単位の思い込み
小学校3年生になったウチの子供。
算数は復習が大事とのことで、新年度初っ端の4月は2年生の復習から始まっている模様。
ふと宿題を見ていたら単位のところを復習していた。
cm・mm・mの違いについて。単位の異なる数字の足し算や引き算の問題を解く。例えば
1 m 20 cm - 40 cm = 80 cm
といった感じのもの。
「あー、懐かしいなー」
「こんな計算、普段使わないのになー」
とか余裕こいて上から目線で眺めていた。
その態度が良くなかったのだろう。
先日仕事で発注していたポストカード。100 mm x 100 mmで頼んだ、つもりだった。
「配達でーす」と配達の人が何やらどデカいパネルを持ってきた。
私は「?」と疑問が頭によぎる。こんなデカいもの頼んだ覚えないぞ、と。
その後もしやと冷や汗を垂らしながら恐る恐る開けてみた。
そしたら、そう10 cm x 10 cmで発注したと思っていたポストカードが、1 m x 1 mサイズのどデカいポスターになって届いたのだ。100倍違うではないか。
あの「100」は mm じゃなくて cm だったのねー、ということに気がつく。こんなミス、どうやって上司に報告すればいいのか。正直に報告するしかないと腹をくくった。久々に痛い失敗をした。
その時、子供の宿題を眺めながら「単位」をバカにした私にバチが当たったのだと確信した。
家に帰って子供にまずは謝る。子供はポカーンとしていたが、私にとっては大事な始末だと心得る。そして心の中で教科書の単位たちにもささやかに謝った、単位をバカにしてすみませんでした、と。
大人になって単位の怖さを思い知る出来事でした。
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