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ロッキンに行った。斜に構えた自分が消えた

8月12日に行われたROCK IN JAPAN FESTIVALの最終日に友人に誘ってもらったので行ってきた。

モンゴル800、スピッツ、ポルノ、大塚愛、Dragon Ash、スキマスイッチ、エレカシ…と学生時代に聞いていたアーティストが多く出演していた。イントロを聞いただけで足元から頭の先まで電撃が走るような興奮だった。スピッツが前前前世を歌い出したときは鳥肌がスタンディングオベーションした。

ライブがよかったのは大前提としてあるのだけれど、それよりも「ベタなことは楽しい」というのを再認識した日だった。

会場に着いたときに友人たちと「今日はベタなことをやりまくろう」という話しをした。宣言どおりに夏フェスのベタなことをしまくった。

・同じTシャツを買ってみんなで着る
・肩組んでビールを持って自撮り
・記念撮影のスポットでは必ず写真を撮る
・じゃんけんで負けた人がビールを買う
・メッセージを自由に書いていい壁に「ロッキン最高!」と書く

やっぱりこういうベタなことをやってみるとテンションがあがる。普段の僕なら斜に構えて「あ?真夏に外でるとかバカがやることだろ。冷えた部屋で冷えたビールが最高だろ」とか思うとこだが、やると楽しくなる。単純脳。

大人になるとこういったベタなことが恥ずかしくなる。

「そんな子供みたいなことできないよ」とプライドがでてくるのかもしれないし、周りの若者の目線が気になるのかもしれない。

でもやはり一番の原因は単純に妬みなのだろうと思う。友人がいなくてベタなことができない。そんな思いが積もり積もって斜に構えた目線になっていく。

僕は一緒に行った友人たちとマトモに遊んだのは数年ぶりだった。そんなベタなことをやれたのはその友人たちのおかげだ。一人では絶対にやらない。

でもこれがまた時間が経つと斜に構える自分が復活して「あんなのはインスタ好きが楽しむためのクソ行事」とか思ってしまうんだろうなとも思う。

ただやっぱり共通認識としてみんなが思う「楽しいこと」は定期的にやるべきなのかもしれない。

誕生日には歌を歌って、クリスマスにはプレゼント交換をする。夏は海に行って、冬はスキーをした方がいい。

というかよくよく考えてみれば「夏にロックフェスに行く」という時点でベタベタなことをやっているのか。そうか。まだ思考が若いのかもしれない。

いや、一番恥ずかしい状態である「斜に構えている自分に酔っている」ということに普段の僕は陥っているだけなのかもしれない。

自分では動きだす勇気がないから誰かにベタな場所へ引っ張ってもらうのを待っているだけなのだろう。

うーん、思考をここで一度リセットして生き方を変えるべきなのかもしれない。というかこんなまどろっこしい文章を書く必要なんてないのだ。まだ斜に構えた自分に酔っているのだろう。ただ感想を大声で言えば一行で済むことだ。

夏フェス最高〜!!

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