手根管症候群について。その①。

昨日は暑かったですね。
都内でも28度を超え夏日だったようです。

1000円割引券の期限が昨日までだったので、
木更津のアウトレットにいってきましたが、
やっぱり人が多かったです。
久々に行ったので、奥に立体駐車場ができたり、
エリアを広げる工事が始まってたりいろいろ変わってました。

今回は、手根管症候群です。

中年以降の女性で、
親指側がしびれて、
ペットボトルのフタがあけづらくなっている方は、
手根管症候群の疑いがあります。

Cleaveland clinicから
Carpal Tunnel Syndrome.

手根管症候群とは?
手根管症候群は、手と手首の痛み、しびれ、うずき、脱力感を引き起こす一般的な疾患です。手首の中で正中神経と呼ばれる神経への圧力が高まると起こります。この神経は、親指、人差し指、中指、薬指の半分に感覚を与えています。小指は通常、影響を受けません。
手根管とは?
手根管は、手首にある細い管です。車で移動できるトンネルと同様に、手首のこの部分によって正中神経と腱が手と前腕をつなぐことができます。このトンネルの部品は以下の通りです。
①手根骨(しゅこんこつ):
トンネルの底と側面を構成している骨。半円形になっています。
②靭帯
トンネルの上部、靭帯はトンネルを一緒に保持する強力な組織です。トンネルの内側には正中神経と腱があります。
正中神経
この神経は、手のほとんどの指に感覚を与えます(小指を除く)。また、親指と人差し指の付け根に力を加えています。
④腱 :
腱は、前腕の筋肉と手の骨をつなぐ紐状の構造物。指や親指を曲げることができます。

 



上に引用した図を載せました。
手首の骨と、じん帯にかこまれた空間に、
正中神経や腱が通っているのがわかります。


手根管症候群は、オフィスワーカーや工場労働者にしか起こらないのですか?
手根管症候群の人の多くは、オフィスワークや組み立てラインで働いたことがありません。仕事や遊びで手首や手を何度も使う人がかかるのです。誰でも手根管症候群になる可能性がありますが、20歳以前になるのは珍しいです。手根管症候群になる確率は、年齢とともに高くなります

手根管症候群の危険性があるのはどんな人ですか?
手根管症候群のリスクのある人は、指の反復使用を伴う活動や仕事をする人です。手根管症候群を開発するリスクのある動作は、次のとおりです。
・強い力(ハンマーで叩くなど)を加える。
・長時間の使用。
・極端な手首の動き。
・振動。
他の多くの要因も手根管症候群の発症に寄与する可能性があります。
これらの要因は以下の通りです。
・遺伝。
妊娠
・血液透析。
・手首の骨折や脱臼。
・手または手首の奇形。
関節リウマチや痛風などの関節疾患。
・甲状腺ホルモンのアンバランス(甲状腺機能低下症)。
糖尿病。
アルコール依存症。
・手根管内の腫瘤(腫瘍)。
高齢。
・アミロイドの沈着。
また、手根管症候群は、男性よりも女性に多くみられます。
 

手首を酷使する人、
高齢女性、
妊婦の方に多いみたいです。

症状・原因
手根管症候群は、手首にある空間(手根管)が狭くなることで起こります。手根管の中にある正中神経や腱が圧迫されて腫れ、指や手の感覚がなくなります。

手根管症候群はよくある病気ですが、他の多くの手の痛みの原因とは異なる症状を持っています。以下の様に手の痛みを引き起こす類似の疾患がいくつかあります。
①ドケルバン腱鞘炎(De Quervain’s tendinosis)。手首と親指の付け根に腫れ(炎症)が起こる病気です。こぶしを握ったり、握手をしたりすると痛みを感じます。
②ばね指。指や親指の付け根が痛む病気です。また、指や親指を曲げるときに痛みやロック(引っかかり)、こわばりを感じるのもばね指です。
③関節炎。関節のこわばりや腫れを引き起こす多くの疾患の総称です。関節炎は、体の多くの関節に影響を与え、不快感を引き起こすだけのものから、時間の経過とともに関節が破壊されるものまであります。


ドケルバン腱鞘炎は手首の親指側の腱鞘炎になります。
症状は物をつかんだり、タオルを絞るなどの動作で、
手首の親指側に痛みが出ます。

ばね指とは、指に発症する腱鞘炎を指します。
腱鞘炎が施行すると、
「指を曲げて伸ばそうとしたとき、“かくっ”とした引っ掛かりを感じたり、突然弾くようなバネに似た動きをする」のが特徴です。


手根管症候群の症状はどのようなものですか?
症状は通常、ゆっくりと始まり、いつでも起こり得ます。初期症状には以下のようなものがあります。
夜間のしびれ。
②指(特に親指、人差し指、中指)のしびれや痛み。
実際、手首を丸めて寝ている人もいるため、夜間の症状はよく見られ、睡眠中に目が覚めることもあります。このような夜間の症状は、しばしば最初に報告される症状です。手を振ることで、初期段階の症状を和らげることができます。

一般的な日中の症状には、以下のようなものがあります。
①指のしびれ。
②指先の感覚が鈍る。
③次のような小さな作業で手を使うのが困難
・小さなものを扱う
・運転するためにハンドルを握る
・本を読むために本を持つ。
・字を書く。
・コンピュータのキーボードを使う。
手根管症候群が悪化すると、症状はより明らかになります。これらの症状には、以下のようなものがあります。
①手の動きの衰え。
②繊細な動きを必要とする作業(シャツのボタン付けなど)を行うことができない。
③物を落とす。
最も深刻な状態では、親指の付け根の筋肉が明らかに萎縮します。
 


初期には人差し指、中指にしびれ、痛みがでますが、
最終的には親指から薬指のうち、
親指側の3本半の指がしびれます
(正中神経の支配領域)。

急性期には、このしびれ、痛みは明け方に強く、
目を覚ますと手がしびれ、痛みます。

妊娠・出産期や更年期の女性が多く生じるのが特徴です。

進行すると、親指の付け根(母子球筋)がやせてきて、
親指と人差し指で丸を作る「OKサイン」が難しくなり、
硬貨をひろったりするのが難しくなります。

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