見出し画像

シルバニアファミリーは、個別のキャラは立たせない。

シルバニアファミリー展に行ってきたんだけど、
朝イチにもかかわらず想像以上の混雑で面食らった。

海外ではポピュラーだったドールハウスを
日本にも、とのことで、開発されたらしいけど、
精巧なミニチュアの家具や生活雑貨の数々を
取り揃え生活空間を作り上げていく感覚は
ジオラマとか鉄道模型とかの世界に近い感じ。

シルバニア村という世界を設定しているけど、個別のキャラは立たせないってのが面白いよね。ウサギファミリーには
父:泰造、母:よね子、みたいな個別の名前ないんだぜ。

今はとにかくキャラ立たせないと売れない、みたいなキャラ立ち先行で、キャラ立たせるための立ち居振舞いであり、キャラのための物語みたいなのばっかりだからキャラは立てないという明確な方針がすごく新鮮。

作り込みはさらに手作りの方向に行っていて、
人形の服とかドールハウス自体をオリジナルで
作り込んだ作品も展示されていた。

自分で作る文化が一定の市民権を得ているようで、
まるでananやnon・noの創刊前の服飾雑誌のように、
型紙つきの本が売られていたりする。

販売されていた商品たちだけじゃなくて、
文化服装や武蔵美とのコラボコーナーもあった。
文化服装の学生がシルバニアの服を作るというのは
自然な流れだと思うのだが、武蔵美コラボ絵画は
そうきたか!って感じ。

シルバニアファミリー展という懐かしい&可愛いに占拠された空間で
唐突に現れる絵画!
そのちょっと居心地の悪そうなというか、
端的に言えば浮いてる感じがたまらない。

いや、本当はもっと平和すぎるシルバニアコンテンツの中に
予想だにしないちょっとギョッとするくらい何これ!?な作品たちが
出てきて子供がいけないものを見てしまった、くらいの展開が最高なのだが、そんなもん飾れるわけもなく。

でも、あると思うんだよね、シルバニアを通して開かれる私の心の闇、みたいなの。
欲しかったのに買ってもらえなかった、いつも一緒にシルバニアで遊んでたけど、ほんとは◯◯ちゃんのこと嫌いだった。私だってうさぎ使いたかったのに、いつもモグラしか使わせてもらえない、とか。
そんなん出てきたらゾクゾクしちゃうけど流石にそんなもん置けるわけもなく。

冗談はさておき、何れにせよ武蔵美コーナーを刮目してみよ!なのだが、
なぜならこれがなかなかオフィシャルのPRには載っておらず
会場でしかみることができないから。
帰ってきてから検索すればするほど、言及されてないから愛おしくなってきてしまった。

少しでも雰囲気を伝えたかったので
来場者の動画レポートに一瞬写ってるのを発見。

10分15秒くらいから一瞬出てくるよ!
この一瞬写っちゃった?みたいな感じスゴくいい。

ちなみに我が家には妻が子供の頃使っていた
初代の家があり、会場にもででーんと飾ってあった。
正直すげー邪魔だなと思っていたけど、
もう少し良いものだと思うことにしようと思う。

手作りと言えば、こういう手作りの服とか
小物って売ってないのかな、と思い立ち、
手作りC to Cのマーケットプレースと言えば、
ミンネ!という訳で検索したらめっちゃあった!

例えばこの人ミニチュアのパン、40種類を、
1個150円で売ってる!

ミンネ、奥深すぎ、すんげーよ。
自分にはできない芸当だから、
こんなん150円で売ってくれんの!?
まじで?って感じ。

それと、既製品でも、
シルバニアファミリーという
ブランドを外すと、現代的な様々なドールハウスが
売られていることも知った。

Magic House(マジック ハウス)Shadow Of Time ドールハウス ミニチュア LEDとオルゴール付属 防塵ケース付属 手作りキットセット

しかも安いわりにちゃんとしてそう。

ちなみに物販も充実で、
会場限定商品や復刻商品の先行販売をしているんだけど、
復刻先行販売のモグラファミリー欲しかったなぁ。

モグラが良いって言ってるのに、家族全員に反対されて買えなかった。
まさにシルバニアによる心の闇が生まれた瞬間である。

自分の好きなことを表明すると、気の合う仲間が集まってくるらしい。とりあえず、読んでくれた人に感謝、スキ押してくれた人に大感謝、あなたのスキが次を書くモチベーションです。サポートはいわゆる投げ銭。noteの会員じゃなくてもできるらしい。そんな奇特な人には超大感謝&幸せを祈ります。