女性のドキっとする仕草ランキングが更新されました
女の子のドキっとする仕草と言えば「髪の毛を耳にかける仕草」や「上目遣い」などが定番だ。
僕もそういった仕草にすぐにやられる。ラーメン屋行ったときにゴムを口にくわえて髪を結ぶ姿なんてたまらない。その姿を見るために7万払ってもいい。
女の子は存在するだけでありがたいのだか、そういった仕草が加わると崇拝する概念までに昇華される。ああ、神様、異性という概念を生んでくださってありがとうございます。
しかし、今日僕は運命の出会いを果たした。三種の神器である「髪の毛を耳にかける」「上目遣い」「口にゴムをくわえる」に迫る勢いの仕草に遭遇したのだ。
会社に行くときに電車に乗ったとき、座ろうかと思ったのだがすぐ降りるので立つことにした。一駅だけだったので扉のすぐそばに立った。
ボーっとしながらスマホをいじっていると、発車する直前に女の子が乗ってきて、僕と向かい合うようにして扉付近に立った。
広い車内でなぜその子が僕の目の前のポジションを選んだのか謎だ。座れるくらい車内は空いているのに。
「実はいつも僕と電車が一緒で今日は勇気をだして目の前にきたのでは…?」と勘違いしそうになる。
頭の中で目の前の女の子と披露宴をしてる中でウェディングベルが聞こえるくらい妄想が広まっていた。しかし、僕はその子の顔を見ることはできていない。
「ジロジロ見られてマジでキモたかった」とか思われたくないのだ。心が童貞っぽい部分がでてしまう。「一瞬顔を見るくらい誰も気にしないだろ」とよく言われる。
目の前の彼女とハネムーンでハワイに行き、ハイビスカスの首飾りをしてファイヤーダンスを見ている妄想をしているところで僕の意識はとある匂いで現実に戻された。
夏の匂いがした。太陽の香りとでも言うべきだろうか。少し甘ったるさも感じるが海を想像して爽やかな気持ちになる。
目の前の女の子が腕に日焼け止めクリームを塗っていたのだ。
心臓を鷲掴みにされ、脊髄を引っこ抜かれるような衝撃だった。
僕と向かい合っている彼女は腕を伸ばして日焼け止めを塗る。嫌でも彼女のか細い腕が視界に入ってくる。その仕草は猫が毛づくろいするときのような愛しさを彷彿とさせる。
それだけでなく日焼け止めクリームの香りが「女の子」の存在を鼻孔で感じさせられる。視覚と嗅覚を攻めた可愛さのダブルパンチが襲ってくる。
ああ、こんな可愛い仕草が世の中にはまだあったのか…
ただし、女の子が実際にはどんな風に日焼け止めクリームを塗っているのかはわからない。女の子の仕草は僕の想像である。
「なに見てるんですか?セクハラです!!」とか言われたらたまらないので、彼女を見ることはしない。スマホを地面と水平に持ち、画面に集中しているフリをした。(カメラ部分を地面に向けることで「私は盗撮していません」という意思表示にもなる)
だから逆に女の子がどんな顔でどんな服装でどうやって日焼け止めクリームを塗っているのかはわからない。
しかし、逆にそれがよかった。わかならいからこそ可愛いが指数関数的にぐんぐん上昇していく。想像は無限大だ。
ああ、これは可愛い仕草の殿堂入りだわ。
目の前の彼女との子供が生まれ、分娩室で「ああ、俺が父になるのか。これが幸せなのか」と妄想しているところで電車が止まって現実に戻された。
自分が降りる駅だと気付き慌てて外に飛び出した。僕を追い抜いていく電車からは、彼女の後ろ姿しか見ることができなかった。彼女は本当に存在していたのだろうか。彼女すら妄想だったのかもしれない。
日焼け止めの威力は凄まじい。電車で塗るのはマナー違反かもしれないけれど、あれを狭い場所でやられたら男は一瞬でやられるだろう。
しかも今回のケースは匂いと仕草だけでなく、想像もプラスされている。紀平梨花も驚きのトリプルアクセル。はい、100億点。
ということで「髪の毛を耳にかける」「上目遣い」「口にゴムをくわえる」を超える可愛い仕草は、
「電車の扉付近で向かい合って、腕を伸ばして男の視界に入るように日焼け止めクリームを塗る(男は目隠しをして女の子の姿を想像する)」
ということになる。気になる男子がいる人はぜひ試してみてほしい。
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