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2022年「寅年」相場について考えてみた

今日は1月17日。
27年前の阪神大震災に想いを馳せながら、これを書いています。

とは言え、最近は毎日がバタバタ。というのも、仕事上での部署引越と、プライベートでの引越が重なるというまさかの事態が発生し、平日も休日も引越準備に追われています。

という中で、前回の記事の続きを書きます!


今日の記事のサマリーはこちら。


◆2021年経済の振り返り

ではまず、2021年を振り返ってみましょう!

○株式時価総額
18兆ドル(約2000兆円)増加、過去最大!

○日経平均終値
28,791円
年末終値としては、32年ぶりの高水準!
1989年バブル期以来。

○M&A件数
4,280件、過去最多!(1985年の調査開始以来)
前年比15%増、
これまで最多だった2019年(4088件)を上回る。

○M&A金額の合計
16兆4844億円(12%増)。
小規模な案件が増えたことで、1件あたりの平均額は3%減の38億円となりました。


◆2022年はどのような1年になるか?

では、2022年はどのような1年になるでしょうか。
一言でいえば、相場の変動が今まで以上にありそうな1年になりそうです。
前回の記事で書いた通り、アメリカは、今まであった毎月1200億ドルのお小遣いを減らして、早ければ3月には0にします。そして利上げも開始予定。さらに、今まであげていたお小遣いの回収もするかもしれない、と言っています。

そしてさらに。
2022年と言えば、主要国で選挙が相次ぎます。

<2022年選挙予定>
3月:韓国大統領選
4月:フランス大統領選
5月?:オーストラリア大統領選
7月:参院選
秋:中国共産党大会
10月:ブラジル大統領選
11月:アメリカ中間選挙

選挙結果によっては、マーケットにも影響が出ます。
ここで、今までの「寅年」は、どのような年だったか、振り返ってみましょう。


◆今までの「寅年」の相場は?

今までの寅年は、どのような相場だったのでしょうか。

▼1950年(-7.3%)
朝鮮戦争勃発

▼1962年(-0.8%)
キューバ危機、東京タワー完成

▼1974年(-11.4%)
田中角栄首相が辞任、佐藤栄作がノーベル平和賞を受賞

△1986年(+42.6%)
金融緩和でバブルへ。

▼1998年(-9.3%)
日本長期信用銀行、日本債券信用銀行が破綻。

▼2010年(-3.0%)
ギリシャショック。中国がGDPで日本を抜く。

寅年の相場格言は、「寅、千里を走る」です。政治や経済で波乱が起こりやすいとされています。実際、前述した通り主要国での大統領選も多いですしね。

今年の相場は、今まで以上に波乱が起こりやすいことを念頭に置きながら、運用をする必要がありそうです。


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