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小学校デザイナー。/1.大好きに囲まれた仕事です。


小学校で働く、多摩グラ卒のデザイナー

初めまして。megkmitです。
私は美大を卒業した後、子供向けアプリのデザイナーとして一般企業に5年ほど従事し、現在は常勤講師として小学校で働いています。
勤務先の小学校では、私の主な業務である学習支援の一環として、掲示物や教室のサイン等を作る許可をいただき、授業時間外の時間で、様々な先生方から頼まれたものたちをせっせと制作しています。
自分の中では勝手に、◯◯小 デザイナーと自らを名乗っていたりして。。(非常に厚かましいですが笑 他の先生からそう言っていただいて嬉しかったので!)

私はこどもが本当に好きで、こどものためにデザインされたものを見たり、作ったりするのも好きで。
学校でものを作ると、
自分がデザインしたものを使い、楽しく学ぶこどもたちの様子を間近で見ることができます。
大好きな、こども×デザインその両方に囲まれ、専門性を活かしながら小学校で働く。
多分私のような働き方をさせてもらっている人は割と珍しいのではないかと思います。ものすごくありがたいことです。

そんな私の仕事を少し紹介させてもらおうと思います。


小学校デザイナー、こんなことをしています。

デザイナーとしての仕事で一番多いのは、教科担任の先生からの授業などで使用する教室掲示のデザインの依頼に応えることです。
特によくご相談を受けるのは音楽です。
音楽の授業では、音楽の先生がこどもたちに、「喉の奥を開いて」や「おでこのところから遠くに声を飛ばすイメージで」など、イラストがあるとよりわかりやすくなるような指導をされることが多いためだと思います。

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軟口蓋という喉の上側の骨よりもう少し喉の奥に柔らかい部分があります。そこに冷たい息を当てるようなイメージで息を吸って歌うんだとか。

一緒に働いている先生は、ものすごく深い音楽への知識と、膨大な指導経験をお持ちの方です。
先生のご要望をヒアリングしていると、こどもに効果的に指導するための
たくさんの工夫やポイントをうかがった上で、デザインを提案することができるので、すごく勉強になります。

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鍵盤ハーモニカの指使いの説明イラスト。教科書に合わせ親指はどんぐり、小指はそら豆の色。


大手広告代理店で鬼のように働く友達に会って気付かされたこと

話は変わりますが、つい先日広告代理店で働く友人の結婚祝いに友人宅を訪れた時のことです。

デザイナーとしてのキャリアを着実に積んでいる彼女は、デザイナー業界ではまさに花形・エリート街道まっしぐらなのですが、私の今の働き方を聞くと、すごく羨ましそうに、

「私が普段作っているものは、ユーザーから私までものすごく沢山の人(クライアントやディレクター、競合他社のデザイナー、マーケッターetc.)が間にいるから、全然誰に届いているのかが見えないのね。Mちゃん(megkmit)はユーザー(こども)が目の前で喜ぶ姿が見られていいね。」

そう言ってくれました。

彼女にこう言ってもらえる前から、楽しく働いている自覚はありましたが、本当に恵まれた環境で働いているということを再認識した出来事でした。

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instagram:https://www.instagram.com/megkmit_gakko.illust/
twitter:https://twitter.com/Kodomo_toDesign

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