見出し画像

大人がゲームをガチでやって得たもの、失ったもの

スプラトゥーンにドハマリして1年が経った。こんなにゲームにハマったのは初めてだったので自分でも驚いている。

流行っているからという理由で何気なく始めて見たのだけれど、「スプラトゥーンがない日常ってどんなだっけ?」と思うほどに生活に侵食している。無色だった日常が気づけばインクまみれになった。

職業も年齢もわからない人たちと一緒に大会にでることも
スプラトゥーンをやらなければ関わることがなかった人が大勢いる

スプラトゥーンに真剣に取り組んだ結果、対人ゲームのおもしろさに触れることができ、友達ができ、青春をもう一度味わうことができた。感謝しかない。

ただし、その代償として失ったものも大きい。「スプラトゥーンをやっていなければ人生違ったかも……」と思うこともある。これ本当に。おおげさではなく。

XP1300から2200まであげた
ゲームの強さと引き換えに、膨大な時間を失った

この記事では、そんなスプラトゥーンによって得たものと失ったものをそれぞれまとめていきたいと思う。内容を決めないでババッと書いていくので、自分自身の気持ちの棚卸しも含んでいる。


※ この記事はSplathon Advent Calendar 2023の6日目の記事です

得たもの

友達

これが最大のメリット。スプラトゥーンのコミュニティに属することで、大人になってひさしぶりに友達らしい友達ができた。

数ヶ月に1回は集まっているチーム

年齢があがってくると、メリット/デメリットで人間関係を考えてしまったり、仕事と結びつけてしまったりすることが多くなってくる。

また、地元の友人と話す内容も、仕事や仕事の話が自然と増えてくる。(悪いことではないし、嫌いではない)

しかし、スプラトゥーンを通してできた人間関係はそれらとは無縁なことが多く、周りにいる人たちがなにをしているかすら知らないことが多い。

「どんなことでも相談できる」という深い人間関係ももちろん大事なのだけれど、脳を空っぽにして「このスイーツ美味しいね」だけを延々と言える人たちが身近にることに価値があることに改めて気づいた。

青春

スプラトゥーンはコミュニティ発信の大会が熱い。非公式のコミュニティ大会で参加者が50人とか余裕で超える。10人の大人が予定を合わせるだけでも大変なのに……!

参加者の熱量も高いので、「あいつにだけは負けたくね〜〜!!!」というような対抗心がメラメラと湧いてくる。決勝にいったときには、緊張で手は震えて背中には冷や汗をビッショリとかくほど。

こういったワクワクと緊張を含んだ感情を大人になってから味わえるとは思ってもいなかった。

notionで作戦をまとめることも

また、4人でやるチーム戦なので、話し合いをする時間も長い。チームによっては深夜2〜3時までミーティングする場合もあるほど。

チームで勝利を喜んだり、ぶつかったりする時間は部活のようであり、青春そのもの。こういった時間と空間を楽しめるだけでも、プレイしてよかったと確実に言える。

ハマらなければ見えなかった世界

スプラトゥーンをやる前は、『ゲームのアップデート』で一喜一憂する人たちが謎だった。格ゲーなどで、「〇〇のパンチが1F遅くなりました」みたいなことで炎上するのが理解できなかった。

ただ、今ならわかる。自分がゲームで積み上げてきた強さが運営によって、一瞬で崩れてしまうことがあるのだ。微量な設定変更でゲームの根幹が揺らぐ自体にもなる。

熱心に取り組んでみたことで、ゲームに対して感情を揺らす感覚を理解できた。オンラインゲームのおもしろさとそれを支える運営の難しさが垣間見えたのは良い体験である。

失ったもの

膨大な時間

ゲームにハマった人が誰もが一度は思うこと。「別のことに時間を使っていれば」は誰しもが通る道。

膨大な時間は確実に失った。もうこれはどうしようもない。どうしようもない。どうしようもない。どうしようもない。

口の悪さ

1人でプレイしているときに、「は?味方使えなすぎるだろ」などと言うのは当たり前で、罵詈雑言を吐いている。ここでは書けないくらいの罵詈罵詈雑言。

「インクで壁を塗るの楽しい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と思っていた頃には戻れない。画面は明るいインク色になっても、心だけはどんどん黒くなっていく。夢見る少女じゃいられない。

彼女

彼女と別れた。スプラトゥーンだけが原因ではないが、スプラトゥーン > 彼女になっていた部分は確実にある。一緒にいても「帰ってスプラトゥーンやりてぇ〜」と思うことが多々あった。完全にクソ人間。(マジレスすれば、別れた原因はもっと他にあるのだけれど)

こういった「ゲームによって人間関係が壊れる」話は、自分だけではなくけっこうあるあるのようだ。何人かに話を聞いてみたところ、以下のような意見をもらった。

  • ゲームをやってる人から聞いた話

    • 同棲している彼女にキレられた

      • 「家で他人とずっとオンラインで楽しそうにしているのがムカつく」

      • 「単純にうるさい」

        • などなど

  • ゲームをやらない人から聞いた話

    • 自分が妊娠しているときにパートナーが誰かとゲームを楽しくやっている姿を見て◯したくなった

    • そもそも大人が長時間ゲームをやること自体が信じられない

そりゃそうだよねって感じではある。

スプラトゥーンをやっていなかったら、もしかしたら別の世界線もあったのかもしれないなーと思うことはある。

デメリット大きくね?

スプラトゥーンで得たものも多いしまとめてみるか〜〜〜〜〜!!!!!

と思って意気揚々と整理してみたら、予想以上にデメリットが重くて自分で笑ってしまった。あれ?これ、もしかしてスプラトゥーンやらないほうが良い人生だったのでは……?

ただ、やはり友達ができたり、青春を味わえる機会が得られたりするのはありがたいことである。

なんにせよ、なにかにハマるということは、メリットデメリットがつきまとうものである。

うーん、最後なんかうまいこと書いてエモい感じで終わらそうと思ったけど、無理だったな。マイナスをカバーできる能力が私にはなかった。

結論:スプラトゥーンはやらないほうがいい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?