが6月最終週ぐらいからイベント日の1週間前まで書いていました。ちょうど時期的に仕事が忙しい期間と重なったことでかなり大変な状況でした。土日は仕事か執筆で合間にアニメかVtuber見るだけだったので結構辛かったです。普通の生活リズムで書きたい人は、入稿3週間前ぐらいには原稿ができているようなスケジュールで始めるのが理想だと思います。入稿期間によって印刷会社による割引の値段がかなり違うところもあります(日光企画さんで3週間前に入稿できていれば40%OFFでした。自分は通常価格です…)

組版

地味に鬼門だったのが組版でした。昔LaTeXは使っていてpdfの作成までは何とかできました。ただ、印刷所に頼むときかなり悩む部分が出てきます。代表的には「表紙のA5サイズ指定(何ptだと何mm)」「ノンブルをつける」「表紙サイズのぬりたし(平とじ限定)」「画像の高解像度化」などがあります。後印刷用語がよくわからなくて「ノンブル?」「平とじと中とじってなんだよ?」「フォント埋め込み?」など結構悩んでました。

上記様々な困ったことは2つのもので解決できました。

1つ目は「Re:VIEW Starter」です。


上のリンクでサークル名やページサイズなどWeb上で入力するだけで、中身のrubyソースやLaTex書式を意識しなくても簡単に文書作成ができました。レイアウトサンプルも豊富に書かれており、組版後のノンブル付与用のソースもあるので非常に便利でした。

2つ目は「ワンストップ!技術同人誌を書こう」という同人誌を書くための同人誌です。

ネタ出しの方法から印刷所に出すときの作法などが書かれています。特に「表紙のお手軽な作り方」「図を埋め込む」「ノンブルの付け方」「印刷会社に頼む上でのあれこれ」の章が非常に役に立ちました。一々ネットで調べて解決することもできるかもしれませんが、この本では入稿に必要な情報が体系的にまとめられています。分からないことを調べる必要があってもこの本ですぐ確認できるので、初めて本を書く人には組版時間が削減できてかなりおすすめです。

上記2つを使って、文章完成後夜8時くらいから組版を初めて大体朝の8時には何とか完成しました。使っていなければおそらく間に合わなかったと思うので非常に助かりました。なかったら多分2倍ぐらい時間がかかっていたと思います…(執筆についてLTしたときもこの時間は早いと言われてました)

印刷会社への入稿方法の確認

組版に関連する部分ですが、印刷会社用語がわからないので何のオプションを選択したら何ができるのか最初全然想像がつかなかったです。今回の本は「オンデマンド印刷+平とじ+フルカラー印刷」にしました。この設定だと表紙だけフルカラーで、表裏表紙が一枚の紙で閉じられるので本っぽくなります。また何度か修正も面倒みていただいて何とか完成できました。日光企画さん本当にありがとうございます!

当日準備

当日は本を飾る必要などもあるので、飾り用の本立てと布を購入しました。やっぱり結構見栄えが変わるので絶対買った方がいいと思います。

後実はおつりが全然準備できていなくて、通勤前に銀行の両替機使おうと思ったのですが9~15時しかやっていないので、使えず結構焦りました。最終的には前日の昼休みにゆうちょ銀行に駆け込んで500円玉を交換してもらいました。

当日

イベント当日は事前予約入りで時間毎の人数も絞られていたので、技術書典ほどの混雑でなく、常に一定の人数がくる感じだったので対応しやすかったです。参加者目線で言うと技術書典の混み具合からかなり動きやすくなるのでサークルの見逃しは少なくなりそうで良いかなと思いました。
初めて参加ですが、たまに話しかけてくれる人がいて本やサービスの話を聞いてくれたのは結構楽しかったです。

14時ぐらいには持ってきた物理本30部を完売することができました。目標にしてたことは達成できたので一応はよかったかなと思います。後一応DLカードだけ用意していたのですがあまり売れずでした。自分もそうですがやっぱり紙の本を欲しい人が多いのかお釣りがあまりなかったので同じ値段で売ったのが悪かったかなと思ってます。

反省

執筆スケジュールを遅めに引きすぎて、最後になって全然執筆時間がとれなくなったので本当は1ヶ月前くらいには執筆終了できたらよかったと思います。

後内容の宣伝が技書博の公式サイトとTwitterぐらいにしか書いてなかったので、もっとNoteやブログで宣伝できれば多くの部数を刷って頒布できたかな。あまり内容わからない状況で買っていただいた方々ありがとうございます。

被チェック数が印刷数決定する時はサークルに6で頒布物に7ぐらいだったので結構売れるのか心配しすぎてたので、ちゃんと宣伝しておけばよかった…
今後の人のために印刷数決定時と最終チェック数を書いて見ます。(イベント終わった後今日みたらなぜか1増えていた…)

・イベント1週間前(印刷数決定時)
 サークル被チェック:5
 頒布物被チェック :6
・イベント終了時最終被チェック
 サークル被チェック:16
 頒布物被チェック :22 (なぜか今は23)

感想と今後

当日懇親会で初めてのLTもあって、販売しながら合間にスライド書いていて結構ずっと緊張していたのですが、話しかけてくれる人がいたり販売する経験は結構面白かったです。自分が買う時はあんまりがっつり見られると買わなきゃいけない感があって近寄りづらいので、売ってるときはずっとうつむいてましたが説明求められると嬉しくてつい喋りすぎちゃいました。

一応今回は何とか入稿できたんですが色々やり残しができたかなと思ってます。本書の内容もAmazonConectの用語解説・導入からLambdaをキックしてEC2を起動・停止までなので、もっとLambda経由で色んなサービスのコントロールを試して見たかったなと思ってます。電話からLambda経由で何でもできるのでコールセンター利用だけでなく個人でももっと遊べるサービスだと思ってます。やはり締切があると強制的に色々勉強することができるので、また技術書博2かどこかのタイミングで出して見たいと思います。

今回は完売を目指していて売り切ってしまったので、実は欲しかった人が1人でもいたら、NoteかBoothに出すのを試してみるので誰かいたらここかTwitterなどで連絡ください。

長々と書いてしまいましたが、お読みいただきありがとうございます。

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tmk2154

一応IT系にいる人。たまに何か書きたいときに書きます。

切り取り

いろんないみで価値観にふれる。演技でなくて、記録なので、 いきどおる、心許ない、何とかしたいと思う気持ちは、 もってほしいしあるよね、というマガジン。 (山田玲司さん、スイスイさん、投稿等) 凄くズルい意見だが机上ッ記録でなくマガジンにする時、責任の意味で openブック...
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